生活指導について

生活指導論
しつけは学校か家庭か
「生活指導」という言葉
• 文部科学省は「生徒指導」という言葉を使用
• 戦後改革で「生活指導」(領域概念)
– その後教育界に対立が生じた。
– 文部省は「生徒指導」という言葉に変化
– 研究団体や研究者は「生活指導」のまま
• 「生徒指導」は二重に不自然
– 生徒は中学生と高校生を指す。(小学生は?)
– 生徒は「対象概念」で、「教科指導」に対する概念
なので、領域概念が適切
生活指導と学校
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学校は 知識教授←→宗教(モラル)教授?
しつけは 学校の役割←→家庭の役割?
社会の規律を教える←→学校の規律?
モラルは 心の自律性←→行動の規律性?
公と私 プライバシーと生活指導
隠れたカリキュラム論を考える
体罰と懲戒 管理主義を考える
生活指導の3つの方向
• 管理主義
– 規則による行動の等質化
– 厳しい校則
• 生徒の力の利用(スクール・カースト論)
– 頂点の子どもの力を活用して管理
• 平等の関係の構築
– 個々人の差異を認め合う関係の構築
ふたつの実践理論
• 全国生活指導研究協議会(全生研)
– 民主主義的集団を育てる
– リーダーを育てる
– 班活動(核班づくり)
• 生活綴り方
– 書く意欲の重視
– 書くことによる生活の認識
– 書かれたものによるコミュニケーション
佐世保・大津事件をめぐって
• 子ども特有の精神的不安定?
• メディアの変化に伴うコミュニケーションの希
薄化?
• 家庭の不安?
• 学校の対応は 担任の雲隠れ
• 研究推進校という問題
いじめ対策を考える
• 岩手矢巾のいじめ自殺2015.7
– 担任と生徒の連絡帳でやりとり
– 自殺をほのめかしていたが、対応せず
– 学校としての取り組みなし
– 法によるアンケートを実施していなかった
– いじめがあったとメディアに言った生徒を主任が
注意
いじめ
• 名古屋市西区、中学一年の自殺2015.11
– 部活・食事でのいじめ
– 生徒は友人に相談していた
– 河村市長が独自聞きとり調査
いじめ
• いじめに気付く
– アンケートなのか
• いじめをなくす・許さない気持ちは
– 教師みんながもっているのか
– こどもはなぜ助けないのか