平成 28 年度 石垣市美ら星ゲート構築事前調査事業 業務委託仕様書

平成 28 年度 石垣市美ら星ゲート構築事前調査事業
業務委託仕様書
平成28年8月1日
石垣市
1. 業務委託名
石垣市美ら星ゲート構築事前調査事業
2. 業務目的
石垣島は日本で一番赤道に近い地域にあることに加え、ジェット気流の影響が少なく大気が
澄んでいる。そのため、21 ある一等星をすべてみることができ、88 ある星座のうち、南十字
星をはじめとする 84 の星座を観ることができる。石垣島はこのような「星空」に恵まれた島
であり、2002 年から毎年「南の島の星まつり」の開催を通じて「星空」を観光資源として活用
しているところである。
また、石垣島天文台の完成をきっかけに石垣島の星空を通して子どもたちに自然を大切にす
る心や八重山地方に伝わる星文化等を伝えようという「いしがき島星空宣言」を 2006 年に制
定しており、
「星空」は地域の伝統文化の継承の観点からも重要な資源となっている。
本事業は、プラネタリウムや 4D2U 等を導入し、石垣・八重山諸島に残る星にまつわる民話
や唄、生活に密着していた様子などを国内外から訪れる観光客に向けて情報を発信していくこ
とをコンセプトとしている。情報発信については、魅力を広く紹介する複合施設「美ら星ゲー
ト」を石垣港離島ターミナル内の「とぅもーるネットセンター石垣」を活用し、ハードウェア
(以下、H/W)及びソフトウェア(S/W)の効果的な組み合わせを念頭に、石垣・八重山諸島の
星の玄関口「美ら星ゲート」構築のための調査業務を目的とする。
3. 契約期間
委託契約締結の日から平成28年12月19日まで
4. 委託業務内容
業務委託に関する内容は以下の通りとする。
1) コンテンツ内容の検討調査
石垣港離島ターミナル内の「とぅもーるネットセンター石垣」
(別紙)において、プラネタ
リウム、4D2Uをはじめ、星空に関する展示・学習施設を建設するに当たり、本施設の
コンセプト、設備の内容、映像技術、コンテンツ等について検討する。その際、他の類似
施設の事例等についても調査を行うこと。
2) 美ら星ゲート検討委員会の設置・開催
関係者による検討委員会を設置し、全 3 回程度開催する。検討委員については石垣市と
協議の上、選定する。
3) 基本計画及び基本設計の検討・策定
調査、関係者ヒアリング等の結果を踏まえ、以下を検討・策定する。
・基本計画(基本コンセプト、基本構想)
・基本設計(H/W・S/W 選定、コンテンツ更新等を含めた自立運営可能なビジネスモデル)
4) 美ら島ゲートビジネスモデルの検討
美ら島ゲートの自立運営に向けたビジネスモデルの検討を行い、収支の試算を行う。
ビジネスモデルの検討にあたっては、実現可能なものとすること。
収支の試算については、柔軟に H/W、S/W を組み合わせ、2通り以上用意すること。
5) ユニークポイントの設定
世界初・国内初と謳える様、ナンバーワンもしくはオンリーワンのコンテンツや取り組み
等を幅広く検討し、国内外にPRできるポイントを考えること。
5. 成果品
① 調査報告書
② 事業費の清算に関する書類
6. 業務完了後の提出書類
本業務完了後、速やかに以下の①~④の書類を提出すること。
① 完了届
② 成果品(報告書 5部)
③ 経費明細書
④ その他契約書によるもの
7. 関係書類等の整備
本業務に関係する以下の関係帳簿類を整備して、保管すること。
本業務にかかる現金出納簿、関係証票等の会計関係帳簿類
8. 委託上限額
7,600千円(消費税及び地方消費税含む)
9. その他
本仕様書に明示なき事項、または業務上疑義が発生した場合は、両者協議により業務を進め
るものとする。