持続可能な社会

持続可能な社会: 人口爆発、食料安全保障、地球環境
家畜衛生の目的:家畜の疾病予防と健康増進を通して、畜産経営の
高度化に寄与し、安全性の高い畜産物を供給する
家畜衛生の役割: 1.疾病要因の制御 、 2.科学に基づく予防、治療
および防除 、 3.畜産物の安全性の確保 、 4.畜産公害の防止 、
5.動物福祉に貢献
この講義を通して上記の概要を説明してきたが、国際化が一段と
進む現在の世界的状況はさらに広範な視野を必要としている。農業
分野においても自由貿易が広がり、第三者認証などの新たな課題
が生じているが、それらの国際取引を導いている指導層は、何を根
拠として政策を立てているのかを理解する必要がある。
地球温暖化の中で1997年に結ばれた京都議定書は「持続可能な
社会」をキーワードとしたが、昨年末の気候変動枠組条約第21回締
約国会議(COP21)は2050年を見据えてさらなる具体的目標を「パリ
協定」に盛り込んだ。これは農業分野の今後にも大きな影響をもたら
すが、こうした国際情勢を概説する。
OIE事務局長Bernard Vallat博士の声明; 2015年12月8日
●
●
●
不幸なことに、科学は常にあまりにも複雑であり、話を単純化するとしばし
ばその背景と完全な情報開示が失われてしまう。最近の2つの例は、温
室効果ガス排出に家畜が関与していることと、赤身肉が発癌物質を含む
という報告である。⇒ 余程のことで怒っている!
前者 の場合 、議論の 多く は数年前 の「家畜の 長期的 影響 」の引用 で
あった 。報告 した著者 とその他の 研究者両方 とも、その次の報告 で下
方 推定 を改訂 したが、印象的 でなかった ため議論 では無視 された。
適切に管理 されれば、家畜は環境 に肯定的な 影響 をもたらし、 炭素 を
効果的 に取り込 み封入 することによって 気候変動 を緩和 する。家畜は、
土壌と植生の再生を通して生態系の復元と生物多様性の保全に重要な
役割を果たしている。適切に処理された畜産廃棄物は、再生可能エネル
ギー源となり、有機肥料として使用できるので、化石燃料を基にしたもの
の代替になる。 ⇒ 中世の農業革命 三圃式農業(麦、豆、放牧)
後者の場合(発癌リスク)、生活スタイルの問題、食肉の加工と調理の方
法、遺伝的素因、ならびに公開文献のデータの再現性欠如が、同等に報
告されていない。また、脳と幼児の発達における赤身肉の容易かつ全面
的に利用できる多くの微量栄養素の重要な役割について触れていない。
⇒ 焼け焦げが含む発癌物質 ベンズピレン
気候変動に連動する一連の影響に対して非常に脆弱である動物
生産を含む農業部門にとって、地球温暖化の抑制は不可欠である。
旱魃から 大雨までの気象状態の変化は、動物の健康と福祉を脅かす
病気発生とともに、動物生産(成長、生産、繁殖)に強く影響する。予
期しない衛生上の出来事の発生や再発生 が現在加速している。新た
な5種類の新興感染症が毎年出現していると推定され、その内3種類
はヒトを含む複数の動物種に感染する能力を持つ人獣共通感染症の
可能性がある。さらに、気候変動は、病原体の疫学的進化ならびに飛
行性昆虫やダニなどの地理的分布の拡大に影響し、リフトバレー熱、
ブルータング、ウエストナイル熱やライム病などのヒトと動物の両方に
感染する疾患の伝播と地理的拡大をもたらす可能性がある。それは
捕食者とげっ歯類の分布にも影響し、生態系と動物種の構造と機能に
大きな変化をもたらし、生物多様性に負の影響を及ぼす。
したがって、動物生産システムの持続可能性と弾力性を高めること
は、今後数年間において不可欠であり、家畜衛生システムの強化が
必要である。この目的を達成するために、気候変動と動物生産との相
互関連、後者が前者に関与している複雑な仕組みに対処することが
必要である。
国際連合:新世紀の発展目標に関する報告 2005
