国交省関係の平成28年度熊本地震復旧等予備費使用額 道路災害復旧など131億円、被災地域復旧調査等3億円 国土交通省は26日、閣議決定した国土交通省関係の平成28年度熊本地震復旧等予備費 使用経費を明らかにした。公共土木施設等の災害復旧等事業費131億円と被災地域におけ る復旧に向けた調査等3億円の合計134億円で、①国が施行する道路災害復旧事業及び地 方公共団体が施行する港湾施設災害復旧事業等、②市街地の復旧調査、③住宅の復旧調査な どを実施する。 「道路災害復旧事業費」 (国費80億9,700万円)は、国道57号北側ルート整備及び 直轄代行の国道325号、県道熊本高森線の災害復旧事業の実施、「港湾施設災害復旧事業」 (国費1億1,300万円)は、熊本港、三角港等の港湾施設等に破損や沈下が生じた箇所 の災害復旧事業、「災害関連地域防災がけ崩れ対策事業」(国費1億4,400万円)は、居 屋敷1-2地区、堂園地区、川の口地区等7か所の災害関連地域防災がけ崩れ対策事業、 「災 害関連緊急砂防等事業」 (国費47億4,500万円)は、西小園川3地区、上野川地区、寺 迫地区等21箇所の災害関連緊急砂防等事業を実施する。 また、被災地域の復旧に向けた調査等は、市街地復旧調査(国費1億7,800万円)と して、著しい被害が発生した増城町において、断層の存在を踏まえた市街地の復旧などを実 施するため、現行の技術基準の見直しを行うための調査・検討を行う。住宅復旧調査(国費 1億2,700万円)は、国が地方公共団体等と連携して、災害公営住宅整備や地区整備の 手法等について地域のニーズに応じて検討・普及を行うことなどで、被災地の住宅復旧を支 援する。
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