腸管出血性大腸菌感染症(3類感染症)の集団発生について

平 成 2 8 年 8 月 2 2 日
健康福祉部健康福祉企画課
プレスリリース
腸管出血性大腸菌感染症(3類感染症)の集団発生について
東置賜郡内の保育園において、腸管出血性大腸菌感染症の集団発生がありましたのでお
知らせします。
夏は本感染症が多発する時期となりますので、県民の皆様に対する注意喚起について御
協力をお願いします。
1 発生事例の概要
発生施設
東置賜郡内の保育園
原
因
腸管出血性大腸菌(O26、VT1)
患
状
5名の患者(2~3 歳児)と 1 名の無症状保菌者が確認されている。
①8月 13 日、医療機関から置賜保健所に園児1名(女児)の腸管出血性
大腸菌感染症の発生届出。
の
②8月 14~16 日にかけ、置賜保健所が接触者の健康調査等を実施。
況
③検便の結果、8月 17~19 日にかけ、上記①の家族 1 名(無症状保菌者)
及び園児 4 名(有症者)の感染が判明。
④患者は、現在全員回復している。
者
主 な 症 状 腹痛、下痢(水様性、血便)、軟便等
置賜保健所では、上記③で判明した園児4名の家族の検便を実施すると
保 健 所 の
ともに、施設及び家庭内の消毒方法等の感染拡大防止措置について指導を
対
応
行っている。
2 腸管出血性大腸菌感染症の予防
・特にトイレの後や食事前の手洗いを励行すること。
・食品を衛生的に取り扱い、十分な加熱(食品の中心部について 75℃、1 分以上)を行う
こと。
・下痢(特に血便)や腹痛などの症状がある場合は、速やかに医療機関で受診すること。
3 腸管出血性大腸菌感染症の発生状況
年
県内の患者数
(A)
県内の無症状病原
体保有者(B)
(単位:人)
県内報告数
(A+B)
県内 8/21 日(33 週)
現在の報告数
全国の報告数(28
年は 8/14 現在)
H25
H26
22
52
21
16
43
68
28
54
4,044
4,149
H27
30
19
49
21
3,567
※12
※11
※23
※23
1,624
H28
※今回の報告含む
問合せ先 山形県健康福祉部健康福祉企画課
薬務・感染症対策室 室長補佐 吉川 隆
報 道 監 健康福祉部次長
齋藤 真幸
023-630-2292