16 2 6 J x dxx W

NO7
仕事とエネルギー、エネルギー保存則
解答例
x軸方向に F = 10(N)の力を加えて 3(m)移動させたとき、
1.①
(a)
力と移動距離のグラフを書き込みなさい。
F
この面積
(b)
力がした仕事を求めなさい。
10
が
仕事
W=F・s= 10・3 =30(J)
s
3(移動距離)
②
x軸方向に、F 1=10(N)の力で 2(m)、その後、5(N)の力で4(m)移動させた。
(a)
力と移動距離のグラフを書き込みなさい。
F
(b)
力がした仕事を求めなさい。
10
W= 10・2 + 5・4 =40(J)
5
s
2
③
6
(移動距離)
x軸方向にF2=6x(N)の力で4(m)移動させた。
(a)
力と移動距離のグラフを書き込みなさい。
F
(b)
力がした仕事を求めなさい。
24
面積計算
をする
W=4・24/2=48(J)
s
4
④
x軸方向にF3=6x (N)の力で2(m)移動させた。
(a)
力と移動距離のグラフを書き込みなさい。
(b)
力がした仕事を求めなさい。
2
6 x 2 dx
W
2x3
2
0
F
積分で
面積を
24
16( J )
計算
0
s
2
⑤
(移動距離)
2
(a)
(移動距離)
10(N)の力を水平方向と鉛直方向に分解しなさい。
10(N)
10sin30 °
Fx
30 °
10cos30 °
Fy
3.0(m)
sx= 3.0,
sy= 0,
(b)
s=(3.0 ,0)
(c)
水平方向:
Wx
Fx s x
5 3 3 .0
鉛直方向:
Wy
Fy s y
5 0
0
-1-
15 3
3
5 3
2
1
10
5
2
10
(d) 角度30°で斜め方向に加えた力がした仕事
W
F s
Fx s x
F x cos
Fy s y
10 3
15 3
3
2
0
15 3
または、
15 3
2.(a) 状況は下図のようになる。
3.0(m/s)
v
10(N)
3.0(m)
1
mv A2
2
KA
KB
WA
B
初めの状態の運動エネルギー
WA
加えられた仕事
1
mv 2
2
KA=
B
1
2.0 3.0 2
2
9.0( J )
=F・s= 10 × 3.0 = 30(J)
移動後の速度をvとすると、その時の運動エネルギーはK B=
よって、仕事とエネルギーの関係式、KB =KA + WA→B
v
2
9 .0
v
30
1
2.0 v 2
2
v2
より、
39
6 . 24 ( m / s )
(b) 状況は下図のようになる。このとき、物体には動摩擦力が働くので、摩擦力が仕事を
して、運動エネルギーが変化する。
vo
止(v=0)
摩擦力
f=μ N =μmg
s
よってエネルギーと仕事の関係式を考えると、
初めの運動エネルギー
KA
1
mv 02
2
移動後の運動エネルギーは、物体が止まるのでv=0となるので、
-2-
KB
1
m 02
2
0
sだけ動くときに摩擦力がした仕事
W=μmg・s cos π=-μmgs
以上より、
0
1
mv 02
mg s
2
v 02
s
2 g
特にm= 0.50(kg)、v o = 6.0(m/s) 、μ= 0.30 のとき、エネルギーと仕事の関係より
0
3.(1)
1
5 .0 6 .0 2 0 .3 5 .0 9 .8 s
2
90
s
6.12(m)
14.7
バネの位置エネルギー
x’
バネの復元力
-kx’ kx’
バネの力に逆らってバネを伸ばす力
x=0
x
バネを自然長からx’伸ばしたとき、バネの復元力-kx’が働く。
従って、バネを伸ばすためには、この力に逆らって逆向きに
F=-(-kx’)=kx’
の力を加えて、自然長x’=0からxまで伸ばさなくてはいけないので、
そのときにバネに逆らって加える力
x
U
x
( kx' )dx'
0
kx' dx'
0
F=kx’がした仕事は、
1 2
kx
