期末処理 “一般” プラント SAP Best Practices Baseline Package (日本) SAP Best Practices シナリオ概要 – 1 目的と利点: 目的 企業の生産活動によって発生した原価(内製品の製造など)は、プラントの期末処理 によって、その製造活動や製品に対して集計されます。発生した原価はその後、収益 性分析で製品別に配賦されます。 利点 内製品の製造原価の可視化 自動処理による効率化 主要なプロセスフロー範囲 品質保証原価の配賦の実行 受払い、製造実績の締め処理 新しい MM 期間のオープン 製造指図の期末処理 (間接費、仕掛品計算、差異計算、製造指図の決済) 製造指図の完了 集計階層 (レポート) 用のデータ収集 原価センタから収益性分析(CO-PA)への配賦の実行 収益性レポートの実行 シナリオ概要 – 2 必須 SAP アプリケーション: 必須 SAP ECC 6.03 プロセスフローに関連するロール 在庫管理者 生産管理者 経理担当者 プラント管理者 収益性管理者 シナリオ概要 – 3 プロセスの詳細説明: 期末処理 “一般” プラント 最初に、品質保証の原価を製造原価センタへ配分します。 次に、期間内のすべての仕入先請求書が正しく登録されていることを確認します (支払い保留請求書のリリース)。 期間内の受払いと製造実績が正しく計上されていることを確認します。 新しい MM 期間をオープンします。 製造指図の期末処理 (実績間接費の転記、仕掛品計算、差異計算、製造指図の 決済) を開始します。製造が終了した製造指図のステータスを完了にします。 レポートを迅速に実行できるようにするため、集計階層のデータ収集を実行します。 データは異なるレベルの階層 (会社、プラント、指図タイプ、および製品階層) に登 録されます。抽出されたデータは、製造原価のレポートに使用されます。 発生した全ての製造原価を製品別の採算に反映させるために、原価センタから収 益性分析 (CO-PA) に実績配賦を実行します。 収益性レポートでは、製品の原価と収益を分析することができます。 プロセスフローダイアグラム 月末の仕入先 請求書入力 収益性 管理者 プラント管理者 経理担当者 生産管理者 在庫管理者 イベント 期末処理 “一般” プラント 受払い締め 生産に必要な外注 の所要のインプット 品質保証原価の 配賦周期の実行 購買発注関連の 債務計上 支払保留請求書 のリリース 新しい MM 期間 のオープン 実績間接費計算 製造指図の転記 製造指図の 期末処理 仕掛品計算 製造指図および プロセス指図の差 異計算 集計階層用の データ収集 製造指図情報 システム 連産品の仮決済 仕掛品計算結果 の確認 差異の決済 製造指図の完了 CO-PA への 実績配賦の実行 製造実績締め 収益性レポートの 実行 凡例 <機能> シンボル 内容説明 用途のコメント バンド: 債務管理担当者や営業員などのユーザロールを示 します。このバンドを使用して、特定のロールではなく、組織 ユニットやグループを示すこともできます。 ロールバンドには、 そのロールに共 通するタスクが含 まれます。 この表の他のプロセスフローシンボルは、これらの行に記入 します。シナリオのすべてのロールをカバーするために必要 な行を使用します。 フロー線 (実線): 線は、シナリオにおけるステップの標準順 序とフローの方向を示します。 フロー線 (点線): 線は、シナリオでほとんど使用されないタス クまたは条件付きタスクへのフローを示します。線は、プロセ スフローに含まれる文書にもつなげることができます。 シナリオプロセス またはステップの ないイベントの 2 つのタスクを接続 します。 業務活動/イベント: シナリオに入る/シナリオから出るアク ション、またはシナリオ中に発生する外部プロセスを示しま す。 文書内のタスクス テップには対応し ません。 SAP 以外 単一プロセス サブプロセ ス参照 プロセス 決定 内容説明 用途のコメント 次のダイアグラムへ/前のダイアグラム から: ダイアグラムの次/前ページにつ ながります。 フローチャートは前/次ページで継続し ます。 ハードコピー/文書: 印刷された文書、レ ポート、またはフォームを示します。 文書内のタスクステップに対応しませ ん。タスクステップで生成された文書の 反映に使用されます。この形状には、 出力フロー線はありません。 財務会計の実績: 財務会計転記伝票 を表します。 文書内のタスクステップに対応しませ ん。タスクステップで生成された文書の 反映に使用されます。この形状には、 出力フロー線はありません。 予算計画: 予算計画伝票を表します。 文書内のタスクステップに対応しませ ん。タスクステップで生成された文書の 反映に使用されます。この形状には、 出力フロー線はありません。 マニュアルプロセス: マニュアルで行う タスクを扱います。 通常、文書内のタスクステップに対応し ません。倉庫でのトラックの荷渡など、 マニュアルで実行されるタスクの反映 に使用され、プロセスフローに影響しま す。 既存のバージョン/データ: このブロック では外部プロセスから送信されるデー タを扱います。 通常、文書内のタスクステップに対応し ません。この形状は外部ソースからの データを反映します。このステップには 、入力フロー線はありません。 システムパス/エラー判定: このブロック では、ソフトウェアによって行われる自 動判定を扱います。 通常、文書内のタスクステップに対応し ません。ステップ実行後のシステムに よる自動判定を反映するために使用さ れます。 財務会計の実績 予算計画 単一プロセス: シナリオにおいて段階的に扱われるタスクを 示します。 プロセス参 照 ダイアグラム 接続 ハードコピー/ 文書 外部イベント: シナリオを開始または終了するイベントや、シ ナリオにおけるイベントの過程に影響を及ぼすイベントが含 まれます。 業務活動/ イベント シンボル 文書内のタスクス テップに対応しま す。 マニュア ルプロセ ス プロセス参照: シナリオが別のシナリオ全体を参照する場合、 シナリオ番号と名前をここに記入します。 サブプロセス参照: シナリオが別のシナリオを部分的に参照 する場合、そのシナリオのシナリオ番号、名前、ステップ番 号をここに記入します。 プロセス決定: 決定/分岐点を示し、エンドユーザによる選択 を表します。線は、菱形の各部分から生じる各種選択肢を示 します。 文書内のタスクス テップに対応しま す。 文書内のタスクス テップに対応しま す。 通常、文書内のタ スクステップに対 応しません。ステ ップ実行後に行わ れる選択を反映し ます。 既存の バージョン/ データ システ ムパス/ エラー 判定
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