狭心症、心筋梗塞 - 徳洲会グループ

狭心症と心筋梗塞
大橋壮樹
大垣徳洲会病院
心臓血管外科手術
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冠動脈
弁膜症
大動脈
その他
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増加する心臓血管病
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全身の血管
脳
心臓
肝臓
胃
腎臓
腸
筋肉
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狭心症、心筋梗塞とは
正常の心臓
冠動脈
心筋
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狭心症、心筋梗塞とは
狭心症
心筋梗塞
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狭心症、心筋梗塞の原因は
正常動脈
正常
50%の狭窄
75%の狭窄
100%閉塞
重症
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血栓による
急性閉塞
全身の動脈硬化
脳梗塞、脳出血
腹部大動脈瘤
心筋梗塞
腎不全
閉塞性動脈
硬化症
腸壊死
下肢壊死
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狭心症、心筋梗塞:症状
• 胸痛
– 労作時胸痛、安静にて消
失
– 胸部圧迫感
– 胸部不快感
– 部位は左前胸部、心窩部、
左肩
• 息切れ、呼吸困難
• 無症状のこともある
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狭心症、心筋梗塞:診断
心電図
胸部X線
心臓超音波検査
CT検査
冠動脈造影検査
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心電図検査
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胸部X線検査
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心臓超音波検査
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CTで冠動脈病変が分かる
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心臓カテーテル検査
(冠動脈造影検査)
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冠動脈CT
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心臓が細かく鮮明に
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冠動脈CTで冠動脈がはっきりと
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冠動脈がはっきり分かる
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病変もはっきりと
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病変もはっきりと
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バイパス手術の結果も
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さらに詳しく
LAD
LAD
LCX
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解離性大動脈瘤!
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狭心症、心筋梗塞:治療
投薬治療
カテーテル治療
経皮冠動脈形成術
バルーン
経皮ステント挿入術
手術治療
冠動脈バイパス術
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狭心症、心筋梗塞に対するカテーテル治療
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心臓手術
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手術が必要なのは
カテーテル治療が不可能な場合
カテーテル治療でも何度も再発する
場合
手術が長い目で見て効果的な場合
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冠動脈バイパス手術
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心臓を止めない冠動脈バイパス術
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内視鏡グラフト採取
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狭心症、心筋梗塞の予防
動脈硬化の予防
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動脈硬化の原因
(リスクファクター)
高血圧
糖尿病
高脂血症
タバコ
腎臓病
高齢化
ストレス
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サイレントキラー:高血圧
最大血圧150以上
最小血圧 90以上
高血圧治療
心筋梗塞
脳卒中
16%減少
40%減少
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糖尿病
心筋梗塞の発生率は、糖尿病患
者では非糖尿病患者の2~4倍
糖尿病患者の3分の2が心臓血
管病で死亡
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糖尿病と心筋梗塞の発生率
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高脂血症
総コレステロール
≧220 mg/dL
LDLコレステロール
≧140 mg/dL
トリグリセリド
≧150 mg/dL
は要注意!
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高脂血症
善玉“HDLコレステロール”
・・回収屋・・
余ったコレステロールを回収する
悪玉“LDLコレステロール”
・・運搬屋・・
大切なコレステロールを全身に運ぶ
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コレステロール値と心筋梗塞死亡率
コレステロール値と心筋梗塞死亡危険率
5
4
3
危険率
2
1
0
160以下
160-200
200-240
コレステロール値
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240以上
タバコ
• 喫煙者の心筋梗塞に
なる確率は
• 非喫煙者の
• 2倍以上
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ストレス
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肥満
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肥満と心臓血管病
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代謝症候群
ウエスト径男性≧85cm、女性≧
90cm
空腹時血糖≧110
収縮期血圧≧130、拡張期血圧
≧85
中性脂肪≧150又はHDL≦40
の3項目中2項目以上が該当
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高齢化
血管は年輪をきざむ
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生活習慣で気をつけること
1)食事
2)運動
3)生活
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食事
炭水化物(糖分)
脂質
たんぱく質
ビタミン
ミネラル
食物繊維
水分
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炭水化物(糖分)
エネルギー源
とり過ぎは
肥満
高脂血症
糖尿病
米中毒にはなっていないか?