2
つまり、バネを自然長からxまで伸ばしたとき、エネルギー
1 2
k x が蓄えられる。
2
これをバネの位置エネルギー(ポテンシャルエネルギー)という。
(2) 重力の位置エネルギー
高さzの所に質量mの物体があるとき、重力mgが下向きに働く。
地上を原点、上向きにz軸を取ると
F g =-mg
-3-
z
重力に逆らって加える力
重力mg
F=-(-mg)=mg
向きまで考えると
F g =-mg
よって、物体を高さ0から高さhまで持ち上げるとき、重力と逆向きに
F=-(-mg)=mg
を上向きにかけて、0からhまで移動させるので、
そのときに重力に逆らって加える力F=mgがする仕事は、
h
U
h
( mg )dz
(mg ) dz
0
mgh
0
つまり、物体を高さ0からhだけ上方向に移動したとき、エネルギーmghが
蓄えられる。これを重力の位置エネルギーという。
(3)
G
地球から距離x’の所にある質量mの物体には、地球からの万有引力
が働く。
M
x’
x
万有引力
G
万有引力に逆らって
加える力
mM
x' 2
よって、基準点を無限遠点にしたとき、万有引力に逆らって
力
F
G
mM
x' 2
G
mM
x' 2
をかけて
物体を無限遠点からxまで動かすのに必要な仕事は、
x
U
( G
mM
) dx'
x '2
x
(G
mM
) dx'
x'2
G
mM
x
これが万有引力の位置エネルギー(ポテンシャル)である。
-4-
F
G
mM
x' 2
mM
x' 2
1.エネルギー保存則(重力)
1 2
mv1
2
mgh1
1 2
mv2
2
mgh2
(問題1)高さ 10m の所から質量 2.0kg の物体を初速度 20m/s で真上になげあげた時
(1)~(5)の状況は図のようになる。
(1)
z
(2)
投げ初め
(3)地上
(4)速さ
(5)高さ 20m
10m/s
最高点
v2=0
v4=10(m/s)
v1=20(m/s)
v5(?)
H (?)
h 1=10
h 4(?)
h 5 =20(m)
h 3=0
V(?)
(1) m= 2.0(kg)、 v1=20(m/s)、h 1=10(m)より
1 2
mv1
2
1
2 20 2
2
運動エネルギー
K1
400
位置エネルギー
U1= 2・9.8・10= 196
力学的エネルギー
E1=K1+U1 = 400 + 196 = 596(J)・・・①
(2)最高点ではv=0,そこでの高さを H とすると、
K2
=0,
U2= 2・9.8・H = 19.6H
E2=K2+U2=0+ 19.6H = 19.6H・・・②
∴
力学的エネルギーが保存されるので、E1=E2
E2=E1より、①、②式を使って、19.6H = 594
∴
H= 30.4(m)
(3) 地上に落ちたとき、h=0,速度 V を代入して、
K3
1 2
mv3
2
1
2 v2
2
v2
U3= 2・9.8・0=0
∴
E3=K3+U3 = V 2
・・・③
E3=E1より、①、③式を使って、V 2 = 596
-5-
V =± 24.4(m/s)
∴
いま、地面に落ちているので、速度は-なので、
V =- 24.4
または、下向きに 24.4(m/s)
(4)速さが 10(m/s)の所の高さを h 4とすると、そこの力学的エネルギーは、
E4
1
2 10 2
2
2 9.8 h4
100 19.6h4
エネルギー保存則より、E4=E1
が成立するので、
100+ 19.6 h 4= 596
∴ 19.6 h 4= 496
∴
(5)
h 4= 25.3(m)
高さが 20(m)の時の物体の速さをv5とすると、そこでの力学的エネルギーは、
E5
1
2 v52
2
2 9.8 20 v52
エネルギー保存則より、E5=E1
v52 392 596
392
が成立するので、
v52
204,
v5 14.3
4. (1)
一般的に、糸の長さをa,
