2.下水施設(管渠・ポンプ場・処理場)の耐震診断業務 概要 下水道施設は、いかなる場合も下水を適切に排除・処理する役目を担う重要なライフラインです。地震災害による機能マヒは被災地 域の住民生活への直接的影響のほか、水道水源の汚染や伝染病の発生、雨水排除不能などにより、衛生環境の悪化、社会経済活 動の停止や混乱などその影響は計りしれません。このため、現在の耐震要求を満たさない下水道施設(土木:H10年以前に建設、建 築:H8年重要度係数、H19年建築基準法改正以前に建設)については、早急に耐震診断を実施することが求められています。 業務実施のメリットや効果 ① 施設の倒壊防止や外壁落下防止等による人命確保と二次災害の防止 ② 機能確保による良好な衛生環境の維持 ③ 最重要道路下の布設管路の耐震化による交通機能の確保 本業務では、主に土木・建築構造物に対して現地での破壊・非破壊試験に基づき、規定の耐震基準を満たしているかの診断判定を 行います。また、長寿命化調査(機械・電気設備)と併せて行うと、LCC評価を含めた効果的な対策が選定可能になります。 【耐震診断フロー図】 鉄筋コンクリート造の場合
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