Title パンタレオニ氏と經濟學の基礎概念 Author(s)

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パンタレオニ氏と經濟學の基礎概念
松岡, 孝兒
經濟論叢 (1927), 24(4): 753-766
1927-04-01
http://dx.doi.org/10.14989/128523
Right
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Departmental Bulletin Paper
publisher
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開 閉 皐 事
吊 大 怖 博
教授文皐博士
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海軍制限に闘する水闘の世議・益法串間土
抱肌常処い吋
プルゲン氏の諸枇笠主義評論敬授法弔問博士
教授法皐博士
産業ごしての林業¢本質目-政投ア山 γ H
録
バンタレオニご経済事基礎概念・純情刷工
印度の雨
雑
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辛子曹団陸自......月四,I~ 三士事目白書
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レオニミ経清亭の基礎概念
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ρンタレオニの理論的方面のみに限る
松
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υ府貝際・経済問中者に就いて論守るこごが恰も薬局に於
﹁自分は諸若が、如何なる経憐事一阪に私が扇L て居るかピ尋ねるこ正、一応ム。ニのこさは経済
P2523M5523SEa-) 正いふ講義の胃一闘の言葉である。彼れはいム。
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在日 ι
於て試みた﹃経済向学者聞に於りる主張の相違仁闘する特質に就いて﹂(ロEE
いふこ芭である。この紬につい一 1興味あるのは一入九七年十月二十三日、彼れがヂュヰ1ず大事に
の、郎もハンタレオニが彼れの理論経済事の基礎概念を如何に構成L・如何に展開せしめたか正
問題己するのは其の理論的方面 ψ 一部ではあるが・しかし最も重要なるもの、一正考へるどころ
守、また共の影響するごこゐも同一でないピ考へるからである。しかし術は厳密に云へばこ、で
費展を試みなかったごいふわりではない。唯理論的に見て同一の才 yヂナケぜ有た
す べ き 理 論の
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o 勿論、それは彼れが此等の方面仁注目
面例へば臆用経済事、財政事等に関しては今は綱れな v
こ、に取扱はんどする謝象は、経済平に於りる
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撃者に謝し﹂しいつも提出される問題である
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ハシタレオ一:と組前郡山基咽概愈
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付品鶏口聞のやうにできるならば・随分便利なごピである。こμは加盟臭化物であるごか、あれは
設
と組誠事。基礎概念
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第二十四世
b E凹
第四抗
四
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レオ-一の経隣凪干に於りる基
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アωそれに移h・後年に於てはまた漸弐リカアドに復日開[氷ったニ己を描ぺ
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新に原論を畿表するの意思を有ってゐたらしかったが途に之を見るに歪ら字、従って一人九四年
入八九年に初版を一八九四年に第二版を出したが、廿背後、増版きれなかったむ後年.彼れは真に
) の殺表後に限るこ己により輯︿桝究をす、めてみわんい I,こ思ふ。彼れの純紳経済学原理は一
宮P
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の吟味をば彼れの基礎的蹴念の展開の後宇期、帥も一八八九年純粋経瀦等原理 (
た
。 L かし貨際その通bでゐるかy
-うか?犯はこ、で問題を一見に限定するこ己によち、帥もそ
*ネ
私淑し、共後
礎概念仁就いては、ロ"ノヤ仁よって私は己仁、大凡の傾向‘郎も初期に於てはy ヵァーの亭説に
こ、に問題どするどころもま北自ら了解せられるからである。バ
この謎はいったい如何に解すべきであるか? 革L此等的言葉仁劃する見解の如何じよって、
ない酬宇一蹴己の二つ L かない己いふこご、岡じこごである・:﹄。
持
がないごいふこごを述べたなら驚︿こ=でゐらう ο-﹄れはまた、経憐品 を識って居る聞申日以正誠ら
私の柴局から出すものは卒凡ではあるが一つ Lかない to諸右はまた私が経積率者に率汲なるもの
されるから、もはや他の一新しい主義を必要ごしない o私は如何なる事訴にも崩するものでない。
た正すれば、すべてのものは恰も一の原理からその必然的蹄結を得るやうにこの主義から剤、。出
か、或は膳史波であるぜか、数理一蹴であるごかごいふやうに。・:・もしも其の主義が奥へられ
重放酸曹達である正か、これは正統仮経済事者であるピか、ゐれは枇曾主義経隣皐者であるご
ハYタレオ
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ιて 之 を 窺 ム こ さ を 得 る に 過 ぎ な
