ヴァレオ・イノベーション・チャレンジ

2015 年 10 月 7 日
グローバルなイノベーション・コンテスト
「ヴァレオ・イノベーション・チャレンジ」第 2 回の最優秀チームを発表
ヴァレオは 9 月 29 日、仏・パリにてグローバルなコンテスト「第 2 回ヴァレオ・イノベーション・チャレ
ンジ」の優勝チームを発表するとともに、第 3 回の募集概要を発表しました。
ヴァレオ・イノベーション・チャレンジは、世界の学生たちに、2030 年の自動車をよりインテリジェント
で直観的にする装備を考えてもらうことで、自動車のイノベーションに自ら関わる機会を提供するも
のです。
第 2 回ヴァレオ・イノベーション・チャレンジには、89 カ国から前回を約 40%上回る 1,324 チームが
参加し、2030 年の自動車に向けた骨太で革新的なイノベーションを開発してコンテストに応募しま
した。ヴァレオのエキスパートたちは集まったプロジェクトで多かったのは、運転支援システム、自動
運転、安全性の分野でした。エンジニアリング系の学生たちは、さまざまなシーンでデジタル技術を
自動車の安全性の向上や車の自動運転に貢献に活用する提案をしてきました。
この日、ヴァレオグループ CEO のジャック・アシェンブロワを議長とし、科学分野での外部の有識者
とヴァレオの専門家によって構成された審査員団によって、3 チームが優勝および準優勝に選ばれ
ました。
最優秀賞に輝いたのは中国・北京大学の「Falcon View」チームです。このチームは、レーザーの代
わりに安価なカメラを使用して車の周辺状況を検知して自動運転をするための新しい方法を提案し
ました。2 つのチームが準優勝に選ばれました。ドイツ・ザールランド大学の「Auto Gen Z」チームは、
道路交通の安全性を高めるために、車に装着された 3 つの鏡を一つのワイドスクリーンに表示させ
る接続システムを開発しました。インド・ポンディシェリのスリ・オーロビンド国際教育センターの
「M.A.D」チームもまた、道路交通の安全性に関するネットワークシステムを考え出しました。これは、
衛星の情報を使った先進的な衝突警告システムによって、ドライバーにリアルタイムで潜在的に危
険な状況を警告するというものです。
10 月 1 日より参加チームの募集が始まった第 3 回は、技術的な発明に加えて、車の新しい使い方
に関してのアイデアも表彰することになりました。両カテゴリーとも優勝賞金は 10 万ユーロとなりま
す。すべての専攻の学生がコンテストに参加することができ、応募には専用 WEB サイトからエント
リーします。
まず、学生の皆さんには 2 人から 5 人のメンバーでチームを組み、革新的で斬新なプロジェクトを
発案して英語で WEB サイト valeoinnovationchallenge.valeo.com からご応募いただきます。
参加する学生は、まず将来の自動車や車の活用法に関する骨太なアイデアを考えて、プロジェクト
を英語で 3 ページの文書にまとめます。適宜、写真や図表を入れることが認められています。応募
の締め切りは、フランス時間で 2016 年 1 月 15 日正午(日本時間で 1 月 16 日午前 8 時)です。選
考の基準は、アイデアの大胆さ、革新性と独自性です。
業界の専門家たちが応募書類を審査し、2016 年 3 月 18 日に第一次選考に通過した 24 チームを
発表する予定です。これらの 24 チームには、モックアップやビデオ、WEB サイトやスマートフォンの
アプリケーションなど自らが選んだ形式でモデルを作成します。この制作費として、各チームに
5,000 ユーロが提供されます。
最終選考に残ったチームには、2016 年 10 月にパリで自分たちのプロジェクトを「ヴァレオ・イノベー
ション・チャレンジ」の審査員団に発表していただきます。今回から新たに、「最優秀発明賞」と「自動
車の新しい活用に関するベストアイディア賞」の 2 部門が設けられ、それぞれの優勝チームは、賞
金として 10 万ユーロを獲得します。また、各部門の 2 位チームには、1 万ユーロが授与されます。
「ヴァレオ・イノベーション・チャレンジ」は、イノベーションと研究開発がヴァレオにとっての最優先事
項であることを示すものです。ヴァレオの研究者たちは日々たゆまず明日の自動車に向けたイノベ
ーションを開発すべく研究にいそしんでいます。
ヴァレオグループ
自動車部品サプライヤーであるヴァレオは、世界の全自動車メーカーのパートナーです。高い技術力を
持つヴァレオは、CO2 排出量の削減と直観的なドライビングの発展に貢献する革新的な製品とシステム
を提供します。
2014 年度のヴァレオグループの売上高は約 127 億ユーロであり、OEM 売上の 10%以上を研究開発
に投資しました。ヴァレオは、29 カ国に 136 カ所の工場、16 カ所の研究センター、34 カ所の開発センタ
ー、15 カ所の物流センターを構え、約 81,800 人の従業員を擁しています。ヴァレオはパリ証券取引所
に上場しており、CAC40 指数に採用されています。
ヴァレオはまた、2015 年に日本を含む 22 カ国で「トップエンプロイヤー」の認定を受けました。
日本におけるヴァレオグループ
ヴァレオの日本における歩みは、1985 年 12 月の日本法人設立から始まりました。現在、(株)ヴァレオ
ジャパン、ヴァレオユニシアトランスミッション(株)(合弁会社)からなる日本のヴァレオグループ 2 社は、
日本国内に 9 カ所の生産拠点、3 カ所の研究開発センターを構え、約 2,800 人の従業員を擁していま
す。ヴァレオは日本でも新卒および中途のエンジニア採用に力を入れており、入社後にはグローバ
ルなキャリア機会を提供しています。
また、ヴァレオは自動車用ランプ事業において市光工業(株)と事業提携し、日本におけるアフターマー
ケット製品の販売において PIAA(株)とビジネスパートナーシップを締結しています。