ミレニアム開発目標
目標 1: 極度の貧困と飢餓の克服
目標 2: 一般的な初等教育の達成
2015年までに飢餓に
苦しむ人口の割合を
1990年の水準の半数
に減少させる
目標 3: 男女平等の推進と女性への公的権限の付与
目標 4 : 小児死亡率の低減
目標 5 : 母体の健康増進
栄養不良の母体と胎児へ
の影響は深刻である
目標 6 : HIV/AIDS, マラリアおよびその他の疾病の克服
目標 7 : 環境の持続性を確保
農業も大きな環境負荷
目標 8: 発展のための地球的規模での提携の推進
「目標 1: 極度の貧困と飢餓の克服」に係る栄養不良は5歳未満の子供の死亡原
因の45%を占めていた。1990年から2013年の間に、発展途上国における低体重の
子供の割合は28%から17%に減少し、2015年には16%になると予測される。成長阻
害の子供は2億5700万人から1億6100万人に減少した。
「目標 4 : 小児死亡率の低減」に関しては、194ヶ国中48ヶ国(28%)のみが目標を
達成できた。先進国の肥満と途上国の餓死が併存し続けている。
5
歳
以
下
の
低
体
重
の
子
供
の
割
合
27%
達成率
40%
43%
36%
79%
86%
60%
全世界
アフリカ
アメリカ 東南アジア
欧州
中近東
西太平洋
WHO World Health Statistics 2015: Health-related Millennium Development Goals
農水省:諸外国・地域の食料自給率(カロリーベース)の推移
(1961~2014)
300
250
アメリカ
カナダ
200
ドイツ
フランス
150
イタリア
オランダ
100
イギリス
オーストラリア
50
0
日
78
60
53
48
40
39
本
減反政策が続く
中で日本の自給
率は減少を続け
てきた。
自給率と食育
FAO主催 「世界食料安全保障サミット」
2009年11月
宣言文
2.我々は、現在、飢餓と貧困に苦しむ人口が10億人を
超えたことに不安を抱いている。これは世界の人口の6
分の1の生命、生計、尊厳における受け入れ難い障害で
ある。・・・ 食料、金融及び経済危機によって、最近にな
り一層悪化した。
4. 2050年には90億人を超えることが予想される世界人
口を養うためには、現在からそれまでに農業生産量を
70%増加させる必要があると推計される。
5. 気候変動は食料安全保障と農業セクターに対し追加
的な深刻なリスクをもたらす。
食品1kgを生産するた
めに必要な穀物量
(農水省試算)
牛肉
11 kg
豚肉
7 kg
鶏肉
4 kg
鶏卵
3 kg
大豆油
5 kg
菜種油
2 kg
食肉については、可食部の
生産に必要なとうもろこし量。
油については、各原料の量。
飼料要求率=
飼料摂取量
増体量
鶏肉の飼料要求率=約2
100
90
80
70
60
億 50
人 40
30
20
10
0
世界
発展途上国
先進国
世界人口の推移と予測
(総務省統計局)
食事内容が改善され、動物性蛋白や油脂の摂取
量が増えると、そのまま食べる穀物量は相対的に
少なくなる。かつては穀物輸出国であった中国が
輸入国に転じた理由は、経済的発展による食事内
容の改善であった(日本も同様)。
穀類
インド
砂糖類
中国
芋・豆・野菜
エジプト
肉類
日本
卵類
乳製品
イギリス
魚介類
ドイツ
その他
フランス
米国
0
500
1000
1500
2000
2500
3000
3500
4000
1人1日当たりKcal
カロリー供給量の食品別割合の比較 (2002年)
(総務省統計局)
肉(kg)、伸び率(%)
乳(kg)
60
2020 年に向けての畜産
次なる食料革命
600
50
1999, FAO
500
40
400
30
300
20
200
10
100
0
0
-5
