食中毒の発生にかかる措置について

堺市報道提供資料
平成28年8月15日提供
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健康福祉局 健康部 保健所 食品衛生課
072-222-9925
3460
072-222-1406
食中毒の発生にかかる措置について
平成28年8月9日(火)午後5時頃、保健所食品衛生課に、市内事業所で勤務する
者から、従業員複数人が下痢等の症状を呈している旨の届出がありました。
保健所で調査したところ、平成28年8月5日(金)午後6時から、当該事業所従業
員20人が市内飲食店の「とりまこ」を利用しており、内14人が下痢・腹痛・発熱等
の食中毒様症状を呈していることが判明しました。
利用者らはいずれも当該飲食店の食事を喫食しており、喫食メニューに未加熱又は加
熱不十分な「とり肝の造り、ささみのタタキ」があり、
「利用者3人からカンピロバクタ
ーが検出されたこと」、「利用者の発症状況が類似しており、診察した医師より食中毒の
届出があったこと」から、当該飲食店で提供された食事を原因とする食中毒と断定し、
営業者に対して、平成28年8月15日(月)1日間の営業停止を命じました。
記
1
2
3
発生年月日(初発)
摂食者数
有症者数(入院者なし)
4
5
主症状(重症者なし)
原因食事
原因施設
・営業所所在地
・営業者氏名
・屋号
・業種
7 病因物質
平成28年8月6日(土)午前6時
20人
14人(男性14人:19~62歳)
※平成28年8月13日(土)午後0時時点
腹痛、下痢、発熱、頭痛 等
平成28年8月5日(金)に原因施設が提供した食事
(とり肝の造り、ささみのタタキ、とりの唐揚げ、とりの天ぷら、
ポテトフライ、とり皮ギョウザ、サラダ、焼き鳥 等 )
6
8
措置
堺市西区浜寺石津町西3丁3-16 マリンプラザビル1階 B
堂田 誠
とりまこ
飲食店営業
カンピロバクター・ジェジュニ
※検査機関:堺市衛生研究所
営業停止命令。平成28年8月15日(月)1日間。
【参考】
○カンピロバクターとは
にわとり、牛、豚などの腸管内に存在しており、この菌に汚染された食品を
介して食中毒を引き起こします。
○主な症状
腹痛、下痢、発熱、頭痛など
○原因
・食肉を生や加熱不足で食べる。
・二次的に汚染されたサラダ、飲料水等の飲食。
○予防
・食肉は中心部まで加熱する。75℃、1分以上。
・食肉の処理に使用する調理器具は専用のものを使用し、使用後は洗浄消毒を
徹底する。
・生肉と調理済み食品は、冷蔵庫内で別々に保管する。
・食肉を取り扱った後は、手洗いを徹底する。
○厚生労働省ホームページ「カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000126281.html