たかとりちどり保育園

平成28年8月 第11号
たかとりちどり保育園
暑い日が続きますが、子どもたちは活発に遊んでいます。中でもプール遊び、水遊びは大好き
です。この時期にしか味わえない楽しさを子どもたちに経験させ、次に伸びるステップにしたい
ものです。
さて、たかとりちどり保育園の入園のしおりにも載せております、
「早寝・早起き・朝ごはん」
+「夕方の運動」のことを覚えておられますか。その「夕方の運動」ですが、この6月から1回
目がスタートして、今年度は7月以降、月2回の予定で体育あそびの専門の指導者に来てもらっ
ています。なぜ夕方の運動が必要なのか…?子どもの夜の睡眠は基本10時間必要だそうです。
脳内ホルモンなどの関係で、早起きを考え7時前に起きるとなると、遅くとも夜8時台には寝る
ことになります。それよりも30分短い睡眠の子どもは、長い睡眠の子どもより集中力が弱く、
イライラする、じっとしていられないという行動特徴にチェックが多く入るそうです。短い睡眠
を幼児期中過ごしていくと、小学校の時にはもっと悪くなっている事になります。長く寝る事に
より脳を休め、脳を育むことになるのです。
「寝る子は良く育つ」と言われています。寝るために
は体を十分に使い運動エネルギーをしっかり発散させて、心地よい疲れを作ることが必要です。
しかし寝る直前に運動をすると、反対に目覚めてしまいます。ですから夕方、思いっきり身体と
頭を使って十分に動き、遊ぶことが必要になります。園では専門家が来られない時も環境を整え
ていくようにしていきます。
保護者の方は帰られたら忙しいと思いますが、子どもに夕食を食べさせ、お風呂に入り、8時
台に寝かせると、その後は大人の時間です。仕事、家事、またゆっくりする時間にあてることが
できます。そして、朝は早く起き、目覚めが良いと、気持ちに余裕ができる事につながってくる
と思います。暑い夏、大人も大変ですが、生活習慣を整える事に目を向けていきませんか。
越智るみ子
熱中症に気を付けましょう!
熱中症とは、高温多湿の環境下で起こる様々な症状のことをいいます。顔が
真っ赤になる、汗の量が多い、唇が乾いているなどは熱中症の初期症状です。
様子がおかしいと思ったら涼しい場所へ移動して衣服をゆるめ、静かに休みましょう。
☆熱中症の予防
症状
処置
○長時間炎天下で遊ばない
筋肉痛
生理食塩水を補給
手足がつる
(水1ℓに9g の
日差しが強いのは 10:00~14:00 の間です。
筋肉の痙攣
食塩)
この時間帯の外遊びは早めに切り上げましょう。
めまい
イオン飲料、経口補
○戸外で遊ぶときは必ず帽子をかぶる
倦怠感
水液を補給
悪心・嘔吐
⇒回復しない場合は
頭だけでなく後頭部や首も日光から守りましょう。
頭痛
救急車要請
○こまめな水分補給をする
体温が高い
すぐに救急車要請
「のどがかわいた」と感じた時は、すでに水分不足に
反応が鈍い
⇒首筋、脇の下、大腿
なっていることが多いので、定期的に少しずつ水分を
言動が不自然
部の付け根を冷や
ふらつく
して救急車を待つ
摂るようにしましょう。
保育園では、時間を決めて定期的に水分補給を行っています。また、室内の温度
や湿度に留意し、快適に過ごせるよう配慮しています。ご家庭でも十分に気をつけ
暑い夏を乗り切りましょう!