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後の彼れの経済事に就いては、彼れの残じた論文集其他を週
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拙稿;バシタレオ=氏業績由刷願(本誌停三十一巻第一説)
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ぃ。以下花は
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便宜上まづ彼れが所謂主御事仮ご客槻間学一蹴ご仁謝して如何なる交渉を有ってゐた
かを述べ、突に均衡準一版印もロ 1 ザ yヌ皐波ごの聞係を解剖して見やうど思ふ。
ι
先づ主御率波郎も墳太利聞甲板古彼れごの関係を見る。彼れは此の曲中涙に針
その純梓経済準原
理に於て苛旅な批一砕を加へてゐるが(例へば 41 ム・バ p z p
クは猫襖以外のことは金︿知ってゐ
ないご述べたるが如、百)、賞際その構組及梼怨の基礎に於ては多(の類似を有つ o純粋経済観原
理の機械に於ける軌心は限界誓加の現一論である。彼れがこの理論合成魔仁割す邑鋭え十によー
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レォ=が限界放用競合ば本質的に認めて居るにも拘 一
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法則から出畿せしめ、抽明太利率減ピ同線、その最も大なる優位を主凱的衛館に輿へて居るこぜ
は、何人も疑はg るぜこんである。 L かし乍ら他方に於て此等二者の聞に相違がない己いふわ付
ではない。就中、最も注目すべきはパ
1j之に謝し填太利皐一献が奥へたやうな改革的な重要性を奥へなかったごいふこごでゐるじ換太
苑
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銘四蹴
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時
刺率一訴は今日極めて廃︿認められてゐるやうに、煩値に閲する主観的な見方がらす Z限界放用的
理論を基礎正L、経済事をばこの会︿新しい基礎の上に建設して、従来の古典減極秘的中なるもの
をば全然地に委L てしまはうごする立場をごって居るに反L、メ -Jタ V
オ-一は之ご回調・り、その純
粋経済学原理に於ける理論的展開は菅に主制倒的倒値に優位を輿ふるのみではない I
、更に古典減経
済串の生産費設をも英の中に r b入れんごするものであるけ彼れの生産投設に劃するこの関心は
第二十回答
、
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τのみではない。前掲﹃wm済晶玉唱聞に於りる主張の相違に闘する特質に
バシタレオ昌之粧掛阜の基醐艇志
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その純粋艦山草原理に於
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第二十四谷
七五六
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守、,団司幡師
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場合ご相反するやうに思はれる o郎も表面的には古典準一阪の設を採用して居るが事賞はさうでな
純粋経済皐原理に於ける彼れの古典準娠に劃する閥係は、大健に於て恰も塊太利曲学仮に劃する
客槻血干減就中リノカアドの経済事を如何に取扱ったがを遁ぺる。
ザ yヌ皐振正の鯛係に於
τ逃ぺるニ己、し、以下主ごして純粋経済準原理に於τパ/タドオニが
るこごに於τ彼れが客削酬率誠に接近してゐるからでゐる。この後の場合に就いては私は之をロ 1
し、純粋経済平原理の後に於ては、彼れの基礎概念は若し︿経済的均衡誌に傾いτ居 hJ・が︿す
全然特殊なる見方によっ
τ行はれτ居 h、従っτ此の貼に於て慎重な吟味を加へなければならぬ
を辿らう。重ーなの見るごころ仁よれば、純粋終憐準原理仁於りる彼れの客削酬率仮間半訟の採用は、
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m理 仁 於 て は 如 何 ? 共 後 に 於 tは 如 何 ? 以 下 順 次 そ の 跡
何にし t行 は れ た か ? 純 粋 経 済 皐-
綜合するこ正によっ
τ其の経済皐の基礎概念を構成せんtfるものである。然らばをの綜合は如
er折衷的に取扱ってゐる、印も二率一阪を統一
彼れはか︿の如き貼に於て主観事涙己客観酎字減t
τゐる。
し・リカアドの理論は今日もなほより傭張されたる限界及び細部の修正によって存在するご論じ
就て﹄どいふ論文中に於
τも亦、ソカアド経焼事から現代ω経済事への進歩は一の準化である己
パンダレォ?と細済皐白基礎概念
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い。彼れが般倣論仁就t此等雨血千振に謝してなせる大腸なる綜合の中に、主観的半減に謝してはそ
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苑
の限弊放周読をそのま、採加して居る仁も拘らす古典卒採に封してはその煩仮設にある修正を試
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Pantaleoni-Erotemi d
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脅
通
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みた上に於て填太利由半減に謝立せしめて居るが如きこれでゐる。
今、煩位決定に就いて古典問中派就中 P カアドは如何に考へてゐるか? またパンタレオニはリ
カアドのこの考をば如何なる視角に於て見、また如何なる修正によって、彼れ自らの伺値論仁志
b いれてゐるか?
