2016年6月27日 投資情報室 週間市場レポート (審査確認番号H28-TB71) (2016年6月20日~ 6月24日) (1)日本の株式・債券市場 株式市場の動き 先週の日本株式市場(日経平均株価)は、英国の欧 州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票に関し、残留 (円) 22,000 (2013年1月4日~2016年6月24日 日次) (ポイント) 2,000 日経平均株価(左軸) 東証株価指数(右軸) 20,000 1,800 18,000 1,600 16,000 1,400 14,000 1,200 12,000 1,000 派が盛り返したとの投票日(現地時間6月23日)直前の 世論調査等を受け、一時16,000円台を回復する場面も ありました。しかし投票結果の開票で、離脱の可能性が 濃厚になると急落し、約1年8ヵ月ぶりの安値で引けました。 24日の下落幅(1,286円)はITバブルが崩壊した2000年4 月以来約16年ぶりの大きさで、歴代8番目の大きな下げ 幅となりました(週末引け値:14,952.02円)。 週間では、日経平均株価は4.15%の下落、東証株価 指数は3.71%の下落でした。 債券市場の動き 10,000 13/01 13/07 14/01 15/01 15/07 800 16/01 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 (%) (2013年1月4日~2016年6月24日 日次) 1.2 先週の日本債券市場(10年国債)は、残留派が優 14/07 日本 10年国債金利 1.0 位との直前の世論調査等を受け、一時売られる(金 利上昇)場面もありました。しかし、英国のEU離脱の 可能性が濃厚になると、リスク回避の動きから相対的 に安全とされる国債に買いが集まり、(価格)上昇(金 0.8 0.6 0.4 利低下)して引けました(週末引け値:-0.170%)。 0.2 週間では、10年国債金利は0.020%の低下となりまし 0.0 た。 -0.2 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 16/01 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とする ものではありません。実際の投資等に係る最終的な決定はご自身で判断してください。●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成して おりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示 唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●投資する 有価証券の価格の変動等により損失を生じるおそれがあります。●手数料や報酬等の種類ごとの金額及びその合計額については、具体的な商品を 勧誘するものではないので、表示することができません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 商 号 等:ニッセイアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第369号 1/2 加入協会:一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会 (2)米国の株式市場 市場の動き 先週の米国株式市場(NYダウ)は、英国のEU離脱 (ドル) 20,000 (2013年1月4日~2016年6月24日 日次) ダウ工業株30種平均 を巡る直前の世論調査で残留派が優位との報道等 を受け、一時約2ヵ月ぶりに18,000ドル台を回復する場 18,000 面もありました。しかし、実際には離脱が選択されたこ とから、週末(24日)は急落して引けました。同日の下 落幅(610ドル)は2011年8月以来、約4年10ヵ月ぶり 16,000 の大きさです(週末引け値:17,400.75ドル)。 14,000 週間ではNYダウは1.55%の下落となりました。 12,000 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 16/01 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 (3)外国為替市場 市場の動き 先週の米ドル/円相場は、英国のEU離脱を巡る国 (円) 130 民投票の直前の世論調査で残留派が優位と伝わっ たこと等からリスク回避の動きが弱まり、一時106円台 (2013年1月4日~2016年6月24日 日次) (円) 160 米ドル/円(左軸) ユーロ/円(右軸) 120 150 110 140 100 130 90 120 まで円が下落(米ドルが上昇)する場面もありました。 しかし、EUからの離脱の可能性が濃厚になると一気 にリスク回避の動きとなり、相対的に安全な通貨とさ れる円が買われました。週末(24日)の円は、対米ド ルで一時約2年7ヵ月ぶりの水準となる99円台まで買 い進まれる局面もありましたが、その後介入警戒感 等から102円台に下落して引けました(週末引け値: 102円20銭~30銭)。 週間では米ドル/円は1.86%の円高、ユーロ/円は 3.25%の円高となりました。 80 13/01 13/07 14/01 14/07 15/01 15/07 110 16/01 (年/月) 出所:ブルームバーグのデータをもとにニッセイアセットマネジメントが作成 ●当資料は、市場環境に関する情報の提供を目的として、ニッセイアセットマネジメントが作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とする ものではありません。実際の投資等に係る最終的な決定はご自身で判断してください。●当資料は、信頼できると考えられる情報に基づいて作成して おりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではありません。●当資料のグラフ・数値等はあくまでも過去の実績であり、将来の投資収益を示 唆あるいは保証するものではありません。また税金・手数料等を考慮しておりませんので、実質的な投資成果を示すものではありません。●投資する 有価証券の価格の変動等により損失を生じるおそれがあります。●手数料や報酬等の種類ごとの金額及びその合計額については、具体的な商品を 勧誘するものではないので、表示することができません。●当資料のいかなる内容も将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。 商 号 等:ニッセイアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第369号 2/2 加入協会:一般社団法人投資信託協会 一般社団法人日本投資顧問業協会
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