平成 28 年 8 月 2 日 《生育状況》 5 月上旬田植えの早生品種[コシヒカリ・キヌヒカリ等] 今回の調査では、ほとんどの田んぼで開花が終了し、乳熟期(モミをつぶすすと白い汁がでる時期)とな ってきております。この時期はモミを充実させるための水と、根を健全に保つための酸素が必要な時期です かんだん かんすい ので、間断潅水[水の深さが 2~3cm程度になるまで田んぼに水を入れ、水を止め、田んぼの表面が出たらまた 水を入れる管理]を行ないましょう。 5 月下旬田植えの晩生品種[あいちのかおり SBL 等] よ う すい よ う すい 圃場により生育差がありますが、幼穂【穂のもとになる部分】が 1.5~3.5cm程度となりました。幼穂の生長 かんだん かんすい には水が必要となるため、間断潅水をしっかりとおこなうようにしてください。また、穂肥は、現在適期となっ ており、幼穂が 8cm(あと 3~4 日程度)になるまでに施用するようにしましょう。 《各地区の主な病害虫発生状況》 カメムシの適期防除 今回の調査では、各地区でカメムシの発生が見られました。斑点米を予防するためには、穂揃い期(穂が 80 ~90%程度出たとき)~乳熟期の期間が防除適期となりますので、下記の通り散布を 2 回行なうようにしてくだ さい。 第2回目散布 第1回目散布 現在適期 カメムシ防除の時期 (5 月上旬田植えの場合) (第 1 回目散布から7日後) 穂揃い期(穂が 80~90%程度出たとき) 乳熟期(もみをつぶすと白い汁が出る時期) ○カメムシは暑いときには株もとにいて薬剤がかかりにくいため、できるだけ涼しい早朝 9 時までか、夕方 5 時過 に行ないましょう。 カメムシ類による 米粒の吸害 ホソハリカメムシ イネカメムシ はんてんまい クモヘリカメムシ 斑点米 モンガレ病 一部の地域で右の写真のようなモンガレ病が見られました。モンガレ病は高温多湿の状態 で発生しやすいため、発生がひどい場合は、下記の薬剤にて防除を行なうようにしましょう。 病害虫名 カメムシ モンガレ病 薬剤名 10a 使用量 収穫前日数 最大使用回数 トレボン粉剤 3-4kg 収穫 7 日前まで 3回 スタークル粉剤 3kg 収穫 7 日前まで 3回 バリダシン粉剤 DL 3-4kg 収穫 14 日前まで 5回 モンガレ病 JA 伊豆の国 修善寺営農センター 電話番号 0558-72-4461 担当 松下
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