ローカル・イノベーション・プロジェクト研究会 報告概要 平成28年9月7日 近畿経済産業局 研究会の目的・委員構成・スケジュール 1 「ローカル・イノベーション・プロジェクト研究会」について 【研究会の目的】 地域ぐるみで産学官金等が連携し、持続的に新産業・新需要等を生み出す取組み(=ローカ ル・イノベーション・プロジェクト)の先駆的事例を調査・分析すること。 先駆的事例の分析を通じて成功のための普遍的要素を抽出することで、ローカル・イノベーション・ プロジェクトの標準モデルを作成すること。 【研究会開催手法】 自治体が主導するローカル・イノベーション・プロジェクトの先駆的事例4つを取り上げる。 各プロジェクトにおける事業の実施地において研究会を開催し、自治体・産業支援機関・地域金 融機関・中核企業といった各プロジェクトのキーパーソンとの意見交換を実施することで、実施者の 生の声・本音の意見を重視する。 【研究会活動期間】 平成28年6月17日~平成28年8月末日 【事務局等】 近畿経済産業局総務企画部企画課に事務局を置く。 株式会社地域計画建築研究所が近畿経済産業局から業務委託を受けその事務を行う。 2 「ローカル・イノベーション・プロジェクト研究会」 委員構成 【委員長】 同志社大学商学部准教授 関智宏 ■中小企業論、企業ネットワーク論 ■アドック神戸顧問、日本中小企業学会幹事等多数歴任 【委員】 りそな総合研究所リーナルビジネス部長 藤原明 ■立命館経営大学院、大阪電気通信大学金融経済学部客員教授 ■大阪府まち・ひと・しごと創生推進審議会委員 ■年間300を超える講義・講演・ワークショップを展開し、地方自治体との協働事業も多数実施。 中小企業基盤整備機構近畿本部統括プロジェクトマネージャー 多田知史 ■重電メーカー(日新電機(株))出身。研究開発部門・システム製品の事業部門・経営企画部門にて、電力安定化や発電等に関するシ ステム製品開発、新事業企画、技術企画、営業技術(セールスエンジニア)、設計管理、部門管理、マーケティング支援、海外も含めた 産学官/企業連携等の業務に従事。 ■2007年に経営コンサルタントとして独立。中小企業・財団法人・大企業等の新事業企画・マーケティング・経営戦略等の支援等を実施。 教育系公益財団法人の理事に就任。 ■中小企業診断士、消費生活アドバイザー 近畿経済産業局総務企画部長 青木朋人 3 研究会開催スケジュール 開催日時 開催場所 内容 第1回 平成28年6月17日(金) 10:00~11:30 京都高度技術研究所 (京都府京都市) 「京都市ソーシャル・イノベーショ ン・クラスター」の事例研究 第2回 平成28年6月28日(火) 14:00~15:30 奈良県文化会館 (奈良県奈良市) 「漢方のメッカ推進プロジェクト」 の事例研究 第3回 平成28年7月12日(火) 10:00~11:30 堺伝統産業会館 (大阪府堺市) 「堺産品海外需要拡大事業 (「堺食産品海外セールス実 行委員会」の取組み)」の事例 研究 第4回 平成28年7月28日(木) 10:30~12:00 多摩川精機株式会社 (長野県飯田市) 「飯田航空宇宙プロジェクト」の 事例研究 第5回 平成28年8月19日(金) 16:00~17:30 近畿経済産業局 (大阪府大阪市) 取りまとめ 4 各回サマリー 5 研究会で調査対象とした先駆的取組みの一覧 自治体 ① 京都市 ② 奈良県・ 宇陀市・葛城市・ 橿原市・明日香村・ 高取町・下市町・ 天川村 ③ 堺市 ④ 飯田市・ 松川町・高森町・阿南 町・阿智村・平谷村・根 羽村・下條村・売木村・ 天龍村・泰阜村・喬木 村・豊岡村・大鹿村 プロジェクト 事業概要・特徴等 京都市 ソーシャル・ イノベーション・ クラスター □市民、企業、NPO、大学などの多種多様な組織や個人が、京都で 社会的課題の解決に挑戦することで、過度の効率性や競争原理とは 異なる価値観を日本はもとより、世界にも広める全国初の取組。 □京都市ソーシャルイノベーション研究所(略称:SILK、事務局:京都 高度技術研究所)が産学官を巻き込んだネットワークの形成や、企業 と公的機関とのマッチングを行うパブリックコーディネートに取組む。 