J・ウォーキング・デッド(仮) ID:98353

J・ウォーキング・デッド(仮)
永遠の二番煎じ
︻注意事項︼
このPDFファイルは﹁ハーメルン﹂で掲載中の作品を自動的にP
DF化したものです。
小説の作者、
﹁ハーメルン﹂の運営者に無断でPDFファイル及び作
品を引用の範囲を超える形で転載・改変・再配布・販売することを禁
じます。
︻あらすじ︼
途中で打ち切りました。
目 次 J・ウォーキング・デッド︵仮︶ │││││││││││││
1
J・ウォーキング・デッド︵仮︶
昼休み校舎裏のアメリカンショートヘアに餌付けをする。
﹁ミ ケ、こ こ ら へ ん は 草 刈 り し た 後 だ か ら 残 っ て る 棘 に 気 を 付 け ろ
よ。﹂
ミケはそっけなく裏山に戻る。
いつものように一棟の教室に入る、自分の好きな場所に座って講義
を聴く、今日は紅葉が赤いから窓側の端に座ろう。
﹂
座ったらノートとその授業の資料を出す、そこに幼馴染が来る、
﹁こんな前に座るのか
﹁だって窓側はここしか空いてなかったから。﹂
後ろををふりむき幼馴染と会話しつつ18列目までの席の生徒の
密度を測る。
﹁ったく勘弁してくれよ。﹂
と言い横に座る。
﹂
その光景を二人の女子大生が見ながら、
﹁木田くんのどこがいいの
﹁なにこれ、造り物
﹂
頭を撃たれようやく倒れて動かなくなる。
ビルの屋上から見える若い男は体に幾度の銃弾を浴びても倒れず、
﹁真央にはわからないんだよ。﹂
﹁いやいや、別れた方がいいよ。﹂
﹁強くて頼りになる所かな。浮気は仕方ないと思うけど・・・﹂
?
も。﹂
と幼馴染から見せられた別の動画は女性の頭を鈍器で破壊してい
る、背後にエッフェル塔がうっすら見える。
今日は女子大だか
﹁そんな教育に悪いグロッキーなもん、僕に見せないでよ。﹂
﹂
﹁わりぃ、ところで鬼ごっこのサークル行くだろ
ら倍率は2倍だぜ
?
1
?
﹁さあな、この動画はロサンゼルスで撮影されたものだ、それにこれ
?
?
鬼ごっこのサークルとは表だけであって実質合コンサークルのよ
うなものだ。
﹁ゲスイなお前。﹂
﹁欲のないお前よりは社会の役に立ってるぜ。﹂
鐘が鳴り、教授が入ってくる。
小声で、
﹁欠員がでたんだ。﹂
放課後幼馴染に言われ、広場に集まった。
﹁少ない男が鬼で。1分後鬼動きます。﹂
﹂
そう幹事長が言った瞬間女子は一斉に逃げる。
﹁お前は彼女いるのにいいのか
﹁ベジタリアンの代わりに食べるんだ。﹂
﹁お前はとことんゲスイな、恋敵にしたくない奴だ。﹂
空が茜色に染まる、銃声が鳴り、鬼は走り出した、銃声を鳴らすの
は女子の役目だ。
逃げる範囲はあらかじめ決められている、その舞台となる大学の敷
地だけだ、ただし出入り口は使ってはならない。
もちろん大学のすべての講義が終わってからである、そのため完全
に太陽が沈んでからやることもあった。
幼馴染と2人で校舎と校舎をつなぐ渡り廊下に、
﹂
﹁春人、二手に分かれて追い込むぞ。ここは俺たちのホームだ、さっさ
と終わらして連絡先聞くぞ
﹁・・・そうだな。メインディッシュはこの後だもんな。﹂
結局半分しか捕まらなかったが、本当はここからが醍醐味だ。
﹁捕まった数10、たった半分でした。解散。﹂
この解散とは連絡先交換の合図である、ただし一人だけしか聞けな
い。つまりその日の本命という意味であった。
2
?
﹁まあ、そう苛立つな。先輩たちが捕まえてくれてるよ。﹂
﹁クソっ。﹂
だが誰もいなかった。
﹁おっけー、校舎裏で会おう。﹂
?
