平成 28 年 8 月 30 日 《稲の生育管理》 5 月下旬田植えの晩生品種[あいちのかおり SBL] 今回の調査では、ほとんどの田んぼで開花が終了し、乳熟期(モミをつぶすすと白い汁がでる時期)とな ってきております。この時期はモミを充実させるための水と、根を健全に保つための酸素が必要となります かんだん かんすい ので、間断潅水[水の深さが 2~3cm程度になるまで田んぼに水を入れ、水を止め、田んぼの表面が出たらまた 水を入れる管理]を行ないましょう。 《各地区の主な病害虫発生状況》 カメムシの適期防除 晩生品種「あいちのかおり SBL」の圃場では、カメムシの発生がみられました。この時期にカメムシの吸害 を受けると、斑点米になってしまいますので、適期に防除をおこなってください。カメムシの防除時期は、穂揃期 に1回目、その 7 日後に 2 回目の薬剤散布を行なうようにして下さい。 現在防除適期 防除の時期 第 2 回散布(第 1 回散布から 7 日後) 第1回目散布 稲の生育期 穂揃い期(穂が 80~90%程度出たとき) 乳熟期(もみをつぶすと白い汁が出る時期) カメムシ類による米 . 粒の吸害 ホソハリカメムシ イネカメムシ はんてんまい クモヘリカメムシ 斑点米 ○カメムシは暑いときには株もとにいて薬剤がかかりにくいため、できるだけ涼しい早朝9時までか、夕方に 行ないましょう。 《薬剤の紹介》 病害名 薬剤名 使用量 使用時期 カメムシ トレボン粉剤 スタークル粉剤 3-4kg/10a 3kg/10a 収穫7日前まで 3回 収穫7日前まで 3回 最大使用回数 使用方法 散布 散布 晩生品種の生育調査は今回が最終回となります。ご協力ありがとうございました。 JA 伊豆の国 修善寺営農センター 電話番号 0558-72-4461 担当 松下
© Copyright 2024 ExpyDoc