平成 29 年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設 ・拡充・延長) (厚生労働省 制 税 度 老健局総務課) 名 介護保険制度及び療養病床の見直しに伴う税制上の所要の措置 目 所得税、法人税、登録免許税、相続税、消費税、印紙税、地価税、国 税徴収法 要 望 介護保険制度及び療養病床については、社会保障審議会介護保険部会等にお いて見直しの検討を行っており、その結果を踏まえて税制上の所要の措置を講 ずる。 の 内 平年度の減収見込額 容 07- 1 - 百万円 (制 度 自 体 の 減 収 額) ( - 百万円) (改 正 増 減 収 額) ( - 百万円) ⑴ 新 設 ・ 拡 充 又 は 延 長 を 必 要 と す る 理 由 政策目的 65 歳以上の高齢者数は、現在 3,420 万人であるが、2042 年のピーク時には 3,878 万となることが予測されているなど、今後も介護需要の増加が見込まれ ており、介護保険制度の持続可能性の確保のための改革を推進する必要があ る。 また、いわゆる団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年度を目途に、重度な要 介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続け ることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保さ れる地域包括ケアシステムを推進する必要がある。 また、療養病床の見直しについては、「介護療養型医療施設」及び「医療療 養病床のうち、医療法上の看護師及び准看護師の人員配置が4対1未満の病 床」について平成 29 年度末にその設置期限を迎えることから、その後の取扱い を定める必要がある。 ⑵ 施策の必要性 「介護保険制度の持続可能性の確保」及び「地域包括ケアシステムの推進」 を図るため、介護保険制度及び療養病床の見直しについて、社会保障審議会介 護保険部会等において検討を行い、検討結果に基づき平成 29 年通常国会に関連 法案を提出する場合、それに伴い、所要の税制改正を行う必要がある。 今 回 の 政策体系 における 政策目的の 位置付け 合 要 基本目標Ⅸ 「高齢者ができる限り自立し、生きがいを持ち、安心して暮らせる社会づくりを推進 すること」 施策大目標Ⅸ-3 高齢者の健康づくり・生きがいづくりを推進するとともに、介護保険制度の適切な運 営等を通じて、介護を必要とする高齢者への支援を図ること 施策目標Ⅸ-3-2 介護保険制度の適切な運営を図るとともに、質・量両面にわたり介護サービス基盤の 整備を図ること 理 望 性 に 関 連 政 策 の 達成目標 - 租税特別措 置の適用又 は延長期間 - す 同上の期間 中の達成 目 標 - る 07- 2 政策目標の 達成状況 有 効 要 望 の 措 置 の 適用見込み 性 要望の措置 の効果見込 み(手段とし ての有効性) 当該要望項 目以外の税 制上の支援 措 置 相 予算上の 措置等の 要求内容 及び金額 当 性 上記の予算 上の措置等 と要望項目 との関係 要望の措置 の妥当性 これまでの租税特別措 置の適用実績と効果に 関連する事項 租税特別 措 置 の 適用実績 - - 介護保険制度改正及び療養病床の見直しに伴う税制上の所要 の措置により、介護保険制度等の適切な運営を図るとともに、 質・量両面にわたり、介護サービス基盤の整備を図る。 介護保険給付の対象となる社会福祉事業の用に供する固定資 産に係る固定資産税、都市計画税非課税措置 居宅サービス等の消費税非課税措置 等 - - 介護保険制度の改正による税制上の所要の措置を講じることは、被 保険者やその家族、介護保険サービス事業者の税負担の均衡を図る点 からも必要であり、本要望の措置は妥当であると考える。 また、療養病床の見直しに伴う税制上の所要の措置を講じること は、平成 29 年度末にその設置期限を迎える「介護療養型医療施設」 及び「医療療養病床のうち、医療法上の看護師及び准看護師の人員配 置が4対1未満の病床」のその後の取り扱いについて、円滑に実施す る必要があることから、本要望の措置は妥当であると考える。 また、税制上の措置を講じることで国民の保健医療の向上及び福祉 の増進を実現することができる。 - 租特透明化 法に基づく 適用実態 調査結果 07- 3 租税特別措 置の適用に よる効果 (手段として の有効性) 前回要望時 の達成目標 前回要望時 からの達成 度及び目標 に達してい ない場合の 理 由 これまでの 要 望 経 緯 - - - 介護保険制度に係る税制優遇については、今回同様、法改正に合わ せて、平成 26 年度等に税制要望を行った。 07- 4
© Copyright 2024 ExpyDoc