τ、
端的に云へば、 yカアドは﹃貨物の慣値を左右しなりれはならないものは.生産出費でゐつ
商品の連鋭的分量に調し、奥へられたる時
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七五七
第四就
力説
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目
供給ご需要己の比例ではない︺ごので貨物の債格が、供給の需要に謝する比例若︿は需要の供
給に劃する比例によって定まるこごを以τ説謬であるごL、酬明値の決定は貨物の生涯に費された
る労働量の多少によって定まる正いふ。持
バンタレ才-ではニの設に調L 純粋経憐平原理に於τ 臼ふ。回問椅は﹃需要ご供給正の聞係によ
る。詳し︿云へば﹃交換煩値印煩格は需要ご供給ごによ b定まる。需要なる言葉に上って漣鎖的
に増減する財の限界放用の尺度を示し、また、供給なる言葉によって任意に寅 b放ち得るきうい
ム財の分量を意味するならば、吾々は需要が増加すれば債格は騰貴し需要が減中れば債格は下落
却も﹁同情格は
0
する、:::・同様に・・需要がそのま、でゐるごL供給が増加する時は腐椅は下落し、供給が
滅する時は煩格は騰貴するごいふ﹄
第二十四巻
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し得る財の分量によ
及び場所に於て存在する放用の大苫 t.bか、る時及場所に於て任意に蕗 RT
.ハシタレオ一?と組済阜の基礎榔愈
五
号陪.
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τ決定せられる。換言すればこの二つの要素が最も近いまた充分な決定要因でゐる﹂ Zo郎も
苑
彼れはリノカア﹁の供給方面のみを宣秘する仁封し需要にもまた等し f童心を置{べきこ
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しでゐ品。
パ yタレオ昌と紐隣国申白基礎概念
第二十四巻
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七五 λ
第四親
夏仁ま化、生活開設なる言葉について P カアド Z ρ yタレオ 一ごの考を見る仁、まづリカアーは
彼れの原論に於τ衣の如︿いふ。
τの貨物 l │ それが製造品であらうピ鉱産物であらう言、土地の生産物でゐらうご世間
﹁すべ
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は守1 1の交換制備は常仁::・:-最も不利なる事情の下仁於て、ぞれ等のものを生産し続︿る人
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dカアドの訴︿生産費は、その貨物を生産するため仁費消され
々仁よって英生産仁必然的仁出資された労働仁よって左右されるのでゐ
τ蹴なる如︿、
之によって極め
た拙労働によって示 3れる客糊的最高生産費である。卸も訴要者側の主制的問問慣又は消費者側の致
Vオ品は生産相茸を以
用でな︿‘生産者が最も不利なる朕態に於τ生産する仁際し費抽出せる持倒仁於τ説明せられる。
τ ﹁財を得るために受︿る犠牲叉は苦痛﹂の意である=し、
然るにハンタ
﹁
こω犠牲は桶与の形公示す。例へば、狭義に於ける勢働、用心深い注意、預見.直接享楽に劃
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専
する節欲等でゐるが、締憐率的に云へばかういふ形はいどうでもいい。それ等はすぺて拙労働、費
用、苦痛 E いふやうな概念の下に合まれる﹂ごし、生産拍買をば極めて庚主意味の幡宮働な h 芭解し
てゐる。
限界放用
彼叫いは生長費なる言葉 ぜ
e か︿意味するこピによh、更に一轄して此の意味の生産投 Z
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五
ぜは同一であるご論じ、此意味に於 生産費全ば限界致用 Z共に優位論に zhいれてゐる。例仁
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よって之を示せば次の如(である。食物の欲望に件ひ増減する漣縞的な苦痛の段階がある E仮定
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.P. 150 期皐士課本 99頁
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切
