徳島県警察スクールサポーター運用要領の制定について 最終改正 平成

徳島県警察スクールサポーター運用要領の制定について
最終改正
平成 28 年4月1日徳務第 202 号
徳島県警察本部長から各部課長、各警察署長あて
この度、学校、自治体、自主防犯組織等と連携し、小学生、中学生及び高校生の犯罪被
害防止及び非行防止等に係る活動を実施するため、平成 19 年4月1日から特定の署に「 徳
島県警察スクールサポーター」として非常勤特別職の職員を配置することとした。そこで、
徳島県警察スクールサポーターの適切かつ効果的な運用を図るため、別添のとおり徳島県
警察スクールサポーター運用要領を定め、前同日から実施することとするので、誤りのな
いようにされたい。
別添
徳島県警察スクールサポーター運用要領
第1
趣旨
この要領は、徳島県警察非常勤特別職設置要綱の制定について(昭和 59 年3月 23 日
徳務甲第 164 号。以下「非常勤要綱」という。)に規定するもののほか、徳島県警察ス
クールサポーター(以下「スクールサポーター」という。)の運用について必要な事項を
定めるものとする。
第2
任務
スクールサポーターは、学校周辺地域における地域安全情報並びに小学生、中学生及
び高校生(以下「児童等」という。)の非行等に関する情報の積極的な把握に努め、その
把握した情報を学校、教育委員会、PTA その他の学校関係機関(以下「学校等」という。)、
自治体、自主防犯組織等に提供するとともに、これらと緊密な連携を図り、学校及びそ
の周辺地域における児童等の犯罪被害防止及び非行防止等に係る活動を行うことを任務
とする。
第3
配置
スクールサポーターは、本部長が指定する署に配置する。
第4
勤務時間等の割振り
勤務時間及び休憩時間の割振りは、勤務時間にあっては午前 10 時から午後4時 45 分
まで、休憩時間にあっては正午から午後1時までとする。ただし、署長は、必要がある
と認めるときは、これらの割振りを変更することができる。
第5
活動内容
スクールサポーターの活動内容は、次に掲げるとおりとする。
( 1)
地域安全情報の把握及び提供等
ア
学校周辺地域における不審者等に係る情報の把握及びその把握した情報の学校
等、自主防犯組織、地域住民等への提供
イ
非行、不良行為等の問題行動を行う児童等及びその児童等のたまり場等に関す
る情報の把握並びにその把握した情報の学校等、自主防犯組織等への提供
ウ
警察が行う学校等、自治体、自主防犯組織、地域住民等との地域安全情報の共
有化のためのネットワークの構築
( 2)
学校、通学路等における児童等の安全確保対策
ア
不審者の侵入防止に配慮した学校施設及び不審者侵入時の対応要領等の点検
イ
学校及びその周辺地域、通学路、公園等における学校等の関係者、自主防犯組
織等との合同パトロールの実施
ウ
( 3)
学校等、自主防犯組織等が行う通学路、公園等の地域安全マップ作成の支援
児童等の犯罪被害防止教育の支援等
ア
犯罪被害防止教室、非行防止教室、薬物乱用防止教室等の指導及び支援
イ
不審者侵入時の防犯訓練の指導及び助言
( 4)
非行防止及び立直り支援
ア
学校等への訪問活動による非行事案、いじめ、校内暴力事案等に対する助言及
び指導
イ
学校等の関係者、自主防犯組織等と連携した街頭補導活動
ウ
児童等のたまり場となりやすい店舗等の管理者対策、児童等の有害図書の閲覧
防止対策、違法広告物の撤去等による有害環境の浄化活動
( 5)
第6
その他児童等の健全育成上必要と認められる活動
活動上の留意事項
スクールサポーターは、第5に定める活動を実施するときは、次に掲げる事項に留
意するものとする。
( 1)
児童等の保護者、地域住民及び学校等の理解と協力を得た上で、その意向を尊重
した活動を行うこと。
( 2)
パトロール活動及び街頭補導活動に従事する場合は、受傷事故の防止に努めるこ
と。
( 3)
警察職員及び他のスクールサポーターと緊密な連携を保つこと。
( 4)
特異な事案を取り扱ったときは、速やかに署長に報告すること。
( 5)
勤務時間中は、常に身分証明書(非常勤要綱に規定する身分証明書をいう。)を携
帯し、提示を求められたときは、これを提示すること。
第7
パトロール活動及び街頭補導活動における措置
署長は、スクールサポーターをパトロール活動及び街頭補導活動に従事させる場合で、
危害を受けるおそれがあるときは、活動する場所、時間、活動内容等を勘案し、警察官
又は少年補導職員を同行させるなど受傷事故を防止するための必要な措置を講じるもの
とする。
第8
指揮監督等
1
署長は、スクールサポーターに対し、その業務を適正に推進するために必要な指揮
監督を行うものとする。
2
少年女性安全対策課長及び署長は、スクールサポーターに対し、必要に応じて指導
教養及び研修を行うものとする。
第9
署長への助言
少年女性安全対策課長は、スクールサポーターの活動方針に関して、署長に助言する
ことができる。
第 10
報告
1 活動報告
(1) スクールサポーターは、勤務日における活動内容をスクールサポーター活動日誌
(別記様式第1号)に記載し、署長に報告するものとする。
(2) 署長は、当月分のスクールサポーターの活動状況をスクールサポーター活動結果
通知書(別記様式第2号)に取りまとめ、翌月の 10 日までに少年女性安全対策課長
に通知するものとする。
2 特異事案等報告
署長は、スクールサポーターの活動に関する反響、紛議、事故の発生、効果的な活
動事例等を認知したときは、その都度、その内容を少年女性安全対策課長を経由して
生活安全部長に報告するものとする。
第 11
非常勤要綱の一部改正
非常勤要綱の一部を次のように改正する。
別表1徳島県警察少年補導嘱託員の項の次に次のように加える。
徳島県警察スクール
地域安全情報等の把握及び提供、学校等における
本部長が
サポーター
児童等の安全確保対策、児童等の犯罪被害防止及
指定する
び非行防止教育の支援、非行防止及び立直り支援
警察署
等