総 務 委 員 会 資 料 平成2 6年3 月1 2日 総務部新庁舎建設室 新庁舎建設に伴う経済波及効果等について 1 概 要 新庁舎建設に係る経済波及効果等については、本市が独自に県の産業連関表を用いて推 計した結果を先の11月定例会において報告していたが、今後、事業の進捗状況に応じた 推計値を市民にわかりやすく伝えていくため、経済波及効果等の推計方法の設定および推 計等を行う業務を株式会社三菱総合研究所に委託した。 この度、同社から、新庁舎建設工事着手段階の推計値等について中間報告書が提出され たことから、その内容について報告するもの。 2 経済波及効果および雇用創出効果の推計結果(中間報告段階) 経済波及効果:ある産業に需要が発生したとき、その産業の生産を誘発するとともに、 次々と他の産業の生産も誘発していく経済活動の波及のこと。 雇用創出効果:各段階で生じる経済波及効果の額に雇用係数を乗じて算出。 あくまで、その程度の雇用者を雇えるだけの仕事量が増えるという意味 であり、実際にこれだけの雇用者数が純増するものではない。 項 目 波 前 提 条 件 推 計 結 果 及 事 範 業 内容・金額等 囲 費 最終需要増加額 算 経 済 波 及 効 果 出 方 法 直 接 効 果 備 考 秋田市内 135億7,900万円 2月補正後の継続費の合計額 113億8,700万円 ※① 平成17年秋田県産業連関表 ※② 経済波及効果分析ツール(102部門分類) 113億8,700万円 経済波及効果の基になる効果 (新たな消費等によって発生した生産のこと) 第1次波及効果 15億9,500万円 ※③ 第2次波及効果 9億7,500万円 ※④ 合計(総合効果) 雇用創出効果 139億5,700万円 1,185人 ※① 最 終 需 要 増 加 額 : 施工計画書に記載される履行内容等をもとに算出した需要増加額の推計値。産業連関表 の建設部門の場合、この額が直接効果となる。 ※② 産 業 連 関 表 : 県内における様々な産業間の取引を一つの表にまとめたもので、そこから得られる各種係数 表を使用することで、経済施策の波及効果測定など多様な分析が可能。 ※③ 第 1 次 波 及 効 果 : 本事業の場合、工事請負業者の資材需要により、建設資材関連部門等が受ける波及効果。 ※④ 第 2 次 波 及 効 果 : 直接効果と第1次波及効果で増えた雇用者所得のうち、消費に回された分により、各産業の 消費が増加し新たに発生する生産誘発額。 3 今後の報告予定 (1) 平成28年6月定例会(新庁舎建設工事完成段階) (2) 平成30年2月定例会(事業完了段階)
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