除
蹟
し、奥へられたる欲望に臆十ゐ財の基準分量がある正する。今、その食物の欲望に就いての段階
が入倒ゐh ごし・これに勝十る入怖の増加分がゐりごする o 此 の 場 合 第 入 棺 加 分 の 致 用 は 、 も [
其持分に真に第入増加分を加へる Eすれば、此ω第八増加分を有って居る人が之を失ふことによ
o卸も何れの場合に於ても其の致用は欲望の第入段階に臆十る快楽的品川量に等
L f、そ
って生守る苦痛か又は第七増加分を布って居る人がこの第入増加品川によって得る快威によって測
定される
してそれはま柁快戚又は苦痛の例れの言葉でも言ひゐらはきれ得る。
衣にまた則の靖加分の獲得には栂々の科皮ω苦痛があ h得るけれども、立(の致用の尺度たるも
のは、其官痛のは恥少単位でなりればならないさ説き、再糊してこ、に数用己生産品質ごが同一であ
ω如︿いふ。
るさいム駄に論及して次
ι、 もし一物又は同質的なるゐる分量.例へば前にのぺた食物の第入増加分古いふや
﹃でめるか
うなものが勢働の基準分量例へば二時間の拙労働によって得られるならば、その二時間ω拙労働││
或は箪んその二帥間が請す犠牲ーーは共増加分の殺則の尺度ごなる。此の意味に於て生庫費は致
用正一致する。従ってもし、一物が他物の犠牲によって獲得されるならば、五日々が犠牲古する其
Zc
エドニー
の財は他的財の費則又は債格記なるものであって、こ、に財の費用は共の則の最終費用正一致す
る﹄
MAybyvオユの考を要約すれば、凡岳苦痛己快戚正は同じものであり、
七五レオユと蹴済観的基礎蹴愈
停二十四巷
七五九
第四腕
一
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以上述べたる
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トは勢働仁よって受︿る苦痛正勢働によって生産される尉から奥へられる快戚ピが相等しき時に
設
ベ ン タ レ オ 一7と組出事由基礎概念
第二十四番
じ六O
出凶抗
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認むべき駄があゐのではな
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らうが?例言一すれば、バンタレオ品の如(生産費を
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L、此の雨者が耐嗣値決定に於τ恰も銚の雨況の如︿作用する吉見るが如き閥係にたっ考が越ばる
主制事訴の新酒 Y
盛らん=するよりも、生産投ぜ致用正を以て其の本質に従ひ相出現れるこ要素=
ば殺則の同義語正解し、生産費ω内容に封して古典準波仰統の古測を捨て.之に代ふるに昨rf
こ正に、ょ
の意味を奥ふるこごによって雨者を統一せんごするよりも、寧ろ此の雨者の湖和的機構を試むる
糠が畿日成的に見τ生産費、致用の雨血干説の調和にゐる限h、生産技 E致用 tの概念に制到して特定
努力は今日迄決Lて砂Ltじない。しかしながら、か︿の如き場合に考慮すぺきは什却の努カの日
J
凡是理論上、生産品質 己致用ビの概念に叫到し、同時に供給ピ需要ごω健件の下に総合せん正せる
ばなら凶。
b. こω測定が消曲賞者に於てな 3れるご解する限'りに於て.ヲカアドのぞれ Eは崎別品机なけれ
バンタレオ-一の用ひて以て放用記同一な b t解せる生産技は、上述せる如主主抑的打痛費用での
か︿の如き見方に於て生産費的意味は . 9カアドごハンタレオ-一ごの一間に於℃相回調。、従つτ
に錯してなされるす寸ての提言はまた同時に移して生産費にゐ工はめられる。
吉、なる。従って生産設は殺朋の最絡段階を説明するための別稗でゐるごいふ 4ごにな h、前品川
於て、その勢働を中止するこ正、なり、またが︿解するこごに於て生売費ご殺加どが相等しきこ
ヨ
主
Vタレオ-一の此の駄に就 T の論理は極めて鮮かでゐるが、
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べきではなからうか?要するにパ
o
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.
話
かしその内容に歪つては深き反省を件はY るを得ない
.
同様の混同は、 Pure Economics. P
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8 にも !
