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1月16日 免疫
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免疫とは何か
抗体
アレルギー
エイズ
遺伝子治療
ストレスは免疫力を低下させる
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ストレス → 脳
→神経
(交感神経)→副腎皮質
↓ 副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)
抗ストレス作用
→免疫細
胞(リンパ球)死、
マクロファージ機
能低下
→ 免疫機能低下
免疫とは
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体の自己防衛反応
獲得免疫と自然免疫
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「自己」「非自己」の識別、「非自己」を排除
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抗原:免疫系を最初に刺激するもの
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体の中に侵入して免疫の働きを引き起こす異物
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免疫に関わる細胞:リンパ球(B細胞、T細胞)
相互に作用しあう細胞性および液性因子からなる,
1つのネットワーク
非特異的(先天性)免疫
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系統発生的には古く,出生時から存在
身体に支障を起こさせる物質との先行する接触を必要としない。
記憶を発生させない。
(1)侵入する微生物を摂取し消化する食細胞系
(2)いくつかの腫瘍,微生物,およびウイルスに感染した細胞を殺す機
能をもつNK(ナチュラルキラー)細胞
食細胞は好中球と単球(血液中)およびマクロファージ(組織中)
マクロファージは広範囲に分布し,血液または洞性空間と組織との境界
部に戦略的に位置
サイトカイン:特異的抗原,非特異的抗原,または非特異的可溶性刺激
(例,エンドトキシン,その他のサイトカイン)に応答して単球やリンパ球か
ら分泌される,非免疫グロブリンのポリペプチド。炎症,または免疫応答
の大きさに影響を与える。リンパ球がその特異的抗原と反応することで
分泌される。サイトカインそのものは抗原特異的ではない。⇒サイトカイン
は先天性免疫と適応性免疫を橋渡ししている。
特異的(適応性の)免疫
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細胞性因子:リンパ球
液性因子:免疫グロブリン
リンパ球
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Tリンパ球、Bリンパ球の細胞膜の表面:外界から侵
入してきた抗原が何であるかを認識するためのアン
テナのようなタンパク分子が何万個も突き出ている。
このアンテナに抗原が触れて、そのリンパ球の担当
の抗原であれば、リンパ球は活性化し抗体をつくる
などの仕事を始める。
一つのリンパ球が担当できる抗原は1種類。⇒どん
な抗体にも対処できるよう、リンパ球の種類は100
億種以上。
細胞性免疫
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キラーT細胞:ウィルスに感染した細胞
に特異的に結合 細胞を殺す
ナチュラルキラー細胞:がん細胞を殺す
抗体はどのようにして作る
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抗原提示細胞:情報をT細胞に送る
T細胞:抗体産生すべきか判断
B細胞:抗体つくる (抗体産生細胞に変化)
抗体:侵入物(抗原)に特異的に結合
マクロファージ:抗原と抗体の結合物を
取り込み消化
マクロファージ:血液中の単球 血管から組織中に
出て分化した細胞
ヘルパーTリンパ球:抗原を認識⇒
イン
ターロイキン(タンパク質)
(Bリンパ球をよ
り活性化)放出
抗体
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抗原と特異的に結合するタンパク
免疫グロブリン
5つのクラス:G,M,A,D,E
IgG:血中で最も多量に存在する
IgM:抗原刺激により最初に産生される免疫グロブリン。血
清中のIgMは感染症の診断のため感染要因に対するIgM
型特異抗体として、測定することが多い
IgE:アレルギー引き起こす
IgD:機能不明
IgA:局所粘膜における防衛
抗体の機能
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溶菌素‥‥細菌を溶かしてしまう抗体
溶血素‥‥非自己血球を溶かしてしまう抗体
凝集素‥‥細菌などをくっつけて固まりにす
る(凝集させる)抗体
沈降素‥‥タンパク質を沈殿させる抗体
抗毒素‥‥毒素を無毒化する抗体
抗原抗体反応の特異性
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1つの抗体で処理できる抗原は1種類
外界から体内へ侵入してくる抗原にはあらゆる種類
のものがありますが、その一つ一つに対処するため
無数の種類の抗体を作り出す能力が私たちの体に
は備わっています。
抗原と抗体の反応:抗原抗体反応
抗原抗体反応:作用しあう抗原と抗体の組み合わ
せが一通りに決まっている:
抗原抗体反応の特異性
胸腺
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心臓の上にある一対の器官
骨髄で作られたリンパ球移動 T細胞形成
脾臓で T細胞 B細胞 貯蔵
リンパ節 リンパ管の集まった部分
物の処理 風邪をひくと喉が腫れる
非自己だけ認識
胸腺内で自己抗原と結合する細胞は殺される
ローン選択説
侵入
ク
免疫に働く細胞
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単球:骨髄で生れ少し成熟して血液中に出た細胞で、およそ
24時間後には各組織に達してマクロファージとなる。
マクロファージ:組織に存在し、細菌などの微生物や老廃物
を取り込んで消化する。
顆粒:好中球:細菌などの微生物を取り込んで消化する。
好酸球:MPBというタンパク質で寄生虫の体に傷をつける。
好塩基球:生体防御に働くさまざまな物質が血管の外へ出て
働けるように、血管の透過性を高める物質を分泌
ナチュラルキラー細胞
(略してNK細胞):ガン細胞やウイルスに感染した細胞に傷
を与えて破壊する。
抗体の構造
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H鎖2本、L鎖2本 合計4本のポリペプチド
抗原結合部位 L鎖・H鎖末端
可変領域 variable region VL,VH:アミノ
酸組成変化:抗原との結合の多様性
定常領域 constant region
抗体の多様性
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1010以上の種類のタンパク質、多糖類など識別
抗体遺伝子:遺伝子組み換え生じる
H鎖の可変領域遺伝子:V,D,Jに分かれる
V領域:1000種
D領域:12種
J領域:4種
それぞれから1つ選択・再結合→可変領域遺伝子
L鎖の可変領域:V300種、J4種、
両者で5760万種類
エイズ
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Acquired Immune Deficiency Syndrome
後
天性免疫不全症候群
ウイルス HIV human immunodeiciency virus ヒ
ト免疫不全ウイルス
潜伏、8〜10年後発症、20年後の死亡率90%以上
ヘルパーT細胞 表面CD4タンパクに結合、侵入、RNA遺伝
子→逆転写→リンパ球のDNAに入り込む→自己複製
(ウイルスの定義については生物学Ⅰを復習)
T細胞破壊→免疫機構破壊→ガン細胞増殖抑えられない、
日和見感染
[試験対策]エイズウィルスが他のウィルスとどのような違い
があるか
遺伝子治療
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遺伝子強化療法 正常な遺伝子を導入
特定の細胞を標的・破壊:
毒性の遺
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伝子導入、細胞破壊
伝子導入
薬剤を投与して細胞破壊
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薬剤に反応する遺
標的細胞に対して免疫応答引き起こす: 反応増強
抗原遺伝子導入 免疫応答により細胞破壊
標的遺伝子の発現阻害: アンチセンス遺伝子導
入 病因遺伝子発現阻害
標的遺伝子変異修正:変異遺伝子と正常遺伝子
相同的組み換え → 正常型