ダイバーシティー、ワーク・ライフ・バランス、職場環境の整備

ダイバーシティー、ワーク・ライフ・バランス、職場環境の整備
多国籍で多様な人材が自らの能力を最大限発揮できる環境整備に努めています。
ダイバーシティーの推進
ワーク・ライフ・バランス
グローバルに事業を展開している当社グループでは、
多国
社員や船員のライフステージ、ライフスタイルの変化に
籍な社員・船員を約20,000名雇用しています。
グループ総合
配慮し、ワーク・ライフ・バランスを推進しています。
C
S
R
力を高め、
多国籍で多様な人材が女性も含め一層活躍できる
環境整備を進めています。
■ 社員の声
地域別比率
グループ
従業員
2月に生まれた子供の子育てのため、2週間短期育児休暇
A
B
D
E
F
G
H
C
■中国
8%
D
■アメリカ
7%
E
■オランダ
4%
F
■シンガポール
5%
G
■香港
5%
H
■その他
8%
B
A
■フィリピン
62%
E
■インドネシア
4%
B
■インド
17%
F
■ロシア
3%
C
■欧州
5%
G
■その他
4%
することができました。会社勤めでは毎日の子育てはできな
いため、非常に良い経験が出来ました。男性の取得は未だ
特集
B
■タイ
9%
A
船員
C
A
■日本
54%
を取得しました。短期間ではありますが、妻と日中も子育て
珍しいですが、
“イクメン”
を目指す方には絶好の機会だと
C
D
E F G
D
■日本
5%
思います。さらに、子供とのつながり
をより深くすることが出来ます。
ダイバーシティー推進は重要な経営戦略のひとつと位置
づけ、多 国 籍で多 様な人 材が 女 性も含めて活 躍できる
環境整備を進めていますが、さらに活躍推進を加速する
安全運航
ダイバーシティー推進担当の設置
ドライバルク船スーパーバイジング室
アシスタントマネージャー(一等航海士)
西井 信博
ために2015年6月に
「ダイバーシティー推進担当」
を新設
しました。育児・介護支援を中心とした制度の充実に加え
活躍推進のための取り組みを実施致しました。今後も様々
なバックグランドを持つ一人ひとりが活躍できる環境づくり
を進めていきます。
女性社員のさらなる活躍を推進していくため、育児支援を
中心とした制度の充実を図るだけでなく、キャリア形成の
ための支援拡充を図っています。モチベーション向上のため
社員・船員が心身とも健全でいきいきと働くことができる
よう、法令や条約を順守し健康管理と働きやすい職場づくり
の整備に努めています。
[メンタルヘルス、労災事故撲滅の取り組みはWebサイトを参照]
人材育成
女性の活躍推進
職場環境の整備
環境
2015年度は社内セミナーの開催や行動計画策定など女性
■ 船員の家族会
長期にわたり家族と離れる船員と留守家族に配慮し、
船上のインターネット環境の充実を図るとともに、家族会の
の相談窓口を各拠点に設置し、それぞれの地域に根差した
も展開されています。
きめ細かいサービスを提供しています。
社会貢献活動
実施などさまざまな施策を実施しています。留守家族や船員
のセミナーの開催など、女性の活躍を側面から支える活動
当社船員リソースの中核であるフィリピンでは、毎年全国
■ 女性海上職員の声
乗船して、自分の体力のなさに不甲斐なさを感じたこと、
行った港では
“当たり前”のことが通じず悔しい思いをした
津々浦々で家族会を実施しており、特にマニラでは約4,000
人が、テーマパークを貸し切って参加する大イベントとなり
ます。
家族のサポートがあってこそ船員が安心して乗船し業務
に励むことができるため、船員のみならずその家族との絆
無事に終えたとき、局面を超えたときが嬉し
を深めることが安全運航の重要な源であると考えています。
データ
数 は 数えきれません 。それでも、作 業を
くて、常に前 向きな気 持ちで業 務に取り
組んでいます。
エム・オー・エル・シップマネジメント
(株)
塩川 紗緒利
商船三井グループ 安全・環境・社会報告書 2016
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