糸が鉛直となす角度をθ
高さの基準点をO点の高さとすると、
θ
P 点の高さhは、
より、
h
h=a-a cos θ
またP点で静かに放すので、vP=0
O
よって、P点で、
1 2
mv P
2
a cos θ
P
a
h+a cos θ =a
a
1
m 02
2
運動エネルギーは
KP
0
位置エネルギーは、
UP =mg・a(1- cos θ),
力学的エネルギーは、
EP=KP+UP=mga(1- cos θ)
この問題では、a= 1.8(m),m= 2.0(kg)、θ= 60 °なので、
KP =0,
UP =2・9.8・1.8・(1- cos60 °)= 17.64(J)
EP=KP+UP= 17.64(J)
-6-
(2) 最下点 O ではh=0,よって速さをvとすると、
1
2.0 v 2
2
KO
EO
、
v2
U O =0,
v2
KO UO
エネルギー保存則より、EP = EO
従っ て、 17.64
v2
v
17.64
4.2(m / s)
(3) おもりが1 m/s の速さを持つときの高さをhとすると、その時の力学的エネルギーは、
E
1
2 12
2
K U
2 9.8 h 1 19.6h
エネルギー保存則より、これがEP= 17.64(J)
と等しいので、
1+ 19.6 h= 17.64
∴
(4)
h= 0.85(m)
糸の角度が 30 °の時、おもりの高さは、h= 1.8(1- cos30 °)= 0.241(m)
よって、その時の速さをv’とすると、その時の力学的エネルギーは、
E
1
2 v'2 2 9.8 0.241 v'2 4.72
2
K U
エネルギー保存則より、これがEP= 17.64(J)
と等しいので、
v' 2 4.72 17.64
v'
12.92
3.59(m / s)
(5)糸が鉛直と角度θをなすときの高さは、h= 1.8(1 - cos θ)
よって、その時の速さを V とすると、この時の力学的エネルギーは、
E
1
2 V 2 2 9.8 1.8(1 cos )
2
35.28(1 cos )
K U
V2
エネルギー保存則より、これがEP= 17.64(J)
V2
35.28(1 cos )
v'
と等しいので、
17.64
17.64 35.28(1 cos )
-7-
17.64( 2 cos
1)
初めの状態では、速度 V,
5.(1)
1
mV 2 , U A
2
KA
EA
KA
高さh= Lsin θなので、
mgh
mgL sin
1
mV 2
2
UA
mgL sin
(2) 物体が斜面の上から a 滑り降りた B 点にあるとき、B 点の高さh’は図の三角形 ABC
(斜辺L-a、角度θの直角三角形)の高さを計算して、
h’=(L - a)sin θ
EB
KB UB
L
1
m v2
2
a
B
mg ( L a ) sin
L-a
h’
力学的エネルギー保存則より、E a =E B
1
m V2
2
V2
v
1
m v2
2
mgL sin
A
mg ( L a) sin
C
2ag sin
(3) 地上では高さが0となるので、速さをv'とすると力学的エネルギーは、
E1
K1 U 1
1
m v' 2 m g 0
2
1
m v' 2 ( J )
2
力学的エネルギー保存則より、E a =E1
1
mV 2
2
mgL sin
V2
v'
1
mv ' 2
2
2 gL sin
2.エネルギー保存則(バネ)
(問題2)
①
②
(1)
静かに手を離すので、A点での速さは 0
1
4 02
2
KA
0,
UA
1
200 0.3 2
2
9,
EA
KA
UA
9
自然長を通過する時x=0なので、そのときの速さをvとすると力学的エネルギーは、
1
4 v2
2
K0
2v 2 ,
U0
1
200 0 2
2
力学的エネルギー保存則より、
E0
2v 2
EA
v
4 .5
9