漢方のメッカ 推進プロジェクト □既存の薬用作物を活かし、医薬品だけでなく新たな産業分野である機 能性食品等の創出に対し、奈良県を中心に政策横断的な支援を行う ことで県全体の産業活性を図る。 □行政のほか、奈良県立医科大学、川下企業(ロート製薬、UHA味覚 糖等)が参加 堺産品海外需要 拡大事業 (「堺食産品海外 セールス実行委員 会」の取組み) 飯田航空宇宙 プロジェクト □堺市の伝統産業である「堺打刃物」を中心とする堺製品の海外での市 場開拓について、「堺食産品海外セールス実行委員会」のもと、行政・ 支援機関・事業者が一体的に取り組んでいる。 □同時に首都圏への販路開拓、後継者育成(技能継承)にも取り組 む。 □飯田地域における、中京圏に近いという地の利と精密加工・電気電子 技術の集積を活かし、2006年に飯田航空宇宙プロジェクトを設立 (現在38社)。地域での一貫生産を可能にする水平分業型のネット ワークづくりへの移行を目指す。 □共同受注体制の整備(エアロスペース飯田)、特殊工程技術を有す る拠点工場の整備、人材育成・研究開発機能を備えた知の拠点の形 成等を実施。 6 第1回 「京都市ソーシャル・イノベーション・クラスター」の事例分析 開催概要 ●日時:平成28年6月17日(金) ●場所:京都高度技術研究所 ●研究会出席者(役職のみ): ・京都市産業観光局 商工部 中小企業振興課長 ・京都市産業観光局 商工部 中小企業振興課 ソーシャルイノベーション創出支援係長 ・(公財)京都高度技術研究所 ソーシャルイノベーション研究所 事務局長 ・京都信用金庫 企業成長推進部長 「京都市ソーシャル・イノベーション・クラスター」の概要 ●市民、企業、NPO、大学などの多種多様な組織や個人が、 京都で社会的課題の解決に挑戦することで、過度の効率性や 競争原理とは異なる価値観を日本はもとより、世界にも広める 全国初の取組。 ●京都市ソーシャルイノベーション研究所(略称:SILK、事務 局:京都高度技術研究所)が産学官を巻き込んだネットワー クの形成や、企業と公的機関とのマッチングを行うパブリックコー ディネートに取組む。 得られた知見 [明確な役割分担に基づく重層的な支援体制の構築] ●地域金融機関、産業支援機関、企業それぞれが役割を分担。行政は各主体が同じ方向感を持って活動するための土壌づくりに注力。 ●京都信用金庫はソーシャル・イノベーションに取り組むことが職員の成長に繋がると捉え、独自の融資制度を創設。 ●事業ごとに異なる外部協力機関を“パートナー”として位置付け、重層的な支援体制を構築。 [事業全体を戦略的にデザインし、さらにトライアルアンドエラーで洗練] ●ソーシャル・ビジネスを行う企業の創出をプロジェクトの目的に据え、企業の認定制度をコア事業とし、他の事業は認定制度をサポートす るものとして事業全体を戦略的にデザイン。 ●前身の研究会からトライアルアンドエラーを繰り返し、地域の現状を消化しながら、数年かけて現在の形に事業を構築。現在も小さくト ライアルアンドエラーを行いながら、芽があるものを拡大。 [地域性に関する柔軟な捉え方] ●ソーシャル・ビジネスに積極的に取り組む人・企業が京都市に集まることが京都市の利益になるとの考えに基づき、社会的企業を誘致。 7 第2回 「漢方のメッカ推進プロジェクト」の事例分析 開催概要 「漢方のメッカ推進プロジェクト」の概要 ●日時:平成28年6月28日(火) ●場所:奈良県文化会館 ●既存の薬用作物を活かし、医薬品だけでなく新たな産業分野 ●研究会出席者(役職のみ): である機能性食品等の創出に対し、奈良県を中心に政策横 ・奈良県 知事公室審議官(漢方のメッカ推進プロジェクト担当) 断的な支援を行うことで県全体の産業活性を図る。 ・奈良県 産業・雇用振興部 産業政策課長 ●行政のほか、奈良県立医科大学、川下企業(ロート製薬、 ・奈良県 医療政策部 薬務課長 UHA味覚糖等)が参加 ・奈良県 農林部 農業水産振興課 課長 ・南都銀行 法人営業部長 ほか 得られた知見 [オール奈良県での支援体制の構築] ●生薬の生産から販売まで一貫した支援体制を構築するため、県庁内で部局横断のプロジェクトチームを組成。