ご参考資料 2016年10月5日 マーケットレポート IMFが最新の世界経済見通しを公表 ~ 2016年、2017年ともに成長率の予想は据え置き ~ 10月4日、IMF(国際通貨基金)は「世界経済見通し」を発表し、2016年の世界経済の実質成長率見通しを 3.1%、17年を3.4%とし、7月時点の見通しから据え置きとしました。IMFは2017年に世界経済の成長率が回復 するとの見通しを維持した一方、より長期的な観点では各国内での政策の内向き化や先進国の低成長・低イ ンフレ傾向が世界経済全体に対するリスクとなると見ています。 ◆先進国:米国の見通しを引き下げた一方、日本・ユーロ圏を引き上げ。英国は先行きの減速を警戒 2016年の先進国全体の見通しは、米景気が年前半に在庫圧縮や設備投資の低迷で予想以上に減速したこ とを反映して1.6%に引き下げられました。 2017年の見通しは米国を下方修正した一方、日本、ユーロ圏を上方修正しました。ただし、日本は消費増税 の先送りや財政支出の効果が主因であり、引き続き成長力は弱いとしています。また英国については、足もと の景気は底堅いもののEU(欧州連合)離脱問題に起因する政治・経済などでの不透明感の高まりが先行きの 景気に悪影響を及ぼすと見ています。 ◆新興国:依然として国・地域間でのばらつきは大きい。相対的にアジアが優位との見方は変わらず IMFは引き続き各新興国・地域間での見通しのばらつきの大きさを警戒しています。今回はインドの見通しを 引き上げるなどアジアでは底堅い成長の持続を見込んだ一方、国内の政治的不和や地政学的な緊張の高ま りを勘案し、トルコやアフリカ諸国などの見通しを引き下げました。 以上 世界経済成長率 ( 前年比) 2 016 年 地域 世界 先進国 日本 米国 ユーロ圏 ドイツ 英国 カナダ オーストラリア ※ 新興国 アジア新興国 * 1 中国 インド ASEAN * 2 インドネシア ※ ブラジル トルコ ※ 見通し 3.1% 1.6% 0.5% 1.6% 1.7% 1.7% 1.8% 1.2% 2.9% 4.2% 6.5% 6.6% 7.6% 4.8% 4.9% -3.3% 3.3% 20 17 年 2016年 7月時点比 0.0% -0.2% 0.2% -0.6% 0.1% 0.1% 0.1% -0.2% 0.4% 0.1% 0.1% 0.0% 0.2% 0.0% 0.0% 0.0% -0.5% 2016年 7月時点比 見通し 3.4% 1.8% 0.6% 2.2% 1.5% 1.4% 1.1% 1.9% 2.7% 4.6% 6.3% 6.2% 7.6% 5.1% 5.3% 0.5% 3.0% 0.0% 0.0% 0.5% -0.3% 0.1% 0.2% -0.2% -0.2% -0.3% 0.0% 0.0% 0.0% 0.2% 0.0% 0.0% 0.0% -0.4% ※ オーストラリア、インドネシア、トルコは2016年4月時点での見通しとの比較 *1 アジア新興国は出所の分類定義に基づきます *2 ASEAN はインドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム (出所) IMF「世界経済見通し2016年10月」のデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法にもとづく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。本資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/2 ご参考資料 【 ご留意事項 】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したもので あり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断 ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価 額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるものではありません。ファンドの運用による損益は 全て投資者の皆様に帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではあり ません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するもので はありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示 唆あるいは保証するものではありません。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 2/2
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