第4章 学会誌に研究論文を掲載する

第4章 学会誌に研究論文を掲載する
0312002112 鈴木研 中川智博
「公表か消滅か」
論文公表の意義
・論文の数が研究職への就職を有利にする
・自分の研究が活字になる喜びが大きい
論文公表の難題
・適切な学会誌を選べない
・学会誌に合う書き方が分からない
冒険なければ収穫もなし
論文投稿のメリット
・論文が公表される(条件付きの可能性有)
・返戻されても、論文の評価がもらえる
・論文を改訂し別の学会誌に投稿できる
(採録の可能性が高まる)
冒険なければ収穫もなし!
論文公表までの流れ
1:論文を学会誌の編集者に送る
原稿のコピーを3〜5部送る
2:編集者が論文の適合性を判断
3:査読者がブラインドで論文を評価
4:査読者の評価を受けて編集者が判断
査読段階で提起された修正が要求される
原稿執筆と投稿のガイドライン
ふさわしい学会誌の選択
学会誌ごとに方向性が著しく異なる
→既知の学会誌・推薦誌をおさえる
→学会誌の「原稿執筆の手引き」を読む
→質問は編集者に連絡する
原稿執筆と投稿のガイドライン
「適切な」言葉を用いる
APA投稿マニュアル
これに従った論文書式が期待される
正しいスタイルで書く
書き方の不備、誤字脱字が悪印象
→注意を払って言葉を校正する
→投稿前に同僚に見てもらう
原稿執筆と投稿のガイドライン
投稿のマナーを守る
・コピー部数・同封書類の徹底
・学会誌名を間違えるのはタブー
正しいスタイルで書く
・査読者コメント、アドバイスをよく読む
・期限内に修正原稿を送る
・活字に残るものなので誤字には慎重に
研究論文の構造
導入(はじめに)
1:研究課題の領域を定める
2:研究課題の既存知識を明示
3:研究余地が存在する根拠を述べる
4:その領域に関する先行研究を論評
5:研究目的、仮説や課題を記述
研究論文の構造
研究方法
1:被験者、抽出方法を記述
2:デザインについての記述
3:使用教材について記述
4:研究手順を詳細に記述
5:統計的な分析手法に触れる
研究論文の構造
結果
1:最も重要な成果について報告
2:成果の分類毎に分析手法と結果を明記
3:理解を容易にさせる表・図などを用いる
4:研究手順を詳細に記述
研究論文の構造
考察
1:仮説や課題と照らして結果を解釈
2:研究方法改善に繋がる今後の研究提案
3:研究の結論、根拠を書く
(何が判明し、何が判明しなかったのか)
読んでの感想・疑問
1:論文選出方法は確実なものか?
・査読者の選出基準は統一されているのか
・掲載論文のレベルに大きな差を感じる事がある
2:詳細なガイドラインが参考になった
・APA投稿マニュアルの存在を初めて知った
・論文の構成方法・記述方法も判断基準になる
まとめ
・学会誌での論文発表の意義
・論文が公表されるまでの流れ
・論文の構成・作成ガイドライン