5.エイジフリー

5.エイジフリー
• 2001年4月より老齢厚生年金の支給開始年齢引き上げ
• 2013年から65歳支給、報酬比例部分の支給開始年齢も61歳へ
• 60歳代前半層の雇用問題の発生
国:年金財政健全化
労働者:収入のある仕事に就く必要性
Q:日本の60歳代前半層の7割以上が働いているから、支給開始年齢引き
上げも問題なし?
収入のある仕事に就いている人全てが含まれている。
→60歳以上の労働者が生活していくだけの賃金環境が必要
60歳代前半の雇用方式
• 60歳プラスα(主流)
60歳定年維持+65歳までの雇用継続に向けてαを5年に近づける。
• 65歳マイナスβ
定年を65歳まで引き上げ、個々人がβを選択して引退年齢を決める。
• エイジフリー
定年を廃止して、年齢関係なく働ける
2006年4月:改正高年齢者雇用安定法
①定年年齢の引き上げ
②継続雇用制度の導入
定年年齢を65歳以上に引き上げる
③定年の定めの廃止
企業の割合が増える
60歳プラスα方式が受け入れられるのは、現行の人事制度はそのままにし
て、定年以降の雇用制度を考えれば良いから。
• 定年とは
*マイナス局面
その年齢に達した従業員との雇用関係を強制的に打ち切る制度(アメリカや
ヨーロッパでは見られない)
*プラス局面
その年齢までは雇用が保障される
年齢を基準に処遇をきめる→従業員の納得性大
60歳代の雇用を考えるには、経営者と従業員が持っている感覚を
大切にしなければならない。
定年に「雇用保障」という側面がある以上、定年を引き上げる事の企
業側の抵抗は大きい。
従業員側にも、60歳以降の定年延長が望ましいか?
年齢にこだわらない社会実現の為、既に実行されている60歳プラス
α方式を基礎として60歳代前半の雇用継続を確実なものとし、徐々
にエイジフリーを実現することが望ましい。