PRESS RELEASE 独立行政法人国際協力機構民間連携事業部 2016 年 9 月 21 日アグリセールスと七色畑ファーム、ベトナムでレンコンのバリューチェーン構築を目指す～ BOP ビジネス連携促進案件で採択～国際協力機構（JICA）は 9 月 9 日、「協力準備調査（BOP ビジネス連携促進）」において、株式会社アグリセールス（神戸市兵庫区、五熊厚子代表取締役）、及び株式会社七色畑ファーム（和歌山県紀の川市、河西伸哉代表取締役）が提案する「レンコン・バリューチェーン構築事業準備調査」（ベトナム）の採択を発表しました。本制度は、途上国の貧困層（BOP：Base of the Pyramid）の課題解決をめざす「BOP ビジネス」への日本企業の参画を後押しするため、2010 年度に導入した公募型事業です。民間企業から、優れた製品やノウハウ、アイデアを活かした BOP ビジネスの提案を募り、採択された企業に対して最大5 千万円を上限に、ビジネスモデルの検証や JICA 事業との連携可能性を検証するための現地調査を委託しています。ベトナムでは、農業が主要産業になっているものの、生産性や品質の低さ、流通等に課題があります。本件が対象とするメコンデルタは、同国最大の食料供給地帯であり、大規模な稲作が展開されていますが、地球温暖化による海面上昇の影響を受け塩水遡上が発生し、一部の地域では、生産量にも影響が出ています。本事業では、塩害に強い作物であるレンコンの利点と提案企業の有する高付加価値産品生産技術、ならびに ICT を活用した生産・加工・流通ノウハウを組み合わせることで、付加価値を高めたレンコン商品を安定的に供給するバリューチェーンを構築し、BOP 層農家の所得向上と加工工程による雇用の創出を目指します。ベトナムにおけるレンコン栽培風景ベトナムにおけるレンコン収穫風景【本件に関する問い合わせ先】 JICA 民間連携事業部連携推進課吉永 TEL 03-5226-6960 e-mail： [email protected]