肥満、糖尿病には、ご飯抜きもいい
(代わりに肉、野菜)
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脂質
• 最大のエネルギー貯蔵源
• 重要な働き細胞膜
– ホルモン、脂溶性ビタミン(VitA,D,
E,Kなど)
• おいしい
• 2種類
– 動物(飽和脂肪酸)
– 植物、魚(不飽和脂肪酸):抗動脈
硬化作用
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食塩は1日10g以下
食塩の摂取量目標は
1日10g以下
高血圧患者は
1日7g以下
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減塩
• うす味で
–しょうゆ、ソース、漬物、塩辛、
梅干は控えめに
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減塩
減塩以外で味を出す。
鮮度のいい食品そのもので調味料を
使わない。
だし汁、レモン、すだち、しそ、しょうが、
唐辛子、わさび、カレー、コショウ
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コレステロールを上げる食品
肉の脂身、卵、レバー、魚卵、
うなぎ、あなご、佃煮、塩辛等
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血中コレステロールを改善する食品
大豆及び大豆加工品
魚肉類
植物油
種実類
穀類
野菜類
きのこ類
海藻類
果物類
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魚や大豆製品は十分に
魚や大豆に含まれ
る不飽和脂肪酸
は、コレステロー
ルを下げる働き
がある。
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食物繊維を多く
食物繊維は体内
で消化されない
ので、胃腸を掃
除する働きをし、
便秘を予防しま
す。
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食物繊維を多く
LDLコレステ
ロール(悪玉)を
低下させ、HD
Lコレステロー
ル(善玉)を増
加させます。
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甘い物は控えめに
甘い物は中性脂肪を増やし、コレステ
ロールとともに高脂血症の原因にな
る。また動脈硬化も促進させる。
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お酒も少々なら健康です
ただし
エネルギーが高い
食欲増進作用
中性脂肪の高い方は控えめに
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食事:肥満の予防
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食事を楽しむ。
多様な食事を。
偏った食事はしない。
規則正しく食べる。
間食、夜食は控えましょう。
朝昼の食事をしっかり食べて夕食は少なめに
早食いはしない。
やけ食いはしない。
野菜、果物、牛乳、豆類、魚を十分。
体重を測りましょう。
新しい料理、食事に挑戦しましょう。
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運動
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運動の効能
運動能力が高まり、日常活動も楽に
総コレステロールが減り、善玉コレス
テロールが増加
狭心症発作や心不全症状が軽くなる
心臓病の再発や突然死が減る
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1日に200~300kcalを運動で消費
• 約1万歩の歩行
• 30分程度のジョギング
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有酸素運動
(エアロビック・エクササイズ)
体の脂肪を効果的に燃やす。
心臓の負担を少なくする。
糖尿病予防などに効果があります。
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無酸素運動
最近、適度な激しい運動、力を使う運動
は動脈硬化予防になると注目されてい
ます
心臓の問題ない方、体調のいい方は気
をつけて行ってください。
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体を動かす運動を
循環器病の予防には効果的
です。
心臓に対する負担が静的運動
に比べ少ない。
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生活
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生活習慣
ストレスのない
生活
趣味
会合への参加
新しい挑戦
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心臓発作の引き金に注意
激しい動作時
興奮したり緊張した時
急に寒いところに出た時
食後
アルコール摂取後
排便時
入浴時
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動脈硬化の予防:まとめ
• 規則正しい生活
• 食事
–
–
–
–
暴飲暴食は避ける
低脂肪
低塩分
甘いものをひかえる
• 禁煙
• 適度のアルコール
• スローペースの持続的な運動
– 散歩、ジョギング
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名古屋徳洲会心臓血管外科
グループ
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名古屋徳洲会グループ手術推移
名古屋徳洲会心臓血管外科グループ手術数
800
700
600
500
400
300
200
100
0
非開心術
開心術
1998
2000
2002
2004
年
大垣徳洲会病院
2006
名古屋徳洲会心臓血管外科グループ
大垣徳洲会病院
心臓病実力病院にランクイン
全国ランキング
29位
地域別ランキング
3位
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心臓病実力病院にランクイン
個人ランキング
全国11位
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心臓血管外科術後の会
大垣徳洲会病院
第9回心臓血管外科術後の会(2008年)
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最後に
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