2.12(m / s )
-8-
0
E0
K0 U0
2v 2
速さが 1.0m/s の時の物体の位置をxとすると、力学的エネルギーは、
③
1
4 1.0 2
2
K1
2,
1
200 x 2
2
U1
100 x 2
E1
K1
2 100 x 2
U1
力学的エネルギー保存則より、
E1
2 100 x 2
EA
x
(2)
④
0.264(m)
26.4(cm)
自然長を通過する時x=0、v=5なので
1
4 52
2
K0 '
⑤
0.07
9
50,
U0 '
1
200 0 2
2
0
E0 ' K 0 ' U 0 ' 50
バネが伸びきったとき速さが0、変位をxとすると、力学的エネルギーは、
1
4 02
2
K2
0
U2
1
200 x 2
2
100 x 2
E2
K2 U2
100 x 2
力学的エネルギーが保存されるので、
E2
x
⑥
100 x 2
E0 '
0 .5
0.707(m)
50
70.7(cm)
バネが 40cm 縮んだときの物体の速さをv’とすると、
1
4 v' 2
2
K3
2v' 2
U3
1
200 ( 0.40) 2
2
16
E3
K3
力学的エネルギーが保存されるので、
E3
2v' 2 16
E0
v'
17
50
4.12(m / s )
(問題 2)
①
A 点では速さ=0,高さ 2.0(m)なので、力学的エネルギーは、
EA
②
1
4.0 0 2
2
4.0 9.8 2.0
78.4( J )
・・①
B 点での速度をvとすると、ここでは高さh=0なので、
EB
1
4.0 v 2
2
4.0 9.8 0
2v 2 ( J )
・・②
力学的エネルギーがA,Bで保存されるので、①=②より、
78.4 =2v2
∴
v= 6.3(m/s)
-9-
U3
2v' 2 16
③
C 点でのバネの縮みをxとする。縮みきったところでは速度=0なので、
C 点での力学的エネルギーは、
1
4.0 0 2
2
EC
1
100 x 2
2
50 x 2
・・③
力学的エネルギーがA,C で保存されるので、①=③より、
78.4 = 50 x2
x= 1.25(m)
∴
3.エネルギー保存則(万有引力)
(問題3)
地表から速度v o で質量mのロケットを発射したとき、
①
M=ME(地球の質量)、r1=RE 、v1=v0 を代入して、力学的エネルギーE0は、
1
mv02
2
E0
②
G
mM E
RE
・・・①
地表からの高さが h になったときの速さをvとすると、
このときの地球の中心からの距離はr2=RE
1
mv22
2
E1
G
mM E
( RE
h)
+h、
・・・②
よって、このときのロケットの速さをvとすると、エネルギー保存則より①=②
1
mv02
2
G
v 02
∴ v
③
mM E
RE
2GM E
G
h
RE RE
mM E
( R E h)
・・・③
h
最高点では速度= 0 なので、③でv=0、h=H’とおくと、平方根の中が0なので、
H'
v 02 2GM E
RE ( RE H ' )
これを変形して、
④
1
mv 2
2
H'
v 02 R E2
2 GM E v 02 R E
ロケットは無限遠まで飛んでいくとき、最高点の高さが無限大になるので、最高点の
高さを求めた③でH’→∞とすればよい。H’→∞のとき、H’の分母が0になり、
2GM E
v02 RE
この速度より初速度が大きいとロケットは無限遠まで飛んでいくので、求める解は
v0
2GM E
RE
- 10 -
(別解)
無限遠点までロケットが行くとき、r2→∞、よってU∞→0
その時の速さをv2(≧0) とすると、力学的エネルギーは、
1
mv22
2
E
よって、エネルギー保存則を立てると、
1
mv02
2
G
∴ v22
∴
v0
mM E
RE
1
mv 22
2
M
v02 2G E
RE
0
2GM E
RE
.
