【資料1】 荒川区小学校英語モジュール型教材 開発コンセプト 高学年における年間70時間の英語教育実施の動きが強まっている学習指導要領改訂の動きを受け、 荒川区では、35時間増を短時間学習(モジュール型学習)で対応するための学習教材の開発を行う。 平成28年度においては、第6学年の教材を開発する。 1 「外国人指導員がいなくても、本物の英語が聞ける」 子供たちが外国人指導員と話す機会は、 タブレットPCに音声教材が入っていれば、 週1時間(45分)授業の時間が主。 外国人指導員がいない日でも毎日英語に触れ ることができる。 ほぼ毎日英語に触れることができる。 週3日程度の短時間学習 週1日程度の通常授業 2 「タブレットPCを使って個別学習、電子黒板を活用して全体指導」 【個別学習】 【全体指導】 分からないところがあれば、戻ったり、繰り 電子黒板でタブレットPCの内容を 返したり、やり直したりしながら学習する。 表示し、学級全体で学びを共有する。 (例) ・画面に流れる絵、写真、動画を見ながら ストーリーを聞く。 ・ストーリーを聞いた後、問いに答える。 ・音を頼りに3文字程度の単語を書く。 ・児童が用意されたひな形をもとにプレゼン テーションを作る。 (例) ・個別の取組後、全体で学習内容を確認する。 ・タブレットPCを併用しながら、ペア、 グループ、全体でやりとりする。 ・タブレットPCの動きが悪い場合のバック アップ教材として使用できる。 3「45分授業とモジュール型学習の相乗効果を目指す ∼“INPUT>OUTPUT”∼」 ○英語でコミュニケーションをとることができるようになるためには、コミュニケーションのツールとなる 英語表現、英単語をある程度身に付ける必要がある。 ○英語を使って他者とコミュニケーションをとるためには、 「聞く力」を育てる必要がある。 「聞く力」を育て ることにより、コミュニケーションへの意欲やコミュニケーションの活性化が図られる。 ○絵や動画、アニメーションなどを見ながら英語をたっぷりと聞き、音声インプットの量を確保する。 ○モジュールでの学習時間は1単位時間が15分程度と短い。 「聞くこと」をモジュールの中心として、 「話 す」「読む」 「書く」ことにつなぐ。 【モジュール型学習】 ・個別の学習においては、タブレット PCによる「聞くこと」を中心とし 【45分授業】 ・45分間の時間の中で「やりとり」 の展開を重視した授業スタイル た内容に取り組む。 OUTPUT、 「活用」 INPUT、「習得」 4「子供の生活で使うことをよりイメージできるトピックや内容」 ○子供たちが実生活の中で使うことをイメージできたり、英語を学びつつ子供たちの知識を広げたりするよ うなトピックや内容を扱う。 ○既習内容を踏まえつつ、「Hi,friends!」などの補助教材に取り上げられるトピックや内容にとらわれず、 子供たちの発達段階に合い、関心をもてるようなトピックや内容を設定することにより、子供たちに新鮮 な気持ちで学びに向かわせる。 ・荒川区の子供たちは、小学校1年生から英語学習に取り組んでいる。(1年生は年間34時間、 2∼6年生は年間35時間) ・各小学校において、「Hi,friends!」については、中学年までに取り扱っている学校が多い。 5「学びの達成感」 ・既習の表現や言葉を繰り返し使うことにより、「わかる」を実感できる。 ・既習の表現や言葉に少しだけ新しい言葉や表現を扱うことにより、 「わかるようになった」を実感できる。
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