取引相場のない株式の評価方式に関する見直し

平成 29 年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)
(経済産業省中小企業庁財務課)
制
税
度
名
取引相場のない株式の評価方式に関する見直し
目
相続・贈与税関係(財産評価基本通達)
要
望
取引相場のない株式の評価方法について、①上場企業の株価は景気変動に応
じて変動するが、地域や中小企業に波及するまでには時間がかかることを踏ま
え、中小企業の株価が著しく変動しないよう見直す、②上場企業がグローバル
に連結経営で事業展開していることを踏まえ、株価評価の基礎となる上場企業
の配当、利益及び純資産という比準要素を適切に見直す、等により、中小企業
の実力を適切に反映した評価となるよう総合的な見直しを図る。
の
内
平年度の減収見込額
百万円
容
(制度自体の減収額 )
(
百万円)
(改 正 増 減 収 額)
(
百万円)
新 設 ・ 拡 充 又 は 延 長 を 必 要 と す る 理 由
⑴
政策目的
我が国の経済の基盤を形成している中小企業の事業承継を円滑化することに
より、中小企業の事業活動の継続を実現し、雇用の確保や地域経済の活力維持
につなげる。
⑵
施策の必要性
上場企業の株価の上昇に伴い、中小企業の中には、業績に大きな変化のない
状況下であっても、想定外に株価が高く評価されることにより、円滑な事業承
継に影響を来す可能性が生じている。
上場会社のグローバル連結経営の進展や株価の急激な変動が、中小企業の円
滑な事業承継を阻害することなく、中小企業等の実力を適切に反映した評価と
することが必要である。
<平成 28 年度与党税制改正大綱の書きぶり>
(検討事項)
取引相場のない株式の評価については、企業の組織形態が業種や規模、上場・
非上場の別により多様であることに留意しつつ、相続税法の時価主義の下で、
比較対象となる上場会社の株価並びに配当、利益及び純資産という比準要素の
適切なあり方について早急に総合的な検討を行う。
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政策体系
における
政策目的の
位置付け
合
政 策 の
達成目標
4.中小・地域
4-2 事業環境整備
中小企業の事業承継の円滑化を図る。
理
性
今
租税特別措
置の適用又 期限の定めなし
は延長期間
回
の
同上の期間
中の達成 -
目
標
要
望
有
に
効
関
性
連
す
政策目標の
達成状況
-
要 望 の
措 置 の
適用見込み
-
要望の措置
の効果見込
み(手段とし
ての有効性)
-
る
当該要望項
目以外の税
制上の支援
措
置
事
項
相
当
予算上の
措置等の
要求内容
及び金額
-
-
性
上記の予算
上の措置等 -
と要望項目
との関係
要望の措置
の妥当性
-
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これまでの租税特別措置の適用実績と効果に関連する事項
租税特別
措 置 の
適用実績
-
租特透明化
法に基づく
適用実態 -
調査結果
租税特別措
置の適用に
よる効果
(手段として
の有効性)
-
前回要望時
の達成目標
-
前回要望時
からの達成
度及び目標
に達してい
ない場合の
理
由
-
これまでの
要 望 経 緯
・平成 12 年に、類似業種比準方式による評価方法について、よ
り収益性を加味する方法とするとともに、斟酌率の見直しが行
われた。
・平成 28 年度税制改正においても要望。
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