- 11 -
<レポート課題>
静かに手を離したので、v A=0,自然長からa伸ばしたので、x A =a
(1)(1)①
KA
②
1
1
m 0 2 0( J ), U A
k a2
2
2
1
1
EA 0
k a2
k a2
2
2
物体が自然長を通過するとき、x0=0、速さvなので、エネルギー保存則を立てると、
1
k 02
2
E0
EA
1
1
m v2
m v2
2
2
1
1
k a2
m v2
2
2
E0
k
a
m
v
③ 物体の速さがv/2の時、物体の位置をxとしてエネルギー保存則を立てると、
1
k x2
2
1
m
2
1
k a2
2
x
(2)
1
k x2
2
1
m v2
8
1
m v2
8
x
a2
m 2
v
4k
を代入すると、
a2
m 2
v
4k
m k 2
a
4k m
a2
3
a
4
物体を自然長の位置に置いたのでx0=0、このとき、速さ v 0=V
④
KA
⑤
2
1
k x2
2
k
a
m
v
v
2
1
m V 2,
2
1
EA
m V2
2
UA
0
1
k 02
2
0( J )
1
m V2
2
バネが伸びきったところではv=0、このときの変位をxとしてエネルギー保存則を
立てると、
E
(2)
①
EA
②
1
m 02
2
1
m V2
2
1
k x2
2
1
k x2
2
1
k x 2 (J )
2
m
x
V
k
A 点では速さ=0,高さ 2.0(m)なので、力学的エネルギーは、
1
4.0 0 2
2
4.0 9.8 2.0
78.4( J )
・・①
B 点での速度をvとすると、ここでは高さh=0なので、
- 12 -
1
4.0 v 2
2
EB
2v 2 ( J )
4.0 9.8 0
・・②
力学的エネルギーがA,Bで保存されるので、①=②より、
78.4 =2v2
③
v= 6.3(m/s)
∴
C 点でのバネの縮みをxとする。縮みきったところでは速度=0なので、
C 点での力学的エネルギーは、
1
4.0 0 2
2
EC
1
100 x 2
2
50 x 2
・・③
力学的エネルギーがA,C で保存されるので、①=③より、
78.4 = 50 x2
∴
x= 1.25(m)
4.エネルギーが保存されない場合
(3)①
②
KA
1
m V 2 , U A m g L sin
2
1
EA
m V 2 m g L sin
2
斜面の最下点まで滑り落ちたとき、
摩擦力の大きさは、F=μ N =μ mgcos θ
移動距離は
s=L
従って、摩擦力がした仕事は、摩擦力の向きに注意して、
W
③
1
2
m v1
2
0
1
2
m v1
2
以上より、力学的エネルギーが摩擦がした仕事だけ変化するので、
E' EA W
v1
⑤
mgL cos
最下点では高さが0,速度をv1として、力学的エネルギーを書くと、
E'
④
F s cos
V2
1 2
mv1
2
2 gL(sin
1
mV 2
2
mgL sin
mgL cos
cos )
同様にして、斜面を 1/3 だけ滑った時、高さ=2 L/3・sin θ,
このときの速度を V’とすると、力学的エネルギーは
- 13 -
移動距離は 2L/3
1
2L
m V '2 m g
sin
2
3
E1
L/3 移動する間に摩擦力がした仕事は、
W1
よって
F s cos
mg cos
L/3
力学的エネルギーが摩擦がした仕事だけ変化するので、
E1
EA
W1
1
2
mV ' 2
mgL sin
2
3
2
V'
V2
gL(sin
3
1
mV 2
2
mgL sin
L
3
mg cos
cos )
(4)(a) P点での速度をv 1とすると、力学的エネルギー保存則より、
1
m v2
2
∴
1
2
m v1
2
v12 =
m g a (1 cos )
v2 -2ga(1- cos θ)
(1)
(b) おもりに働く力は重力mgと張力 T。
よって、法線方向の運動方程式は、
v12
m
a
∴
=T-mg cos θ
T =m
v12
a
+ mg cos θ
これに(1)を代入すると、
T =m
v2
-2mg+ 3mg cos θ
a
(c) 一周するためには、最高点(θ=π)で、T≧0であればよい。
∴
T =m
=m
∴
(5)(a)
v
v2
-2mg+ 3mg cos π
a
v2
-5mg ≧0
a
5ag
B点での速度をvとする。球の中心を位置エネルギーの基準点とすると、
エネルギー保存則より、
1
2
mvo2+mgr =
1
2
mv2+mgr cos θ
- 14 -
(1)
v2 =
vo2+ 2 gr(1 - cos θ)
(1')
一方、B点での小球に働く力は図のようになる。
従って、法線方向の運動方程式は、
m
v2
r
= mg cos θ - N
(2)
(1')を(2)に代入して垂直抗力 N を求めると、
N
= mg cos θ- m
v2
r
= mg(3 cos θ-2)-m
(b)
(3)
r
N=0となるところで、小球は球面から離れる。
cos θ =
∴
(c)
vo2
2
3
+
vo2
(4)
3gr
(4)式でvo2 =0とおいて求める。
cos θ=2/3のときN=0となり、球面を離れる。
(d)
小球がA点でただちに球面を離れるには、θ=0のとき、N=0となればよい。
(3)式でθ=0、N=0を代入すると、
N
∴
= mg-m
v0
vo2
r
=0
gr
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