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・あらはれてゐる。
持
苑
最後にパ
Y タ Vオ
-一は uldvyヌ皐減印所謂経隣的均衡問地干減に謝して如何なる閲係にたっかを
見ゃう。
彼れご民義に於ける-︼ω間半減ごの閲係は、 一営に彼れが此の事振の人々に師弟関係争﹄有つのみで
e
- の基礎断念たる経機的均衡に特純なる閥係にたつものでゐる。経
ない。彼れ自身も亦、 此の忠一 似
o
業後に肘て彼れ的経糖血干の
済的均衡の思想は己に純粋経梢製原理に於ても取扱はれてゐるが此時代ド於ける彼れの経済撃の
中心問題は限界放用説にあったこ正は己にのべた如︿である
中心は断︿経掛的均衡訟を重要組し来 b共の限りに於て限界致用説に奥ふる優位は漸︿其濃さを
τゐ
薄暗てゐるやうに忠はれる。 経済的均衡設に劃する彼れの見方は、 四つω立場に於τ行はれ
、
τ経憐皐ω絶品割的基礎概念な h E見る立場に於τ観察するものでゐ h
る o其の 一は此識を以
-}ω
概念が結局放用説ピ同
内二は之正反謝じか︿の如き立場を否定するものであり、 其の三は
、
一致するご見る立
の結川市に蹄するもの吉見る立場であ h 最後の第四は此の設が生産費の理論ご
ν
場でゐる。
まづ第一の見方、郎も彼れがヨ﹄の経済的均衡訟を以て他のものに調し絶劃的傾備を認むる所以
第二十四谷
グォ
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第四観
vz、メンガアに劃して以
七六
,
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は、数用や費用の如きものは経済的均衡の決定に関係L来る多︿の住件中的一の要素仁過ぎな
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ハシタレオニと純済与の基礎蹴愈
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ご見るからでゐる肘彼れはこの見地から 7 w一プス・戸レト、
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yvャーをば最も卓越せる経済事者tLtあげ、之に反してデ
説
川ンダレォ?と部構皐の基礎概愈
第二十四巻
七六
第四蹴
僅にリカアド間半減の人々芭共に経済事の先駆者正しての名容を奥へて居るに過ぎない
一五六
結局この
10
ω上より見て最も多(の要素を合んでゐるごい
見地に於て彼れは・経済的均衡が艦橋現象の認識
ふ粘から、換言すれば-﹄的理論が経済的機構の被雑己多方面ごを説明するに最も泊嘗でめる己い
ふ勅から、之を以て純情且干の絶調的基礎概念t見てゐるピいふべきでゐる。
然るに彼れはまた他ω方面に於 1、致用設の重要を設吉均衡平訟に批難を加へτぬるポ郎t彼
τ
れは均衡串仮の大成者正目苫る、バレトの死に際しての同銀銭に於 、パレトが一入九七年の経
梼原論﹁円E司志向。ロ OB
花宣告﹂主に於ては心理準的研究を採用して居るに拘らす、英の級経済要
τは会︿之を拾て去った EMZを批難し、一具に、経済的均衡読が
論(云SEZι-onOD55官ES)に於
品川用設に比し、よち多︿要素を t b入れて居るこ己により、すべての複雑なる経務的現象的相
互依存閥係をば表現してゐるニ正は認むべきであるが、しかし機械的均衡ω考より向後 Lて慾望
003t之を妨﹁る障問附 (ogznF) 正 の 相 調 和 、 相 平 均t るごころに均衡貼を見出寸此の均
(問
衡の思怨を中心に泣f経済的均衡の見る己こ λは、畢覚、表断的な現象形態ωみでゐって真仁深
︿その現象の闘って来る凶向を説明し得ない。之に巨体し掛川用詑は最少の努力仁よって最大凶殻果
hm畿Lて、﹁何が放に﹂
をあげん正する偶人心理にその前提を泣き、この極めて明瞭なる事 -MR
よ
ごいふ経済的活動の本質を一部副せしめるものであ h、此の意味よ'りしてよりよ︿今日的経積率の
傾向の認識に姿告白して居るご論じてゐる。
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第三の場合、削も彼れが均衡設正数用説正が完全に近き一致に蹄するものであるごの考は、﹁経
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憐準史研究を必要ごする理由につい工﹂なる論文に於て翻取せられる o それによればもしも経済
事を以て力事の示す準設の如︿組みだっる時は、刷慣値概念の表現は印もカである o ぞれで経済事
