たかとりちどりだより7月号

平成28年7月 第10号
たかとりちどり保育園
暑くなってきましたね。屋上で遊んでいる子どもたちは、暑くても平気、汗をかきながらでも
走り回って元気いっぱいです。
さて、大人の皆さんはこれからの暑さをどう乗り切っていけるでしょうか。暑くなると汗をか
くことも多くなるでしょう。動いていい汗をかいていますか?いや、化粧が流れるから汗は…、
汗の臭いが…、服に汗がしみると気になる等、今は汗が何か悪者?のように感じていませんか。
汗を抑えるスプレーもありますね。でも汗はなぜ出るのでしょうか、それは体温調節をするため
です。人間が生きていくためには、体温を 37 度前後に保つ必要があります。病気の時、運動を
した時、体温が上がると汗をかき、その水分が蒸発するときに熱を奪うことで体温が保てるので
す。汗をかくためには汗腺が多くありしっかり働くことが必要です。その汗腺の数は、産まれて
から 3 歳までの生活環境で決まり、その後の環境で正常に働くか、働かないかが決まります。汗
腺がしっかり働いた時の汗は、サラサラしていて塩分だけで臭いもないそうです。正常に働かな
い場合は、ミネラルや老廃物を含んでいるのでベトベトしていて乾きにくく、熱が上手く下がら
ない状態になり熱中症につながるともいわれています。また汗腺が上手く働かないので体が熱を
作ろうとしない低体温になり、自律神経機能が低下し、
「体がだるい」
「朝が起きれない」
「やる気
が起こらない」
「めまいがする」などから、イライラする、切れるなどの原因の一つになるのでは
ないかと考えられるようです。
子どもたちにとっては、汗を上手くかけるようになることが、成長にとても大切なようです。
園でも家でもしっかり体を動かし、汗をかき、その後シャワーなどで皮膚、汗腺をきれいにして、
体にも心にも良い夏にしたいものです。
越智るみ子
親子ふれあいデー
6月25日土曜日、南須磨公民館にて初めての行事を無事終えることができました。前半は、各ク
ラス・グループの普段の様子を見ていただきました。そして後半は、
「有限会社フィールド・オブ・
ゆう」体育遊びの講師、越智先生と一緒に遊びました。
「動物園にいこう」では、親子で動物になっ
てふれあいました。子どもたちも保護者の方々も、とっても素敵な笑顔が見られました。また、チー
ム対抗で何人マット乗れるか競ったり、年齢別でマットに玉入れをしたりして楽しみました。玉入
れでは、0・1・2歳は、抱っこのままボールを拾いマットに乗せ
る遊びをしましたが、ボールを手から離さないかわいい姿が見られ
ました。3・4・5歳は、決められた場所からボールを投げ、マッ
トにいっぱい乗せて頑張りました。大人だけの玉入れでは、なんと
70個!という大記録が出ました。最後に全員でパラバールンをし
ました。知って、覚えて、実際にやってみて、自分なりに考えなおして、またやってみる…という
ように、遊びを2回繰り返すことで、大人も子どもも1回目より2回目
の方が力を発揮していました。今回の越智先生の遊びを通して、考え
て動いて人は成長する…と学んだので、保育にもどんどん取り入れて
いきたいと思います。保護者の皆様には、お忙しい中たくさん参加して
いただきありがとうございました。
佐伯 紗羅
あさひぐみ
先月は、初めて小麦粉粘土で遊びました。感触に戸惑うことなくかわいい手で粘土を
ギュッと握り、保育士の真似をして丸めたりペッタンしたりと楽しく遊ぶお友だちも
いれば、感触に慣れず泣き出してしまうお友だちもいるなど、反応は様々でした。
また、あさひぐみでは、毎朝読み聞かせをしています。みんな絵本が大好きで、食べ物
の絵本を見ると、
「あーん」と大きく口を開け、かわいい笑顔を見せています。これか
らも様々な遊びを経験する中で、保育士や友だちと一緒に過ごす楽しさを感じられる
ように関わっていきます。
子どもたちお楽しみの食事タイム。最近は、手づかみやスプーンを使って自分で食べよ
うとする姿も見られるようになってきました。食事が始まると、
「おいしい!」の笑顔
をたくさん見ることができ、嬉しく感じています。
今月は、水遊びが始まります。優しく言葉をかけることで、水遊びの楽しさや気持ち
良さを伝えていきます。また、たっぷりと睡眠をとることで、活動と休息のバランスを
図っていきたいと思います。さらに、寒天粘土や片栗粉粘土などで遊ぶ機会をつくり、
様々な感触を楽しめるようにしたいと考えています。どんな反応を見ることができる
か楽しみです!