月に1度プロジェクト チーム会議を開催し、進捗状況を共有。 ●県庁が積極的に推進するプロジェクトであることから、賛同する県内自治体も出現しており、多数のローカルプロジェクトが開始されおり、 正にオール奈良県での産業振興策となっている。 [事業化に向けた取組みの積極的な推進] ●大手中核企業と包括連携協定を締結し、研究開発やテストマーケティングを共同で実施。 ●事業者同士の研究・ビジネスにおけるマッチングを推進するための協議会を設立。 ●全国レベルでも漢方の産業化を推進するため、奈良県を含む3県が連携し、「(一社)漢方産業化研究会」を設立。 [インバウンド需要の積極的な取り込み] ●奈良県に急増しているインバウンド客をターゲットに、ドラッグストア等と連携した販売体制を構築。また、専門家と連携し、アジア人観光 客に訴求するプロモーション方法を検討。 8 第3回 「堺産品海外需要拡大事業」の事例分析 開催概要 ●日時:平成28年7月12日(火) ●場所:堺伝統産業会館 ●研究会出席者(役職のみ): ・堺市 産業振興局 商工労働部 副理事 ・(公財)堺市産業振興センター 企画・事業担当次長 ・(公財)堺市産業振興センター 販路開拓課長 ほか 「堺産品海外需要拡大事業」の概要 ●堺市の伝統産業である「堺打刃物」を中心とする堺製品の海 外での市場開拓について、「堺食産品海外セールス実行委員 会」のもと、行政・支援機関・事業者が一体的に取り組んでい る。 ●同時に首都圏への販路開拓、後継者育成(技能継承)にも 取り組む。 得られた知見 [行政・支援機関・事業者が一体となった体制の構築] ●堺市、産業振興センター、市内企業が一体となって海外市場の開拓を目指すため、「堺食産品海外セールス実行委員会」を設立して 一貫した方針のもと取組みを推進。堺市からの負担金のほか、参加企業から年会費も徴収して運営。 [製品特性を踏まえた戦略的なターゲッティング] ●堺打刃物(和包丁)が和食プロ向けの製品であるという特性、また他の包丁産地の海外進出状況を踏まえ、日本食ブームが高まっ ているアメリカ市場をターゲットに選定。 ●ジェトロとも連携し、テストマーケティングや現地視察、展示会出展等を実施し、数年かけて進出。 [販売方法の工夫] ●展示会出展の際に日本から料亭の職人を帯同させ、調理を実演。 ●包丁研ぎ等のメンテナンスを中心とする“使い方”を浸透させるため、包丁研ぎの実演やセミナーを開催。 [海外販売向けの製品アレンジ] ●現地の生の声を製品づくりにフィードバックし、包丁の柄の部分をアレンジするなど製品の現地化に取り組む。 9 第4回 「飯田航空宇宙プロジェクト」の事例分析 開催概要 ●日時:平成28年7月28日(木) ●場所:多摩川精機株式会社 第2事業所 ●研究会出席者(役職のみ): ・多摩川精機株式会社 代表取締役副会長 ・(公財)南信州・飯田産業センター 地域連携マネージャー ・飯田市 産業経済部 工業課 工業振興係長 ほか 「飯田航空宇宙プロジェクト」の概要 ●飯田地域における、中京圏に近いという地の利と精密加工・電 気電子技術の集積を活かし、2006年に飯田航空宇宙プロ ジェクトを設立(現在38社)。地域での一貫生産を可能にす る水平分業型のネットワークづくりへの移行を目指す。 ●共同受注体制の整備(エアロスペース飯田)、特殊工程技 術を有する拠点工場の整備、人材育成・研究開発機能を備 えた知の拠点の形成等を実施。 得られた知見 [危機感の共有に基づく事業スタート] ●国内空洞化により精密機械製造業をはじめとする地場産業が将来的に衰退する恐れから、余力があるうちに成長性の高い航空機産 業への参入に地域ぐるみで取り組むことを提案し、賛同を得た地域企業と事業開始。 [中核企業の積極的な関与] ●航空機産業に実績のある多摩川精機㈱が技術協力、人材育成など様々な面で関与。 [目指すべき明確なビジョンの存在] ●国内航空宇宙産業の一角を担うため、地域内で一貫生産ができる体制の構築を目的に取組みを実施。