化学工学会関西支部 第4回技術シーズフォーラム 2016.10.7 同志社大学 室町キャンパス -攪拌、混合、流動、伝熱- ~マイクロミキシグからヒートインテグレーションまで~ 「 有機合成フロープロセスを支えるマイクロリアクター ―抽出と解乳化― 」 大阪府立大学・大学大学院化学工学専攻 武藤明徳 研究目的: ・有機合成フロープロセスを支えるマイクロリアクターの開発 ・マイクロ化学プロセスに適した分離操作用デバイスの開発 ・「抽出」および「解乳化(エマルジョンの破壊)」用デバイスの開発 1/3 研究方法、主要な成果 <抽出デバイス> 溶媒に依存せず,計算通りの スラグ長さを実現できる スラグ長さが短いほど,抽出 が迅速である (実線および点線は計算線) トルエン中の0.017Mアミルアルコ ールカリウム塩の水への抽出 デバイスの開発および化学反応への応用例 門脇信傑ら,化学工学論文集,40(1),38-42(2014) <解乳化デバイス> 矩形波の交流電場を照射により エマルジョンを破壊し,水と油に分離する トルエンのほか, O‐, m‐, p‐キシレン ヘキサン シクロヘキサン を有機溶媒とする エマルジョンにも 有効であることを 確認済 2/3 結論 (1) 有機合成プロセスの後処理に有望である (2) W/Oエマルジョンであれば、迅速な解乳化の可能性がある(研究中) (3) フロー系に加えてセミ・バッチ方式にも応用可能(研究中) 今後の展開、応用への展開: <応用例> ・有機合成プロセスへの適用 ・液中に溶存する有機物の分離・濃縮、分離・除去 ・油脂・油水混合液体の処理 <共同研究> 各種製造企業様との共同研究を歓迎いたします 3/3
© Copyright 2024 ExpyDoc