2015年11月号 区 日 頃 は 町 政 に 対しましてご 指 導 、ご 協 力 を 賜りまして ありがとうござ います。厚くお 礼 申し上 げます。 平 成27年、第5回宮代町議会(9月定例会)は8月27日から9月29日 までの34日間にわたって開かれました。 今議会は、町から平成26年度一般会計歳入、歳出決算の認定や条例改正等 18件、議員議案1件、町民から請願2件(①小・中学校の教室にエアコン設置を 求める請願書、②宮代町において、杉戸町との合併協議会の設置を求めること)が 提出されました。 町提出議案、議員議案については、いずれも審議の結果、賛成多数にて認定、 可決されました。請願については、①賛成多数にて※趣旨採択 ②が賛成少数に て不採択となりました。 ※趣旨採択とは、請願の趣旨は賛同できるが、実現するにはさらに多くの研究、 検討が必要と条件を付けたもので、多くの場合、 ただちに実行に向けた動き にはなりにくいとされています。 平成 26年度 決算 【一般会計決算】 歳入 95億8,545万円(前年同比 +2.1%) 歳出 92億1,288万円(前年同比 +3.1%) 平成26年度は、高齢化を背景に引き続き厳しい状況下での財政運営となりました。 歳 入 地方交付税が、減収となったものの、納税義務者の増加による、個人町民 税の増、新築家屋の増加による固定資産税、都市計画税の増などを背景に 町税が増収(約3,500万円)、消費税の引き上げに伴う地方消費税 交付金の増加(約5,700万円)により、一般財源税額は前年度に比べ、 1億9千万円の微増となりました。 決算の審査結果(抜粋) 歳 出 職員200人の体制による人件費の減少、道仏地区土地区画整理事業 費の減少があったものの、国の経済対策として実施された、低所得者や 子育て所帯への給付金、給付事業や、国民健康保険や、介護保険、障がい 福祉といった社会保障関連費が、引き続き高い伸びを見せていることから、 前年度に比べ約2億8,000万円増加しました。 宮代町監査委員 (職見者・岡野裕美子氏、議会選出・石井眞一) は、平成26年度歳入、歳出決算について、審議を行い、8月17日付にて決算審査意見書を 町長に提出しました。 決算の背景 中小企業の多い宮代町においては、経済活動の回復には、大規模の企業とのタイムラグがあるように思われます。 町債の残高 87億5,799万円 平成26年度の町債発行額は、7億2,408万円であり、 このうち土木 債など普通債が1億6, 700万円、 臨時財政対策債が5億5, 709万円 となりました。 平成26年度の元金償還額は6億4,486万円であり、平成26年度 町債残高は87億5,799万円で、平成25年度末より、7,922万円 の増加となりました。 まとめ 基金の残高(財政調整基金、10億5,866万円) 平成26年度末の基金の残高は17億8,462万円であり、平成25 年度比9,732万円の増で、財政調整基金は、平成21年度以降増加し、 10億5,866万円となりました。 (※数字は万円未満を切り捨てて表示) 平成26年度の宮代町一般会計決算の結果は、大変厳しい財政状況が続いており、今後においても少子高齢化、国民健康保険特別会計や介護保険 特別会計などへの繰出金の増加が懸念されます。総括意見として歳入増加と経常経費の削減合理化、事務効率の向上に一層努力されることを望みます。 行財政運営においては、 「第4次宮代町総合計画」に掲げられた 「みどり輝くコンパトシティ」の目標、構想の実現に向けて、費用対効果を考慮しつつ邁進 されることを望みます。 平成27年9月議会 石井しんいち 一般質問要旨 Q 1 道仏地区土地区画整理事業の進ちょくは 平成27年8月末現在の (1)進ちょく状況は(事業費ベースの進ちょく率)は。 (2)区域内の人口、区域内に新築転入された世帯は。 Q 2 東小学校南側五差路の交通安全対策は 町民14名から歩道設置の要望が町長に提出されているが、町の考えは。 (3)一般住宅、共同住宅の建築状況は。 危険な五差路に歩道の設置を A 町長 定住人口増に向けて建築が進む道仏地区土地区画整理地内 A まちづくり建設課長 進ちょく率92.5% 区域内人口1,195人 (1)平成26年度決算ベースの進ちょく率は、総事業費53億円で、 平成26年度末までの執行額は49億335万7,413円で、率としては 92.5%となっている。 (2)7月末の数値で、区域内人口は1,195人で、平成23年3月末日から 862人の増加、 区域内の所帯数は456世帯で、 平成23年3月末日から 325世帯の増加となっている。 (3)平成26年7月時点では、建築済が140戸、建築中が52戸であったが、 現在は、 建築済が250戸、 建築中が29戸。 共同住宅については、 建築 済が14棟となっている。 杉戸県土整備事務所に、歩道設置要望を伝えている。同県土整備事務所 からは、 できる案をさぐっていきたいとの回答を受けている。町としても最 大限の協力をしていきたい。 Q 3 町内循環バス運行ルートの見直しについて 東武動物公園駅東口住民から提出された「町内循環バス運行ルートの 変更を求める請願」議決から約1年3か月が経過した。 請願提出者に対する住民への説明は。 A 企画財政課長 方向性が決まった段階で広く、何らかの形で周知させていただきたい。 ■石井眞一/定住人口2,600人の見通し、町の取組みは。 ●まちづくり建設課長/ 残保留地2,000平方メートルを売却 残っている保留地約2,000平方メートルの売却を宅建業者と調整しな がら、行っていく。 また、宣伝広告 (県等のホームページ等) を行い、区画整 理で整備した住みやすい町並みをアピールし新規定住促進を図っていく。 町内循環バス運行ルートの見直しを 請願第1号 請願第2号 第1号 第2号 「小・中学校の教室にエアコン設置を求める請願書」 趣旨採択、賛成8 、反対5 石井しんいちは、請願に賛成しました。 賛成 討 論 町は、財源確保には問題ないと言っている。一方で財政状況が厳し い町債による設置は認めないとの反対意見が多数出ている。 しかし、昨今の地球温暖化や既に小学校1年生と、中学校3年生の 普通教室に設置されている。公平性の観点、教育環境の向上などから、 エアコン設置は急務であると考える。 「宮代町において、 杉戸町と合併協議会の設置を進めることについて」 賛成3、反対9 退室1にて不採択。 石井しんいちは、請願に賛成しました。 賛成討論 署名者は宮代町民だけでなく、町外の優良企業や介護施設など杉戸町、 春日部市、久喜市、幸手市などの署名人が集まっていることは評価できる。 このことは、 まさしく合併の機運が盛り上がってきたと思う。 まず、宮代町の 行財政基盤を確立しつつ、杉戸町との合併を視野に入れることも必要で あると考える。
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