平成 29 年度税制改正（租税特別措置）要望事項（新設・ 拡充・延長） （ 経済産業省 制 度 税 貿易経済協力局 貿易振興課 ） 名 高度外国人材等の保有する国外財産に係る相続税等の見直し 目 相続税（相続税法第１条の３、相続税法第２条） 贈与税（相続税法第１条の４、相続税法第２条の２） 日本で就労する一定の要件を満たす高度外国人材等が、相続によって取得・ 贈与する国外財産に係る相続税・贈与税の見直しを図る。 要 望 の 内 平年度の減収見込額 容 － 百万円 (制 度 自 体 の 減 収 額) ( － 百万円) (改 正 増 減 収 額) ( － 百万円) ⑴ 政策目的 高度外国人材等が働きやすい環境を整備することで、日本企業の国際化及び 外資系企業による国内進出や対日直投を後押しする。 新 設 ・ ⑵ 施策の必要性 現行の相続税・贈与税においては、日本人のみならず、日本で就労する外国 人が国外財産を相続（取得・贈与）する際にも課税関係が生じるが、下記のよ うなケースにおいて、国外財産に本国よりも重い税負担が課される可能性があ るために、高度外国人材等が来日を取り止めるという事態が近年生じている。 ① 日本に単身赴任で在留する外国人が死亡し、国外財産を国外に居住する 外国籍の者に相続する場合 ② 日本に家族帯同で在留する外国人が死亡し、国外財産を当該家族に相続 する場合 拡 充 又 は 延 長 ③ 日本に在留する外国人の親族等（非居住者かつ外国籍）が国外で死亡 し、国外財産を当該外国人が相続する場合 政府の成長戦略において掲げられている、高度外国人材等の受入れ促進及び 外資系企業による国内進出や対日直投の増加を実現するためには、外国人に対 する国外財産に係る相続税等の規定を見直し、来日阻害要因を取り除く必要が ある。 を 必 要 今と す 回 る の理 要 望 に 由 合 理 性 政策体系 における 政策目的の 位置付け 政 策 の 達成目標 １．経済産業 １－１ 経済基盤 ３．対外経済 ３－３ 貿易投資 高度外国人材等の呼び込み強化 ２３－１ 租税特別措 置の適用又 は延長期間 － 同上の期間 中の達成 目 標 － 政策目標の 達成状況 有 効 性 相 当 性 要 望 の 措 置 の 適用見込み 要望の措置 の効果見込 み(手段とし ての有効性) 関 連 す る 事 項 こ れ ま で の 租 税 特 別 措 相続税又は贈与税の基礎控除額以上の財産を有する日本で就 労する外国人又は国外に居住する外国人への適用が見込まれ る。 高度外国人材等の来日阻害要因が取り除かれ、その呼び込み が強化される。 当該要望項 目以外の税 制上の支援 措 置 同一の目的である他の措置はない。 予算上の 措置等の 要求内容 及び金額 同一の目的である他の措置はない。 上記の予算 上の措置等 と要望項目 との関係 － 要望の措置 の妥当性 置 の 適 用 実 績 と 効 果 に － 同一の目的である他の措置はなく、制度自体の見直しによる 措置が妥当。 租税特別 措 置 の 適用実績 － 租特透明化 法に基づく 適用実態 調査結果 － ２３－２ 租税特別措 置の適用に よる効果 (手段として の有効性) 前回要望時 の達成目標 前回要望時 からの達成 度及び目標 に達してい ない場合の 理 由 これまでの 要 望 経 緯 － － － － ２３－３
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