先進国 途上国
先進国 途上国
先進国 途上国
先進国 途上国
牛肉
豚肉
鶏肉
乳
一人当たり年間摂取量の予測
:1993年、
:2020年(推定)、
:伸び率=2020年/1993年
100
90
80
70
60
50
2000 年前には、世界の人口は3 億人程度で
あった。人口が倍増して6 億人になるまでには
1600 年かかった。
2011
開発途上国で死亡率が低下するのに伴い、
2000年には、1950 年の人口の約2.5倍にあた
る推計61 億人に達した。
60億
1999
50億
2050 年に前回の推計より多い93 億
人になり、21 世紀末までには100 億人
以上になるとみている。
1987
40億
30億 1974
40
20億
30
20
70億
1959
32年
1804
10
123年
1800
1850
1900
13年
15年
1927
10億
12年
12年
1950
国連人口基金東京事務所
世界人口白書2011
2000
世界人口の推移と今後の予測
2050
日本
1.8
第10位
5.1
283
第4位
5.3
294
第3位
14.7
817
第1位
3.5
194
第2位
9.8
544
第1位
農水省: 世界人口及び世界農産物輸入額に占める我が国の割合(2011年)
我が国の農産物の輸入金額の推移 (2000年=100)
世界の農産物輸
入に占める我が国
のシェアは高まって
いる。その結果、農
産物純輸入額(輸
入額-輸出額)は
拡大し、1984年以
降、世界第1位の
農産物純輸入国と
なっている。
自給率の低下とと
もに、食料の輸入
量(金額)が増加
し、その3割以上を
米国に依存してい
る。この状況は日本
の食料安全保障の
不安定さを示すだ
けでなく、食料増産
の国際的呼びかけ
に応えていない。
世界の石油換算エネルギー消費量
折れ線グラフ(100万バーレル/日)
一人当たり消費量
棒グラフ(1000キロカロリー/日)
250
100
技
術
人
地球環境問題
200
75
80
60
輸送
50
150
100
50
人口
(億人)
原
始
人
狩
猟
人
高
度
農
業
人
初
期
農
業
人
産
業
人
50
農業・工業
25
20
家庭・商業
食料
0
0
紀
元
人類のエネルギー消費量の推移
0
観測された世界平均地上気温
(陸上+海上)の偏差1850~2012年)
0.85℃
気候変動に関する政府間パネル
(IPCC)第5次評価報告書
最近30年の地球
表面温は、1850年
以降のどの時期よ
りも高温であった。
1983~2012年は過
去1400年において
最も高温の30年間
であった可能性が
高い。
1950年以降、多く
の極端な気候現象
が観測されてきた。
北半球の大部分で
熱波の頻度が増加
し、強い降水現象
の頻度が増加して
いる可能性が高
い。この傾向は21
世紀末まで続くと予
測される。
気象庁: 世界における2015年の異常気象
インドを例に挙げると、5月下旬に熱波に見舞われ、中部や南東部で合計2300人
以上が死亡。6~9月のモンスーン期間中の洪水や地すべりにより合計で850人以
上が死亡。南東部は11~12月にも大雨に見舞われ、10月以降の死者の合計が
400人を超えた。南部において7~12月の6か月平均気温27.4℃(平年差+2.2℃)。
世界各地で観測された異常気象は、地球温暖化やエルニーニョ現象等の気候変
動によるもので、今後増加し、農業生産に影響する可能性が指摘されている。
過去20年にわたり、グ
リーンランドおよび南極の
氷床の質量は減少し、氷
河は世界中で縮小し続け
ている。北極域の積雪面
積は減少している。
19世紀半ば以降の海面
水位の上昇率は、過去
2000年間の平均的な上
昇率より高かった。1901
年から2010年の期間に、
世界平均海面水位は
0.19m上昇した。
1970年代初頭以降、温
