ヤンマー、ガーナで農業の効率化を目指す

PRESS RELEASE
独立行政法人国際協力機構
民間連携事業部
2016 年 9 月 21 日
ヤンマー、ガーナで農業の効率化を目指す
~BOP ビジネス連携促進案件で採択~
国際協力機構(JICA)は 9 月 9 日、「協力準備調査(BOP ビジネス連携促進)」において、ヤンマー株式会社
(大阪府大阪市、山岡健人代表取締役社長)が提案する「小規模農家向け農業機械販売事業準備調査」(ガー
ナ)の採択を発表しました。
本制度は、途上国の貧困層(BOP:Base of the Pyramid)の課題解決をめざす「BOP ビジネス」への日本
企業の参画を後押しするため、2010 年度に導入した公募型事業です。民間企業から、優れた製品やノウハ
ウ、アイデアを活かした BOP ビジネスの提案を募り、採択された企業に対して最大5 千万円を上限に、ビジネ
スモデルの検証や JICA 事業との連携可能性を検証するための現地調査を委託しています。
ガーナでは、農業の近代化と持続可能な環境管理を開発目標として位置づけ、特にコメは重点作物の一つ
として増産を目指していますが、効率化など多くの課題を有しており、民間企業の技術や資金を活用した農業
機械化を進めています。ヤンマー株式会社は、90 年にわたる途上国での農業機械の販売実績、50 年以上の
製造実績を有しており、コメの生産から収穫に至るまでの各工程に関わる機械を製造販売しています。今次
採択された本事業では、ガーナ南部の小規模稲作農家に対し、高品質・高耐久性の耕耘機の販売とアフター
サービス、及び現地 NGO と協力した技術指導を行うことで、農作業の効率化による適期作業や収穫後の損
失削減を通じた、農家の収入向上に寄与することが期待されています。
ガーナにおける農作業風景
ガーナで導入予定の耕耘機 (YZC シリーズ)
【本件に関する問い合わせ先】
JICA 民間連携事業部 連携推進課 金森
TEL 03-5226-6960
e-mail: [email protected]