谷川 美里
あさひぐみ
先月から水遊びが始まりました。良い気候の中、水遊びをして、午後からもすっき
りとした気持ちで過ごせているのではないかと思います。最初は、初めての経験に泣
き出してしまうお友だちも多くいましたが、少しずつ慣れてきたようです。「ジャー」
と言いながらじょうろから出る水に手をかざしたり、水面をバチャバチャしたりして、
笑顔がみられるようになりました。
最近は、ハイハイやつかまり立ちができるようになったり、一人で立てるようにな
ったりと、日々、子どもたちの成長を間近に感じ、嬉しく思います。これからも、広
い空間を確保して、体を動かすことを十分に楽しめるようにし、成長を見守りたいと
思っています。
午前中は戸外に出てのびのびと体を動かして遊び、食事をしてたっぷりと睡眠をと
ることで、安定した生活を送れるようになってきています。まだ上手く体温調節がで
きない年齢ですので、こまめな水分補給を心がけて十分に休息をとりながら、蒸し暑
い夏を元気に過ごせるようにしていきます。
今月もいろいろな経験ができるよう、片栗粉粘土やフィンガーペイントなどの様々
な感触遊びや 製作を考えています。また、ふれあいあそびやわらべうたあそびを通
して、保育士や友だちとの関わりを喜べるようにしていきたいと思います。
河原 彩夏
ひかりぐみ
毎日暑い日が続いていますが、ひかりぐみの子どもたちは、汗をびっしょりかきつ
つも、暑さに負けず元気いっぱい過ごしています。先月は、プール遊びに寒天、小麦粉
粘土など初めての体験がいっぱいでした。プール遊びでは、全身に水がかかっても平
気な様子です。
「じゃ~」
「ばちゃばちゃ~」と言い、楽しい気持ちを言葉や仕草で伝え
合う姿も見られます。初めて触れた寒天は、「何だこれは…?」という反応でしたが、
保育士が楽しそうに遊んでいるのを見て、少しずつ触り、
「
(つめ)たい!」
「(きも)ち
いい!」と感触を楽しんでいました。遊んでいるうちに、寒天がおいしく見えてきた
のか…思わず口のなかに「ぱくっ」と入れて食べてしまいそうになる姿も見られ、笑
ってしまいました。
そして、食べることが大好きな子どもたち。スプーンを使ってこぼさずに上手に食
べられるようになってきました。
「(おい)しい~」と言い、お腹いっぱい食べる姿が見
ていてとても可愛いですよ。食材にも興味をもち「これは?」
「きゅうり?」と聞く姿
も見られます。引き続き、一人ひとりの思いに応え、おいしい気持ちに十分共感する
事で、満足して食事ができるよう関わっていきます。今月も、プールやサーキット、体
操と体を動かす活動をたくさん取り入れ、楽しく過ごせるようにしたいと考えていま
す。
長田 麻里
8月の予定
体育あそび
2日(火)・19(金)
誕生会
9日(火)
避難訓練
13日(土)
発育測定
24日(水)~26日(金)
きりんグループ
梅雨も明け、夏本番!という季節がやってきました。子どもたちは毎日汗びっしょりに
なりながらも、元気いっぱい過ごしています。
7月は、夏野菜の収穫を行い、大きく立派に育ったピーマンやナスに子どもたちも大喜
びしていました。そして先日行ったクッキングのピザトースト作りでは、収穫した夏野菜
が具材に入り、自分で育てたものを調理して食べる喜びや満足感を、味わっている様子で
した。これからも収穫を通して野菜への興味を持ち、進んで食べることができるよう、子
どもたちと栽培を楽しんでいきます。
室内では、スライムや寒天を使った感触遊びをしました。なかなか触れることのない不
思議な感触に、子どもたちもとても興味津々でした。ゼリー屋さんごっこをしたり、実際
に手で触れたりして楽しみ、
「もう一回したい!」という声がたくさん挙がりました。今
後も活動の中に取り入れていき、片栗粉等のまた違った新しい感触遊びも増やしていきた
いと考えています。
8月は、プールや水遊びの他にも、色水遊びや氷遊びを取り入れ、夏ならではの遊びを
楽しむ予定です。また、暑さも本格的になり疲れが出やすくなるので、活動と休息のバラ
ンスをしっかり取りながら、快適に、そして健康的に生活できるよう配慮していきます。
中丁 紗穂
ぞうグループ
楽しみにしていたプール遊びと水遊びが始まりました。毎日、登園してすぐに友だちに
プールバックを見せ、
「○○ちゃん・○○くん~みてみて~」や「ぼうしのいろいっしょだ
ね」などと、中身をお互い嬉しそうに報告し合う姿が見られます。プールでは、友だちと
水に触れながらゆっくりと歩いたり、水面を手で叩いて水しぶきが上がる様子に歓声を上
げたりし、喜んでいます。また、手作りの船を浮かべ海賊ごっこをしています。ハートや
ダイヤの玩具を宝に見立て、船に乗せたり交換したりして、遊びの内容を友だちと一緒に
考えて楽しんでいます。
衣服の着脱、後始末などでは、以前はすぐに「できない~せんせいして」と助けを求め
ていました。しかし今では、2歳児は「じぶんでする!」3・4歳児は「ひとりでできた
よ~」と言い、一生懸命取り組んでおり、とても成長を感じています。今後も子どもたち
一人ひとりの姿を認め励ましながら、一日一日大切にしていこうと思います。
8月も引き続き、プール遊び・色水遊び・片栗粉遊びなど、夏ならではの魅力のある遊
びを取り入れ、楽しもうと考えています。そして、たくさん遊んだ後には、給食や午睡で
しっかりと栄養・睡眠をとり、夏の疲れに負けない体づくりをしていきます。
佐伯 紗羅