微小管の構造 球状タンパク質=チューブリン(直径4nm)13分子 細胞内微小管 ほとんど単純な管 (シングレット微小管) ダブレット微小管 A 管と B管 A管 13本のプロトフィラメント 管 A管に融合して10本のプロトフィラメント リング状に配列 縦に連なる管を形成(直径 25 nm) ヘテロ二量体が縦方向に重合:プロトフィラメント トリプレット微小管 さらに10本の微小管がダブレットのB管に融合 重合中心=中心体から延びる B 微小管のつくる構造 動的微小管 短い寿命 紡錘体 安定した微小管構造 分裂しない細胞 繊毛の微小管束 赤血球の微小管周辺帯 神経細胞の突起 維持 安定な微小管 内部の芯 → もし安定でなければ 精子は動けない 軸索は短縮 赤血球 柔軟性なくなる 微小管の成長 微小管形成中心から放射状に伸びる 中心体(細胞分裂の時は) 微小管重合の核となる 動物細胞:形成中心に一対の中心小体存在 繊毛や鞭毛の基部:基底小体 1つの中心小体 運動と微小管 結合モータータンパク キネシン・ダイニン 微小管に沿った移動 鞭毛運動 ダブレット=二連微小管が9対輪状にならぶ 中心部 2つの単微小管 →9+2構造 ダイニンの腕 ATP分解→エネルギー ダブレット 互いに滑る 細胞内輸送 神経細胞 長いものは数メートルにもなる タンパク質や膜を末端に送る 補給 古い膜は細胞体へ リソソーム 分解 細胞体で合成 軸索輸送 速いものは1日250mm 微小管と小胞 → 動かない 微小管にイカの軸索の細胞質とATPを加える →動く 運搬する成分の存在 微小管-2 分裂装置 繊毛と鞭毛 細胞運動 軸糸 2つの中心小管と9対の周辺小管 中心小体 星状体=中心小体に向かって収束する放射状の 微小管の一群 9対の 周辺小管のみ 中心小管なし 構造体として 赤血球 弾性 微小管の重合 コルヒチン ユリ科イヌサフランの種子・鱗茎から抽出されるア ルカロイド(植物が合成する有機化合物の中でヒト・動物に 薬理作用をもつもの) チューブリン二量体に結合 → 重合を妨げる 微小管消失 細胞分裂妨げられる →抗ガン剤とし て利用 分裂増殖の速度速い 細胞 優先的に死滅 タキソール 解離を減少 微小管安定化 細胞 分裂阻止 卵巣がんに対する薬剤 繊毛・鞭毛 繊毛 細い髪の毛のような付属器官 ゾウリムシ 表面全体に生える 運動 ヒト 気管に並んでいる細胞 細胞表面の流体の流れ起こす 鞭毛 繊毛より長く通常一本 クラミドモナス 波打ち運動 体動かす 精子の運動 ともに微小管からなる アクチンフィラメント Gアクチン カルシウムイオン、ATPと結合 Gアクチンが重合してFアクチンになる Gアクチンの糸がらせん状にからみあった構造 極性 重合・脱重合 アクチンフィラメントの重合 サイトカラシン 糸状菌から分泌される化合物 アクチンフィラメントの(+)端に結合 重合止まる ファロイジン 毒キノコ(タマゴテングタケ)が生産 アクチンフィラメント全体に結合 解離を阻害 脱重合できない 中間径繊維、中間径フィラメント Intermediate Filament(IFフィラメント) 細胞の強度保持、細胞構造の安定化 運動性には関与しない 接着部を通じて細胞膜に結合 胞膜の支持 皮膚細胞(上皮細胞)に構造的支持与え 柔軟性に富み弾力性ある細胞に ケラチン繊維 IFサブユニットは棒状 細 筋細胞における中間径フィラメント デスミンフィラメント 筋原繊維を束ねる 横紋筋 デスミンフィラメント Z線の周り囲む 収縮中のサルコメアの安定化に関与 神経軸索の中間径フィラメント 神経フィラメント Neurofilament (NF) 軸索の方向性伸張に関与 軸索の成長と太さに関与 核膜における中間径フィラメント 3種類 A、B、C 編み目構造の核ラミナ 機械的な支持構造 ラミン ケラチン網目構造の崩壊 上皮 組織を覆う表層 乾燥を防ぎ、外力から守る ケラチンフィラメントが支持 ケラチンの遺伝子変異 → 網目構造消失 基部細胞がもろくなって壊れやすい くる 表皮水疱症患者と同じ症状 水疱つ ケラチンは組織の構造的維持に貢献
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