を以τ儒値の拳 Zして鰻系づけるならば、快戚セ最大仁L苦痛を最少ならしむる後求によって共
の経済的活動を鋒む人々は、一の均衡鮎印も快戚正持痛ごが相均衡する迄その運動を機泌する。
従っτ正しい意味に解せられる快楽主義は、その数周仁よって常に均衡を見出すものであ b、こ
の意味に於 1効用説ピ均衡設ごは不可分ご見るものである。
最後に第四の経済的均衡が生産投の理論によっτ説明せられるごなす考へ方は、論文﹁経済事
の定義﹂にあらはれてゐるお叫それによれば・経済的均衡ご債依論正は同じものである o唯経済的
ζごは郎も、生産投の理論が経済的均衡を決定するご
均衡の理論が俊展すゐ以前仁一於てこの均衡の思忽はE常痕値によって、正常使備は生産品耳によっ
て説明されてゐるピ見るもので hる。この
第四観
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以上四つめ場合を見る仁まづ設も注意を要するは、第二のバレト仁なきれたる批難でゐ品。し
第二十田容
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かし、彼れがこの経憐的均衡設仁調し数矧説の重要を主張したニ芭は、所繭経済的一般均衡半減
τ均衡紋態に置き得
仁謝して加へもれたる批難であ h、示唆であっτ、之を以て彼れが室然経済的均衡を否定しτ居
τ、均衡現象ピ共に不均
る正断言するを得ない。彼れが論文﹁若干の経済動態現象につい工﹂に於
ングレオ?と組消原由基礎蹴愈
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衡の現象舎も認めたのは、郎も彼れの立場がパレトの如︿経済現象をばすべ
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るものご見るご異 b、経憐現象中には a結局始めの均衡又は始時のに近い均衡に困蹄し来る現象
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ハンタレオユ企蝉憐由申の基礎概念
第二十回答
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、 M,結局、漣紋的な動揺卸も無制限に不均衡を絞りる現象てがあるご見るのでめ一って、此の第
7 1 V ヤルの如︿官官
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w山村恥慨に属ずるも的でめh・換言すれば正の均衡をば
一石駅銀事質が経済現象を究むる上に重要なる位匿を占めて居 h、従ハノτ、彼の考仁よれば、そ
の経済的均衡は
挺糖現象のすべてに感性しめん正するものではなしに、ある特殊なる場合に於てのみ││ぞれは
需要供給の閥係ω如き重要なる場合のものである-﹄芭は勿論であるが││経済的均衡が成立する
正見るもωでゐる匂従って賞際.全然、均衡設を排するものであるごは一古へなレ。否、寧ろ特殊
バ Vタレオ-一の経済的均衡梨振に岨到する見方四つのうも、その否定
的ではゐるがこの鰹滅的均衡ω蹴岱こそ・純粋経済事原理後表後に於付る彼れの経済学の基礎概
念でなかったか?
以上越ぺた Zニろによh、
ιれ得る
説ω立場が説明せられたごすれば‘後ω三つの場合は結局、第一の見方によって代表せ
o第三
正いふニごは、極的て容易に首肯せられる。印も第一の経済的均衡が間半に放用や費用によっての
みでなく、これらのす︿τのものを要素乙して成立するごいふ立場にたっ結に於τでゐる
の数則説より見るもの、第四の生産費の方繭よち見るものも、夫ーに存在理由はないuZは思はな
ρ yタレオュは、其純粋経済血平原理じ於
τ認めはしたが、しか[、貫一重要さは限
いが、結局に於τ第一の場合の一而的考袋ごLてのみ其債値は認められるに過ぎないご思ふ。
畢覚守る仁、
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界放用訟を去るニ正極的て遠かった経済的均衡の思想をば、ある制限の下仁於 其後に於りる彼
れの基礎概念ごLhHこどは否U べからざる事買でめるご思品。
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五
以上に於てバンタレオ-一の理論経済事の基礎概念が純粋経済準原理を接表した時代‘及其後に
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於 如何なるものであったか、また其の基礎概念が古典準娠、限山抑致用事振及経済的均衡率一以芭
如何なる交渉を一伺ったかごいふこごω大健を遮︿た。周み C同一肌二入九七年の彼μ山言説郎ち、
