給食だより 10月号 食欲の秋、運動の秋です。保育園でも運動会や芋ほり、遠足など楽しい行事がたくさんありま す。活動量も増え食欲も増し、子供たちが心身ともに成長する時期です。 秋の食卓には自然の恵みがいっぱいです。食べ物がおいしく感じられるこの季節は偏食や好き 嫌いをなくすチャンスでもあります。 今月は、収穫したさつまいもを使ったメニューがたくさん登場しますよ。 空腹が一番のごちそう どんなに美味しい食事を作っても、空腹でなければ子供の興味は遊びに向いてしまいます。 また、ちょっと苦手な献立でも空腹であればおいしく食べることが出来ます。子供の食事を考える 時は、献立だけでなく、程よい空腹状態になるように仕向ける事が重要です。 ☆空腹で食事をとるポイント☆ ・食事とおやつの時間を決める。 ・遊びは、室内でのゲームだけでなく、戸外に出て体を動かして遊ぶ。 ・のどが渇いたときはお茶で、牛乳は決められたおやつ時に。 ・夕食は早めに食べましょう。 夜遅くの食事は、消化器官の未発達な小さい内は特に負担が大きいです。また、就寝時間も 遅くなり、朝の目覚めが悪いため朝食も食べられなくなるなど、生活リズムが崩れます。 味わうってどんなこと? 舌にある味細胞に、味物質が触れて起こる感覚を 味覚と言います。味覚には、甘味・塩味・酸味・苦 味・旨味の五感があります。 生後初めて接するの が、母乳(乳糖)の甘味です。 味覚の中でも、甘味と旨味は生まれながらにして本 能的に好む味だと言われています。それに対して、 他の味は学習して覚える味で、味覚学習を必要とし 『噛むことと味わうこと』 噛むこととは消化酵素を含む 唾液の分泌を促進します。味は 水分に溶ける物質によって感 じるものなので、唾液の分泌は 食品の味をよりよく感じさせ てくれます。しかし、濃い味付 けのものは口の中でよく噛ま ます。 学習の条件によっては「味付けの好み」や「好き 嫌い(嗜好)」が生まれ、生涯の健康を左右します。 なくても味を感じることがで きるので、すぐに飲み込んでし まいます。そこで、薄味のもの 味わいを学習するには をよく噛んで味わえば、素材の 味を美味しく感じることが出 離乳期や、幼児期・児童期が最適な時期です。 ★濃い味のものを控える。 ★素材の持ち味を生かした薄味の食事に。 来るのです。味わいの学習の上 でもよく噛むことはとても重 要です。
© Copyright 2025 ExpyDoc