だが混乱は生じる。
ハーレム・逆ハーレムあるいは四角それ以上の構図になることもあ
る。
連絡先を交換するだけでだ。
実体験で本命に行くと、本命が自分の先輩に連絡先を聞いていたの
を見て最初はショックであった。
それ以来自分で行くことはなくなっていた、ちなみに自分は聞かれ
たことはない。
たまに欠員が出た時要請されて参加するが、一番なにをしていいか
分からない時間だ。
幼馴染はもう横にいなかった、気が付けば周りにグループができて
いた。
﹁田崎くん、連絡先教えて。﹂
﹂
と無表情で一人女子が聞いてきた。
﹁え
目と耳を疑ったが明らかに目の前に居て名字も田崎、しかも田崎は
﹂
ここにひとりしかいない。
﹁なんで僕なんですか
無表情を崩さず、
﹁いいから。﹂
な。﹂
﹁じゃあ、デレた時たまんねーな。﹂
?
幼馴染とは同じ賃貸で暮らしていた、お隣さんでもある。
幼馴染は肩を叩いてくる。
﹁犯罪じゃないんだ、まあそう真面目になりすぎるな。﹂
﹁そんなことより彼女に悪いと思わねーのか
﹂
﹁へ へ じ ゃ ね ー よ、あ の 人 同 い 年 だ け ど 終 始 不 愛 想 で 怖 か っ た か ら
﹁まさか・・・春人にも春がきたか・・・へへ。﹂
暗闇を照らす外灯、幼馴染と一緒に帰り道を歩く。
名札には金村と書いてある。
強めに言われ若干気を使い対応した。
?
3
?
﹁ただいま。﹂
﹁おかえりー。今日オムライス作ったよ。﹂
と幼馴染が戸を閉めるまでその会話は聞こえる。
戸が完全に閉まるのを確認して
﹁浮気してるくせに彼女連れ込みやがって。﹂
と思わず漏れる。
仮屋に帰り携帯を見ると、
︻アメリカンショートヘアにミケとかウケる︼
と金村からメールがきている。
鬼ごっこが終わる30分前幼馴染と二手に分かれた時校舎横でア
メリカンショートヘアが前足を怪我し、三足歩きしていた。
﹁ミケ、大丈夫か。﹂
春人は猫の肉球に刺さった棘を抜き、ポケットからリパテープを
貼ってあげた。
どっちだ。俺はどっちもきょにゅうで選べないぜ。﹂
したことはある。
4
それを隠れていた金村はこっそり見ていたのだ。
︻ミケじゃなくてミケランジェロ。︼
と送ると1分もたたず、
︻ウケるー、返信も誠実だね︼
その受信以降その日返信することはなかった。
次の日バトミントンの授業で、
﹁田崎木田ペアと高田松本ペア。﹂
﹂
と先生に言われ、ネットを挟んで、
﹁春人、どっちがタイプだ
﹁で
苦言を呈す。
﹁お前はスポーツマンシップにのっとったことないよな。﹂
?
高田さんは前期の英会話でディスカッションしたことがあり対話
と聞き流すしかない。
﹁そうか・・・﹂
羽を撃ちかえし、
?
その一時間はずっと幼馴染のきょにゅうの話を聞いていた。
バトミントンの授業が終わり、普段着に着替えて出て行く。
﹁お疲れ様です。﹂
﹁お疲れ様です。﹂
と高田さんとあいさつを交わす。
どこかで僕を軽蔑しているようだ。
高田はそのまま体育棟を出て行く。
その後幼馴染が男子更衣室から出てきた。
﹁わりぃ、おまたせ。﹂
﹁おう、食堂行こうぜ。﹂
﹂
食堂で一人行列を並んでいると高田さんがたまたま後ろに並んだ。
﹂
不快そうに僕の後ろに並ぶ。
﹁な、なんだよ
﹁なんで田崎くんは木田くんの友達なの
一言でいえば浮気野郎の友達もクソ野郎ってことだろう、僕はそう
解釈する。
﹂
﹁僕だって言ってるが、あいつは聞かない。﹂
﹁それって友達って言える
頭に来た、
︻今度飯行かない
︼
と金村に返信した。
﹁春人、待たせたな。﹂
﹁ああ、待ったぞ。﹂
横柄な態度で答える。
﹁どうした、何かあったのか
﹂
気が立っていたので、勢いで
席に座り、木田がトイレから戻ってくるのを待つ。
﹁開き直るんだ、あなたも木田くんと変わらないね。﹂
わらないでくれ。﹂
﹁自分が納得できないなら木下さんと友達やめるか、別れさせろ。関
?
﹁・・・まあいい・・・早く食べよう。﹂
?
?
5
?
?
