◉週刊T&Amaster 商品概要 https://www.sn-hoki.co.jp/shop/product/book/detail_2531.html ☎0120-6021-86 見本誌請求 http://www.lotus21.co.jp/mihonsi.html 無料立読みサイト http://www.lotus21.co.jp/ta 税制改正解説 平成 28 年度における 相続税法等の改正について 國分真由美 Ⅰ 農地の納税猶予制度の見直し 1 改正前の制度の概要 死亡の日前に特例適用農地等の全部又は一部に (1)贈与税の納税猶予制度 ついて次に掲げる貸付け(特定貸付け)を行っ 農業を営む個人が、その推定相続人のうちの た場合において、その特定貸付けを行った日か 1 人に農地の全部及び採草放牧地の 3 分の 2 以 ら 2 月以内に、特定貸付けを行っている旨の届 上並びに準農地の 3 分の 2 以上の贈与をした場 出書が納税地の所轄税務署長に提出されたとき 合には、この農地等に係る贈与税については、 は、その特定貸付けを行った農地又は採草放牧 担保の提供を条件に贈与者の死亡等の日までそ 地の全部又は一部(特定貸付農地等という。) の納税を猶予し、その日において猶予していた に係る地上権、永小作権、使用貸借による権利 贈与税は免除することとされている(旧措法 又は賃借権(賃借権等)の設定はなかったもの 70 の 4 ①㉞) 。 と、農業経営は廃止していないものとして上記 ただし、その死亡等の日までに納税猶予の適 (1)の納税猶予の適用を継続することができる 用を受ける農地等(特例適用農地等)につい (旧措法 70 の 4 の 2)。 て、譲渡、転用、地上権等の権利の設定等が ① 賃借権等の設定による貸付けであって農地 あった場合には、その日から 2 月を経過する日 中間管理事業の推進に関する法律に規定する が納税猶予の期限とされ、納税猶予されている 農地中間管理事業のために行われるもの 贈与税及び納税猶予期間に対応する利子税を納 ② 賃借権等の設定による貸付けであって農業 付しなければならない (旧措法 70 の 4 ①一④㉟) 。 経営基盤強化促進法に規定する農地利用集積 なお、贈与者が死亡した場合には、その贈与 円滑化事業のために行われるもの 者の死亡による相続等に係る相続税について ③ 賃借権等の設定による貸付けであって農業 は、その受贈者が贈与税の納税猶予を受けてい 経営基盤強化促進法に規定する農用地利用集 た特例適用農地等は贈与者から相続等により取 積計画の定めるところにより行われるもの 得したものとみなされ、相続税の課税対象とな なお、この特例の適用を受ける受贈者は、次 る(旧措法 70 の 5 ①) 。 に掲げる区分に応じ、それぞれの要件を満たす (2)贈与税の納税猶予を適用している場合の 必要がある。 特定貸付けの特例 ① 上記①から③までに掲げる貸付けを行った 上記(1)の適用を受ける受贈者が、贈与者の 14 日において 65 歳以上である受贈者 上記(1) 最新号を含む見本誌を無料で進呈しております。下記よりご請求下さい。 No.649 2016.7.4 見本誌お申し込みページへ
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