﹃経済事者には耕一似なるものはない。ぞれは縦済事を誠って腐る血干減ご識らない半減己ω二つに
蹄右する﹂己いふこ正は如何に解すべきであらうか。
τ、彼れが古典的理論じ維持L ゃうご或は均衡ω理論を認めやう
或は経脳的機構り如何に就い
ど・彼れが奥仁認めたぜこんのもωは一の快加点主義的経済半あるのみでめる正し、彼れを以て主
V才ニについては彼がが︿ゐる正信じたこど、、震際
翻主義経隣町中訟によって経駒山学訟を統一せん正するも仰でゐる正する諭岩がある(ヂ1 ド、殊に
ピケl叫如、き )此
0 制的論者はレふ。バンタ
彼れいがい r︿ゐったこ正、は之を凶別するを要する。彼れ自身は各準一似を綜九百統一すぺ言者仁あ b
際は快楽主義的経済皐を奉十る問中徒℃あ h、彼れ
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たいご思った一帯は副賞でゐ晶一炉、然し彼れめ
ω経済附申の長所も山胸貼も皆一﹄、に立(の疏芽を見出す。彼引の経⋮併問中訟は彼れの瑚想が各問中滅的綜
合紘一にゐった附係上共 ω原形に謝する査度甚し︿、例へば純粋経掛川市千原理に於 1効用ピ費用£
の一致伝説炉んごして、費用なる言-某に封し主制的苦痛品質周り如きリカアド芭全︿呉れる内容を
拠へたるが如、さ著しき貼でゐる。土た彼れが多︿の肌干設をばあらゆる手段合議して接近せしめん
背筋に閲する主似的究祈念切楽するに至らす、寧ろ川レトが﹁聞辛
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ごした結川市は、純特経憐平原理ω 後 に 於 て 経 憐 的 均 衡 平 説 に 著 し ︿ 接 近 し た り れ ど も 、 こ れ に
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覚、越慾性ω最終段階に於 償値論にのみ波頭するは経憐飢干の掛川め重大なる契機ではなレ。経済
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ハンタレオごと純流棋の基礎概念
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第二十回答
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第四貌
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ιて居る。此結から彼れの純粋経情事原理を鬼
彼は栃めて卓越せる綜合論者であったご論
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Yタヤオ-一の最後の締済成干の基礎概念が均衡論にゐるは疑ふぺ︿もな
れて綜合的仁彼れ自身の経憐等を打もた
τんごした富市は、共内容ピ共に綜人口主義仁た、ん正する
活動の主制倒的方而帥吾々の心理作用についてなしたる解剖・並に、あらゆる間半説ω長所 efEh入
バンタレオ-一に就ては・術ほ記すべき多︿のものがあるが、彼れが縫︿ぺき鋭きを以て経機的
も重要なるものを免れ
ω効用説ごを正。入れ、これによっτ 一般均衡論の受(る批難の最
皐滅的生産費説己填太利皐仮
τゐるこごはまた共の折衷論の長所正いはなりればなら則。
い。而かも踊舗に経済的一般均衡論に走ら宇して、特殊均衡論に止まるこどによって巧み仁古典
か︿解する上に於て、パ
b、その綜合的方而じなしたる功蹴は重要訓古るべきでゐるご忠ふ。
な Vo よく各準採の長所をピ b短所を捨て、より高主意味に於τ経 隣 事 理 論 的 綜 合 を 試 みτ 居
文 集 開 BRE山内出開
25自己仁あらはれたる均衡の思想は Pッチの云へ土地力共山内容全︿寧一で
る時はそは明仁失敗でゐる οしかし其後に於りる経憐的均街へω接近は如何であるか。彼れいの論
際ま
なLJ﹄一五ったのは、勿論彼れの折表的綴情理論によって経済事を統一せんごするものであり・質
然しながら、 まだゐる論者(-プ
・グ品ツキヨ、yッテ、ロ η
ノヤの如き)は、彼れが経済問学者に同学一阪
共に均衡の向つτ来る本質的の研究を主制倒的事誌によって求め其の貼に於て始め成立す︿、きもの
的均衡こそ一般に研究さるべきbω でゐι﹄ごいふご具h、彼れの考は婚家内経機事は均衡論正
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ものは勿論其他的人々にごって省察別用すべき多︿の示帥院を奥へる。
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