﹁お、おう。﹂
いつものように一人で校舎裏に行く、ミケはいなかった。
珍しく思い、立ち入り禁止の柵を越えてミケを探していると人が棒
立ちしていた。
まずいと思い木に身を隠す。
その時、ブーブーと携帯がマナーモードで振動した。
音に吸い寄せられるように落ち葉を踏む音が徐々に近づく。
観念して木陰から出ると顔を真っ青にした高田さんであった。
﹁ち、ちがうんだ、見回りの人だと思ったんだ、でもこんな時間に見回
りなんてしてるの見たことないと思ったし・・・﹂
と言い訳をしているが高田さんの耳には入っていないようだ。
﹁田崎くん、どうしよう・・・﹂
﹂
高田さんは何かにおいつめらているようであった。
﹁どうしよう
しめたと思い、丸め込むことにした。
﹁大丈夫だよ、今から校舎に戻れば授業に間に合う。﹂
﹁そうだね。﹂
高田さんは目がうつろである。
﹂
校舎に向かって歩きだし、後を歩こうとしたとき後ろが泥まみれで
汚れている。
﹁後ろ汚れてるけど大丈夫
そこに再び高田も戻る。
男の首にナイフが刺さって仰向けで倒れている。
顔が真っ青になった。
僕は半分茶化すつもりで棒立ちしていた場所に行く・・・
と僕に向かって叫ぶ。
﹁駄目。﹂
我に返り、
高田さんが棒立ちしていた場所に行く。
何かがおかしいと思っていたが我慢できず、興味をかきたてられ、
と聞くと高田さんは体が震える。
?
6
?
倒れている男は鬼ごっこサークルの責任者であった。
﹂
﹁あ、アメショーだ。見て見て真央。﹂
﹁林檎、本当
後期初めて見るから。﹂
﹁大丈夫だ、正当防衛だし状況を詳しく説明すれ・・・﹂
﹁や、やめて・・・﹂
携帯を取り出すと手首を握って来た。
﹁け、警察に電話しないと。﹂
そこに自分の携帯でない電子音がかすかに聞こえた。
間が経つにつれてその勇気はなくなっていく。
警察に自首しようと、携帯をとりだすも手は震え勇気が出ない、時
汚れを掃った。
血がつかないようにすぐに男を突き飛ばし、服装を整えできるだけ
両手で男の右手を掴み首に刺した。
男は頭に血がのぼり、ナイフを地面から抜いたとき、力を振り絞り
﹁誰か助けてーーー﹂
それでも声を出し抵抗した。
と小声で脅し、ナイフを顏の横の地面に刺す。
﹁声出したら殺してやるからな。﹂
にやけながら、
ナイフを取り出した。
そして仰向けにされ、男は馬乗りになり左手で首を掴まれ、右手で
つまずき倒れた。
る。
腹に肘打ちを喰らわせ振り払って逃げる、校舎からどんどん遠くな
そこに後ろから首を絞められ、抵抗する。
柵を越えて裏山に入ると見失った。
猫は前足に少し違和感を感じさせる歩きをしていた。
一人校舎横を抜けて校舎裏に猫を追いかける。
﹁先にカフェ行っといて。﹂
﹁遊んできたら
?
話すうちに顔を見て察した。
7
?
﹁そうか・・・さらし者になるのが嫌なのか。﹂
顔を背ける。
﹁こっちを向け。﹂
だが顔は背けたままである。
両手で顔をこっちに向け言い聞かせるように、
﹁さらし者になるか、犯罪者しか選択はない。﹂
﹂
その後落ち葉を幹事長の体にまぶし始めた。
﹁なにやってんの
と止めにかかった。
﹁アリバイがいる・・・もう午後の授業は始まってるから急いだ方がい
い。放課後また来て話し合おう。﹂
﹁う、うん。﹂
幹事長の体を落ち葉で隠した後、高田さんを落ち着かせて二人別の
授業に遅れて出た。
ほとんど席が埋まった教室で幼馴染を見つけて、
﹁悪い、遅れた。﹂
俺も遅刻しちゃってさ。﹂
﹁珍しいな、あと30分だぞ、最初の10分ノート写せなかったけどい
いか
放課後校舎裏に集まる。
﹁田崎くん、ありがとう。私自首するね。﹂
﹁分かった・・・一応二人で見に行こう。﹂
柵を越えて争った場所に行く。
落ち葉が不自然に積もっている所で驚愕した。
﹂
倒れた男が居ないのだ。
﹁なあ・・・高田
今110番してるけど。﹂
﹁ないんだ・・・ないんだよ。﹂
高田は驚き、静止した。
振り向き、携帯を取り上げ回線を切った。
﹁なに
殺されると思った、別の場所に遺棄して僕も消されると覚悟した。
?
8
?