これを実現するため、共同 受注組織の形成や、特殊工程を担う拠点工場を地域内に設立。 [自治体の広域連携のもと政策資源を集中投入] ●飯田下伊那地域14市町村が連携し、地方創生交付金を活用して検査機器の導入や大学と連携した人材育成事業を実施。 ●長野県による“長野県航空機産業振興ビジョン”公表により全県での取組へ波及。 10 11 「ローカル・イノベーション・プロジェクト研究会」のアウトプット 12 ローカル・イノベーション・プロジェクトの概念図 地域の産業課題・社会課題 危機感の存在と地域での共有 (産業集積・地域資源・地場産業・インフラ) テーマ・事業分野設定 (戦略的・魅力的なテーマ設定) 多様な参加者の合意形成 事業推進組織 (意思決定機関・事務局・ プロジェクトマネージャー) 主体的参画 明確な役割分担 (地元自治体・広域連携) 首長のコミットメント イニシアティブ 官 地域のポテンシャル 産 (支援機関・中核企業) 学 (大学・研究機関) 金 (地域金融機関) 資金の確保 (行政の予算、民間資金) 目標・KPI設定 (フィードバック) プレーヤー (地域内外の中小・中堅企業) イノベーション(新製品・サービス、新プロセス、新需要等)を創出するための事業内容 出口・マーケット(成長市場を具体的に選定) 13 ローカル・イノベーション・プロジェクトの標準モデル 地域ぐるみで産学官金等が連携し、持続的に新産業・新需要等を生み出す取組み(=ローカル・イノベーション・ プロジェクト)が、一定の成果を上げるために望ましいと考えられる、体制・手続き等に関する標準的な要素。開始 当初に全てを満たす必要はないが、事業実施期間中に絶えず目指すべきもの。 ①自治体の主体的な関与 -1 「地方版総合戦略」等の自治体の施策の方針を規定する文書において、プロジェクトの推進が明記 されていること。 【◎】 -2 自治体において担当部署、担当者が設定されていること。 【◎】 ②地域の産学金の主体的な参画と事業推進体制の構築 -1 人員・資源・資金等の拠出により、場合によっては一定のリスクテイクを行って、地域の産学金が主体 的に参画していること。 【◎】 ※「産」の関与については、産業支援機関に加えて中核企業の積極的な参画が重要 ※「学」の関与は望ましいが、プロジェクトの目的・内容によって参画が無い場合もありうる -2 地域の産学官金による事業推進体制(協議会等)が形成されていること。【○】 -3 事業推進体制における産学官金の役割が決まっており、責任主体(機関)が明確であること。【○】 ※役割分担は実施体制図、規約等により明示されていることが望ましい ③地域の構造的課題・危機感又は明確なビジョンの共有 -1 地域経済や産業の構造的課題・危機感が存在していること。もしくは、地域における明確かつ夢の ある将来ビジョンが存在していること。そして、これらが地域の産学官金に共有されていること。【◎】 -2 地域の産業構造や強み弱みが客観的なデータにより分析されていること。【◎】 14 ④新たに生み出す価値の明確な設定(どのようなイノベーションを実現するか) -1 新たに生み出す価値(新製品・サービス、新プロセス、新需要等)の内容を特定の分野において有 すること。【◎】 -2 ターゲットとする市場を具体的に設定していること。【◎】 -3 具体的なマーケットを見据え、開始当初から事業化を視野に入れたプロジェクトであること(マーケット インによる事業構築)。【◎】 ⑤事業マネジメント機能の確立 -1 地域や企業の実態を熟知する経験豊富なプロジェクトマネージャーなど、プロジェクト全体の目的・方 向性を意識しながら各主体の利害を調整し、プロジェクトを牽引できる人材がいること。 【○】 -2 原則としてアウトカムベースで、費用対効果の測定が可能なKPIが設定されていること。【◎】 -3 目標・KPIの達成状況が定期的に検証され、その結果がプロジェクトの内容や実施手法に柔軟 に反映される仕組みがあること。