2016年7月12日 カナダの金融市場動向 Weekly Report 【2016年7月2日~2016年7月8日の推移】 【1】先週の回顧 【カナダ・ドル 為替推移】 (2016年6月10日~2016年7月8日) 先週のカナダ・ドル円相場は下落、カナダ5年国債利 回りは低下しました。 英国の不動産ファンドの解約停止やイタリアの銀行の 不良債権問題など、欧州金融市場に対する不透明感 から市場のリスク回避姿勢が強まったことで、カナダ・ド ル円相場は下落し、金利は低下しました。カナダでは 雇用者数が発表され、市場予想を下回る結果となった ことで、カナダ・ドルおよび金利の低下材料となりました。 米国の雇用統計は市場予想を上回る堅調な結果となり ましたが、米国の金利の上昇が一時的な動きにとどまっ たことから、カナダの金利への影響は限定的でした。 (円/カナダ・ドル) (カナダ・ドル/米ドル) 90 1.20 円/カナダ・ドル(左軸) カナダ・ドル/米ドル(右軸、上下反転) 85 1.25 1.30 80 カナダ・ ドル 高 1.30 75 1.35 安 77.07 70 1.40 6/10 6/17 6/24 7/1 7/8 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【2】今週の見通し 【カナダ 金利推移】 今週は、カナダ銀行(中央銀行)が政策金利を発表し ます。アルバータ州の山火事や英国・欧州情勢が経済 予測に反映されることで、全般的に慎重な見通しが示さ れる見込みですが、政策金利は据え置きを予想してい ます。 海外では、英国で金融政策決定会合が開催されます。 EU(欧州連合)離脱派の勝利となった英国国民投票後 初めての会合ということもあり、市場の注目を集めやす いと考えます。各国中央銀行への政策期待などから市 場のリスクセンチメントに改善が見られれば、カナダ・ド ル、金利の上昇材料になると考えられます。 (2016年6月10日~2016年7月8日) (%) 1.2 カナダ5年国債 1.0 0.8 0.6 0.52 0.4 6/10 6/17 6/24 7/1 7/8 【3】主要経済指標 発表日 発表頻度 期間 指標名 データ (参考)前回 7/6 7/8 7/11 7/13 7/14 毎月 毎月 毎月 毎月 2016年5月 2016年6月 2016年6月 2016年5月 貿易収支(実額) 雇用者数(前月差) 住宅着工件数(年率、件数) 政策金利 新築住宅価格指数(前年同月比) -32.8億カナダ・ドル -0.7千人 218.3千件 - -33.2億カナダ・ドル 13.8千人 186.7千件 0.50% 2.1% (出所)Bloomberg等より大和投資信託作成 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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