﹁大丈夫だ、自己責任だからな・・・でもノートは後で借りるよ。﹂
?
?
﹁なにを言ってるの
﹁待て。﹂
﹂
﹂
と手を掴むが振り払う。
?
﹁様子を見よう。﹂
﹁返って不自然じゃない
﹂
怒っている高田を木陰に引きずり隠れた。
﹁やばい、隠れるぞ。﹂
すると山奥からゆっくりと落ち葉を踏む音が近づく。
﹁今も普通じゃないし。﹂
﹁いや・・・高田さんが普通じゃなかったから。﹂
﹁知り合いだったなんて、なんで隠してたの
﹂
それをおいかけながら幹事長に電話するが出ることはなかった。
高田さんは目を開き、怒って校舎裏に戻る。
﹁さっきの男だ。﹂
﹁誰にかけてるの
携帯電話を取り出し、ある人にかける。
﹁いえ・・・何も知らないけど。﹂
﹁高田さんがどこかに・・・﹂
血痕は山奥のほうに続いている。
高田も嫌々見てみると血痕しかなかった。
?
﹁生きてるのか・・・﹂
数時間考えたが結論は出ず、真夜中になる。
幹事長は柵を飛び越えては来なかった。
手を引かれ校舎の柵を飛び越えた。
﹁ちょっと、固まらないで今は逃げるわよ。﹂
早歩きで幹事長がこちらに向かってくる。
首には刃物が刺さっていて上半身は血だらけであった。
と叫ぶと、ゆっくりこちらを振り向く。
﹁幹事長。﹂
木陰から覗くと服が汚れた幹事長の後ろ姿であった。
その足音は校舎を無視してまた山奥に遠ざかる。
?
9
?
﹁とりあえず警察に。﹂
﹁いや、この状況をどう説明するんだ
﹂
﹁そうは言っても私達じゃあ解決できないでしょ。﹂
山奥から光が、
﹁誰か来た、逃げよう。﹂
﹁・・・﹂
大学を出て高田さんを送る。
﹁家まで送るよ。明日の早朝に校舎裏に行ってみよう。﹂
﹁うん・・・ごめんね、こんなことに巻き込んで。﹂
﹁い い よ、俺 は お せ っ か い だ か ら。翔 に も 何 度 も 彼 女 を 悲 し ま せ る
なって言ってるんだけどな。﹂
﹁でも、これは次元が違う話だから。﹂
女子寮に着き連絡先を念のため交換した。
﹁じゃあな。明日早朝来いよ。﹂
﹁うん。﹂
と言ってドアを閉めた。
携帯には着信があった。
︻明日空いてるよ。︼
金村さんからであった。
昼休みの着信メールである。
︻じゃあ明日夜レストランで会いましょう。︼
﹂
深夜家に帰ると、すぐにドアを叩く音がする。
﹁はい。﹂
と開けると幼馴染であった。
﹁春人、なんでこんなに遅いんだ
﹁なんだそれ、心配して損したぜ。﹂
幼馴染は隣の仮屋に戻った。
早朝に校舎裏に行くと警察が柵の外側に野次馬が校舎裏に集まっ
ていた。
高田さんの姿はそこになかった。
10
?
﹁お前の浮気癖を治せないかどうか高田さんに怒られてたんだ。﹂
?
情報は公開されていないが、襲われたのは見回りの警備員だという
噂が立っている。
昼休みには全授業臨時休講という異例の放送が流れる。
︼
金村から着信が、
︻今から会える
﹁大丈夫
﹂
﹁金村さん、電車で来たの
﹂
﹁噛まれたり引っかかれたりしてない
﹂
?
﹁これを信じろと僕に
﹂
弾圧する武装組織の姿、あらゆる動物を喰らう人々の様子など。
と動画を見せられた、それは世界各地で反対運動をしている人々を
﹁まずこれ見て。﹂
﹁一体どうしたの
近くのレストランに行き、話を聞く。
﹁え、なに言ってるの。﹂
﹂
駅前には大勢の人が立ち往生している。
直接歩いて駅前に行くと電車は運行休止している。
と返信した。
︻分かった、駅前で会おう。︼
?
﹁なんだよ、意味が分からない。﹂
と金村は言い放ってレストランを出て行く。
﹁分かった、あなたに頼ろうとした私がばかだった。﹂
と一刀両断する。
﹁日本じゃあありえない。これこそウケる。﹂
ろって。﹂
﹁え え、父 は 国 際 的 な ジ ャ ー ナ リ ス ト だ か ら 感 染 し て な い 人 と 逃 げ
?
11
?
?
?