農学部 生物環境科学科 4 年 宇井直斗さんがポスター賞敢闘賞を受賞

農学部 生物環境科学科 4 年 宇井直斗さんがポスター賞敢闘賞を受賞
ミツバチのへい死とのかかわりが疑われているネオニコチノイド系殺虫剤をモデル物質として農薬などの
有機化学物質の土壌吸着機構について調べてきた結果を、10 月 15~16 日に愛知県犬山市で開催された日
本農薬学会の第 38 回農薬残留分析研究会・第 33 回農薬環境科学研究会の合同研究会で、これまで研究に
携わった学生を代表して農学部 生物環境科学科 環境土壌学研究室 4 年の宇井直斗さんが発表してきまし
た。
ポスター賞は全てのポスター発表の中から優れた発表 5 題について投票で選ばれました。企業、自治体
や省庁関連の研究機関の研究員が賞を受ける中、学生としての唯一の受賞だったことは、大変栄誉なこと
です。また、宇井君の発表は、主催者の選ぶポスター発表の中でも参加者へ広く聴講が推薦される発表の
6 題にも選ばれ、口頭による発表も行いました。
土壌への有機化学物質の吸着は、これまで土壌有機物とのかかわりに注目されて研究されてきました。
発表した研究では、これまで注目されてこなかった土壌有機物を集積させるアルミニウムや鉄イオンが、
土壌有機物の動態に与える影響が、アセタミプリドの吸着に及ぼす作用について調べています。研究会で
は、今後の研究の展開なども含めて活発な議論がなされ、更なる研究の発展が期待されています。