稲作情報 №9 - JA越後さんとう

№9
JA 越後さんとう
平成27年7月22日
葉色低下が著しく“栄養凋落”による品質低下が懸念されます!!
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「後期栄養確保対策」と「病害虫防除対策」の徹底により
全量 1 等米を目指そう !!
コシヒカリの生育状況 (7 月 21 日調査:調査地点平均値)
田植
草丈
茎数
葉数
葉色
・草丈:指標値比 104%「並み」
日
(㎝)
(本/㎡)
(葉)
(SPAD)
・茎数:指標値比 101%「並み」
7/20 指標値 5/10
79
410
11.9
34.0
寺 泊
5/6
79
398
12.5
32.1
・葉数:指標値比+0.7「早い」
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・葉色:指標値比-1.7「淡い」
和 島
5/7
84
435
12.9
32.4
出雲崎
5/4
84
396
12.9
32.1
与板・三島
5/9
82
437
12.1
32.5
越 路
5/11
83
416
12.5
32.2
管内平均
5/7
82
416
12.6
32.3
項 目
1. 後期栄養確保対策
(1)2
7月21日の生育調査において管内全域
で葉色低下が著しく、指標値を1.7ポイ
ント下回り、栄養凋落による品質低下が懸
念される状況です。
また、ほ場間の生育格差が大きくなってい
ることから、必ず生育診断(葉色の確認)
を行い、適正に穂肥を施用しましょう。
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暑い日が続くから、水管理にも注意してネ!「飽水管理の徹底 !」
回目(出穂前 10 日頃)の穂肥対応
コシヒカリの 2 回目(出穂前 10 日頃)の穂肥時期を迎えています。北陸地方は、7 月 21 日に梅雨
明けし、今後は高温気象が続く見込みです。高温気象下での栄養不足による品質低下を防止するため、
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出穂 10 日前の穂肥は“しっかりと確実に施用”して下さい!(窒素成分:1~1.5 ㎏/10a程度)
※ 1回目穂肥が出穂前 18 日より遅れた場合は、1 回目穂肥の 7 日後を目安に 2 回目を施用して下さい。
※「ほたる有機穂肥」を使用すると県認証基準
を超えてしまう場合は、有機質 100%
(2)3 回目(出穂前 10 日以降)の穂肥対応
肥料「味好 2 号」を使用して下さい。
出穂前 10 日以降の穂肥は、食味低下につながる恐れがあることから、原則施用しないで下さい。
ただし、出穂期までに葉色が極端に淡くなることが懸念される場合には、食味に配慮し「出穂期
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3 日前まで」
(“はしり穂”が見られる頃まで)に生育にあわせて追加穂肥(県認証基準の範囲内
で窒素成分1㎏/10a程度)を施用して下さい。
↑「適」を下回らないように!!
天気予報(週間予報や異常天候早期警戒
情報等)を参考に、高温・多照が想定さ
れる等、出穂期までに葉色値が極端に低
下すること(コシヒカリの場合:30 以下)
が想定される場合は、出穂前 10 日以降
の追加穂肥を検討しましょう。
ポイント
(基肥一発施肥の場合も同様です。
)
2. いもち病対策
管内でも早生品種を中心に、いもち病の発生が確認されております。発生を確認した場合は、早急
に防除を行いましょう!
資材名
対象病害等:希釈倍数
カスミン液剤
いもち病:1000 倍
備
考
治療【緊急防除】 ※穂揃い期まで使用可!
3. 斑点米カメムシ対策
昨年より 2 週間程度早い!!
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7/1県内全域にカメムシ注意報」が発令されました!
~平成 27 年度病害虫発生予察情報・注意報第 1 号「カメムシ類による斑点米の多発生に注意」~
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☆水田内および水田周辺の雑草管理の徹底!
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密度の
抑制・低下
☆適期の薬剤防除の実施!
第4弾!
本田防除薬剤の適期散布
出穂の早い五百万石・わた
ぼうし等では、防除適期を
迎えています。
無人ヘリ防除除外区域(粒剤・豆つぶ剤散布区域)では、品種ごと・ほ場ごとの散布適期:
出穂期3日後~出穂期7日後(穂揃い期)に薬剤防除を実施して下さい。
薬剤名
使用量
スタークル粒剤
3 ㎏/10a
スタークル豆つぶ
250g/10a
散布時の水管理
田面が湿った状態(飽水状態)~深い部分で 3 ㎝程度の湛水
ほ場全体を 3~5 ㎝程度の浅水に湛水(漏水田等での使用×)
※ 散布後 4~5 日間は湛水状態を保ち、
散布後 7 日間は落水やかけ流しはしないで下さい。
散布最適期
出穂期
出穂期7日後
40~50% 出穂
◆生育診断はJAにお任せ下さい◆
JAでは生育診断を7月31日まで行っております。(休日も含む)
「生育診断」は最寄りの営農センターへお気軽にご相談下さい!
100% 出穂(穂揃い期)