適正穂肥&水管理で 高品質米生産を目指しましょう! 葉色の低下がしてきている圃場が見られます。適正な水管理や追肥で葉色低下を防ぎ、品質確保を 目指しましょう。また、穂肥施用にあたっては幼穂長を確認しましょう。 ☆幼穂形成期の調査方法 ◇圃場内の生育が平均的な場所で2株採取しましょう。 ◇幼穂を確認する茎は、株の中で1番長い茎と2番目に長い茎です。 ◇幼穂長1㎜以上の茎が調査茎全体の80%以上(5本であれば4本)を占めた日を幼穂形成期 とします。幼穂長の平均が1㎜となった日ではないことに注意しましょう。 ※カッターで茎を切って確認する方法 ※葉鞘を剥いで確認する方法 ☆コシヒカリ葉色低下への対応 ○葉色低下の大きい圃場はカリ追肥を行い、葉色発現を促進させましょう。 ○追肥時期は、出穂 30~35 日前頃までが適期です。 *けい酸加里プレミア 34・・・く溶性加里肥料。吸収されやすいけい酸、苦土も含む。 (けい酸 34%、加里 20%、苦土 4%、ホウ素 0.1%) *ファイトアップ・・・施用が楽な投げ込み肥料。根の活性化、倒伏軽減に効果。 (窒素 3%、加里 10%)※500g/10a のため窒素成分は 15g/10a ☆生育後半の水管理のポイント ○早生出穂 25 日前を切っているので速やかに湛水管理に移行しましょう。 ○葉色が淡い圃場→速やかに飽水管理へ追肥の検討も。 葉色が濃く、生育過剰な圃場→出穂 1 ヶ月前頃まで中干しを継続させましょう。 ◇水管理のイメージ ☆病害虫情報 !斑点米多発注意報第 1 号発表(6 月 29 日病害虫防除所)! ○6 月下旬のすくい取り調査で、発生確認地点・捕獲虫数ともに多かった。 ○向こう 1 ヶ月の気温は高い予報で、斑点米カメムシの増殖、活動が活発になると予想される。 *対策* ①畦や雑草地の管理 カスミカメムシ類はメヒシバ、イタリアンライグラス、エノコログサ等のイネ科雑草が大 好物です。それらが繁茂している場合、速やかに除草しましょう。 ②水田雑草の管理 特にノビエ、ホタルイはカメムシ類の水田内侵入を助長するので早めに除去しましょう。 ③適期薬剤防除の実施 ◇粉・液剤 ◇粒剤 1 回散布→出穂期 3~10 日後 2 回散布→出穂期 7~10 日後 1 回目から 7~10 日後 出穂期~出穂期 7 日後 !7 月の発生予想(6 月 30 日病害虫防除所)! 【 いもち病 】発生量:並 時期:並 6/10、17、20、24 に広域で発生好適条件が出現し、今後の発病進展が見込まれます。 いもちに弱い品種では必ず防除を行いましょう。 ○薬剤:イモチエースまたはオリブライト 【 時期:並 越冬菌核から発生するため常発圃場は防除を検討しましょう。 【 時期:並 前年多発圃では防除を検討しましょう。 紋枯病 稲こうじ病 】発生量:並 】発生量:並
© Copyright 2024 ExpyDoc