【○】 ⑥自立化に向けた道筋を描いていること -1 地域金融機関との連携等を通じて民間資金の導入可能性について検討するなど、予算面の自立化 (=行政予算の逓減)に向けた道筋を描いていること。【○】 -2 産学金の自主的な取組みを次第に強めることにより、事業推進面の自立化(=行政の事業関与の 逓減)に向けた道筋を描いていること。【○】 【 】内は登録要件となる際の取扱いを示す。 ◎:必須項目 ○:予定可(具体的内容の記載は必要) 15 研究会成果の今後の展開予定 16 (1)ローカル・イノベーション・プロジェクトの登録制度の創設 地方自治体が実施する「ローカル・イノベーション」を生み出す取組みのうち、一定の要件を満たす ものについて近畿経済産業局に登録できる制度を創設する。 登録要件には「ローカル・イノベーション・プロジェクトの標準モデル」を引き継ぐ。 登録されたローカル・イノベーション・プロジェクトに対しては、交流機会の提供等の支援策を講じる。 平成28年9月7日に登録受付を開始し、同年12月までに20件の登録を目指す。 登録制度の概要 ■受付期間:平成28年9月7日~随時 ※平成28年11月末日までを集中受付期間とする ■登録期間:申請日~平成31年度末(予定) ■申請主体:近畿2府5県に所在する地方自治体(府県・市町村) 若しくは当該自治体と連携して取組みを実施する産業支援機関 ■公表 :基礎情報(名称、申請主体、事業概要等)を近畿経済産業局 ホームページで公表 17 登録プロジェクトに対する支援策(予定) ①広報資料作成による統一プロモーションの展開 ・「(仮称)関西ローカル・イノベーションマップ」(日本語版・英語版)を作成 ・海外も含めてプロジェクト間の広域連携を促進するため近畿経済産業局が積極的に情報発信を実施 ②登録プロジェクト間の連携・交流の促進 ・新産業創出や新需要開拓のノウハウや情報、人脈等の共有を目的に、プロジェクトマネージャー等の キーパーソンを対象にした合同研究会を実施 ・キーパーソンの育成を目的にした合同研修会を実施 ③内閣府新型交付金等獲得のための個別ブラッシュアップ支援 ・近畿経済産業局が中心となり、関係省庁地方支分部局とも連携し、新型交付金等の国予算獲得のため の事業ブラッシュアップを実施 ④国等への支援策構築の検討 ・経済産業本省への新政策提案を実施(支援策構築、他経済産業局への横展開) ・内閣府及び経済産業本省と連携し、新型交付金における有力な支援対象候補として関連付けを図る ・地域経済活性化支援機構(REVIC)、中小企業基盤整備機構近畿本部(SMRJ)、日本貿易 振興機構大阪本部(JETRO)等との施策連携を実施 18 (2)関西☆ローカル・イノベーション創生シンポジウムの開催 地方自治体、産業支援機関、地域金融機関に対しローカル・イノベーションの重要性を訴え、 「ローカル・イノベーション・プロジェクトの標準モデル」への理解を醸成し、もって「登録制度」への登 録促進を行うことを目的としたシンポジウムを開催。 「ローカル・イノベーション・プロジェクト研究会」で事例分析した管内自治体の登壇も予定。 開催概要 ■日程:平成28年9月29日(木) 14:00~17:10 ■主催:近畿経済産業局 ■場所:大阪合同庁舎1号館 第1別館 大会議室 (定員150名) ■対象:地方自治体、産業支援機関、地域金融機関の担当者等 主催者挨拶 ○近畿経済産業局 (池森局長) 研究会の報告 ○ローカル・イノベーション・プロジェクト研究会 委員長 関智宏氏 (同志社大学商学部 准教授) ローカル・イノベーション・プロジェクト登録制度の概要説明 ○近畿経済産業局(青木総務企画部長) 経済産業省におけるローカル・イノベーション・プロジェクトへ の支援 ○経済産業省 地域経済産業グループ 地域経済産業政策課 支援機関におけるローカル・イノベーション・プロジェクトへの 支援 ○地域経済活性化支援機構(REVIC) ○中小企業基盤整備機構近畿本部(SMRJ) ○日本貿易振興機構大阪本部(JETRO) 関西自治体の先進事例紹介 ○奈良県 ○京都市 19
© Copyright 2024 ExpyDoc