豪州:Rio Tinto の QLD 州原料炭炭鉱売却に関係者が注目 2016 年 8 月 18 日掲載 8 月 11 日付けの地元紙によれば、Rio Tinto が保有する QLD 州の Bowen Basin における Hail Creek 及び Kestrel の 2 箇所の炭鉱に対して関係者の注目が集まっている。この 2 炭鉱 は良質な原料炭を産出する世界クラスの炭鉱であり、キャッシュフローも生み出している。 原料炭の需要が回復する状況の下、これらの炭鉱が売却された場合の価格は 20 億豪ドルに なると見られている。なお Rio Tinto は NSW 州に多くの炭鉱を保有するが、QLD 州にはこ の 2 炭鉱しか保有していない。 Rio Tinto の Jean-Sebastien Jacques CEO は、炭鉱については良い価格であれば売却を検 討するとしている。しかし、これまで Rio Tinto は、アルミニウム関連の資産と共に NSW 州の炭鉱の売却を目指してきたものの、関係者からの関心度は限定的である。例えば X2 Resources 社は炭鉱の買い手となる可能性があったが、取引に関して X2 Resources 社の株 主からの支持が得られず、取得するに至っていない。 (シドニー事務所 山下 宜範) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すもので はありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能 性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレ ポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガ ス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。
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