河原 彩夏
ひかりぐみ
先月は、雨の為室内で過ごすことが多かったのですが、サーキットやボールプール
などの活動を多く取り入れ、体をたくさん動かして過ごしました。サーキットでは、
巧技台に「よいしょ~」と登り高いところもへっちゃら。すべり台も「しゅ~」とす
べり満面の笑みを浮かべている子どもたちです。初めてのボールプールでは、お気に
入りの色のボールを手に持ちお友だちや保育士に「ポ~ン」と上手に投げたり、
「どう
ぞ」と渡したりしていました。遊びの中でやりとりもどんどん深まり、関わりを楽し
んでいます。
身の周りの事に対する興味も少しずつ高まっています。玩具の片付けでは保育士が
場所を伝えると、玩具を両手いっぱいに持ち「ないない」と言い、一生懸命取り組む
ひかりぐみです。衣服の着脱も「ばぁ」と袖に手を通したり、ひっぱったりして自分
でやってみようとする姿が見られます。引き続き、一人ひとりの姿を見守り、必要に
応じて、手助けをすることで、やる気につなげていける関わりをしていきます。
いよいよ夏本番!プールや感触あそびをたくさん取り入れ、夏ならではの遊びを満
喫し、暑さに負けず元気いっぱい過ごせるようにしたいと考えています。
長田 麻里
7月の予定
プール開き
1日(金)
七夕
7日(木)
避難訓練
22日(金)
誕生会
15日(金)
発育測定
25日(月)~27日(水)
※体育あそびの日程は、後日お知らせいたします。
きりんグループ
天候が悪く、湿気の多い日が続いていますが、子どもたちは雨にも負けず、元気いっぱい
過ごしています。今、生活面ではうがい・歯磨きをすることの大切さを伝えています。2歳
児さんは、ご飯を食べた後にお茶を飲み、しっかりと口の中を綺麗にするように、3・4・
5歳児さんには、歯を磨いたら保育士に見せ、OK がもらえればしっかりとうがいをするよ
うに、と話しています。今後もその都度うがいや歯磨きの仕方を丁寧に伝え、歯磨きを自分
から進んで出来るようにしていきたいと思います。
遊びの面では、6月25日の親子ふれあいデーに向けて、かけっこやリレー遊びに取り組
んできました。2・3歳児さんは、タンブリンめがけて一直線にかけっこをしました。4・
5歳児さんは、バトンを次のお友だちにつなごうと一生懸命走っていました。その中で、走
っているお友だちのことをしっかり応援し、グループ全体で盛り上がっていきました。かけ
っこやリレーが楽しいようなので、今後の活動の中にも取り入れていきます。
7月は待ちに待ったプールが始まります。プールの中を歩いたり、身体に水をかけたり
と、少しずつ水に慣れていき、夏ならではの遊びを楽しめたらと考えています。プールに入
ることで疲れも溜まってくると思います。しっかりと休息を取りながら、快適な環境の中
で、楽しく過ごすことが出来るよう配慮していきます。
中丁 紗穂
ぞうグループ
6月は雨の日が多かったのですが、晴れの日には屋上で鬼ごっこやしっぽとりをして過
ごしました。3・4歳児の子どもたちから「おにごっこやりたい!」と意欲的な声があが
り、2歳児もお兄ちゃんお姉ちゃんの姿を見て「○○もいっしょにする!」と言い、少し
ずつルールも覚えながら異年齢で遊びを楽しむ姿が見られました。
今、ピーマンとナスを育てています。当番で水やりを行い、友だちや保育士と日々の生
長を喜びあっています。異年齢の子どもたち同士の交流も深まり、
「ピーマンがおおきくな
っている!」
「ナスにおはなさいてる!」などの言葉のやりとりも増え、友だちとコミュニ
ケーションを取る姿が多く見られるようになってきました。栽培を通して野菜に興味を持
ち、給食の際に苦手なものを一口でも食べられるよう、保育士が声をかけながら食事をし
ていきたいと思います。また今後は、2歳児にはスプーンやフォーク、3・4歳児はお箸
の正しい持ち方を伝えていき、マナーを守りながら楽しく食事ができるようにしていきま
す。
今月は氷を使って遊ぶなど、夏にしかできない遊びを取り入れ楽しむ予定です。水遊び
やプール遊びでは、子どもたちが自分で作った船で遊ぼうと考えています。そして、暑い
夏を元気に過ごせるよう、一人ひとりの健康状態をしっかりと把握していきたいと思いま
す。
植田 絵理