暖化による氷河の質量損
失と海洋の熱膨張を合わ
せると、観測された世界
平均海面水位上昇の約
75%を説明できる。
大気中の二酸化炭素、メタ
ン、亜酸化窒素濃度は、過
去80万年間で前例のない水
準まで増加している。二酸化
炭素濃度は、第一に化石燃
料からの排出、第二に正味
の土地利用変化による排出
により、工業化以前より40%
増加した。
海洋は、排出された人為
起源の二酸化炭素の約30%
を吸収し、酸性化を引き起こ
している。
地球のエネルギー収支の
変化をもたらす自然起源お
よび人為起源の物質や過程
は、気候変動の駆動要因と
なっている。これらの駆動要
因によるエネルギーフラック
ス、放射強制力(RF)は、主
に1750年以降の二酸化炭
素濃度増加によるものであ
代表的濃度
経路(RCP)を用
いたシュミレー
ションによって、
21世紀末の世
界平均地上気
温は1.5~2.0℃
高くなる可能性
が高い。
北半球の海
氷面積は減少
し続け、それに
伴い世界平均
海面水位は21
世紀末に0.52
~0.98m上昇す
るだろう。
気候変動は
大気中の炭素
循環に影響を
与えるだろう。
国連: 世界は今世紀中頃までに70%以上多くの食料を持続的に生産しなければならない
2013年12月3日
World must sustainably produce 70 per cent more food by mid-century – UN
人口爆発に備える食料
の70%増産は、2009年以
降も国際機関が要請し続
けている。その一方で、農
業と地球温暖化の関わり
が問題とされている。
強力な地球温暖化の影
響を生み出すが、大気中
では数日から10日しか持
続しない短寿命大気汚染
物質(SLCP)は、微小粒子
状物質(PM2.5)を含む黒
色炭素からなる。その排
出源としても、農業が大き
な割合を占めている。
SLCPは、温暖化効果ととも
に、発癌など健康障害を
もたらす。
船舶と飛行機
農業
廃棄物・埋め立て
化石燃料の採掘と流通
輸送
住居と建物の燃焼
工業工程
大規模な燃焼
WHO:短寿命大気
汚染物質の削減
温室効果ガスの濃度と増加速度 IPCC(2001)
化合物
二酸化炭素
メタン
亜酸化窒素
フロン
濃度
1750年 1998年
280ppm 365ppm
700ppb 1745ppb
270ppb 314ppb
0
533ppt
増加速度
1990年代
1.5ppm/年(0.4%)
7.0ppb/年(0.8%)
0.8ppb/年(0.25%)
4.4ppt/年
寄与率
63%
20%
6%
牛の第一胃にはメタン生成
細菌が多く、水素を多く生成
するプロトゾアと共生してい
る。ルーメンガスの組成は、
メタンが27% を占める。
家畜のメタン発生量は、消
費・飼育頭数の増加にとも
なって2050年には2010年の2
倍になると予測されている。
京都大学 久米新一:
地球温暖化と畜産
動物のメタン発生量
牛(先進国)
牛(発展途上国)
水牛
めん羊(先進国)
山羊
豚(先進国)
馬
ヒト
野生動物
合計
Tg=109kg=106t (7割程度は牛から発生)
メタン発生量
(頭・kg/年)
頭数
(百万頭)
総メタン
(Tg/年)
55
35
50
8
5
1.5
18
0.05
1-50
572.6
652.8
142.1
399.7
476.1
328.8
64.2
4669.7
100-500
31.5
22.8
6.2
3.2
2.4
0.5
1.2
0.3
2-6
75.7-79.7
家畜のメタン発生量
は、米国では減少に
転じるが、発展途上
国では増え続ける。
アジア
アフリカ
ラテンアメリカ
米国
全世界
1990
23.3
9.8
18.0
7.8
84
日本における家畜
からのメタン発生量
2000
28.6
13.2
22.0
8.8
99
2010
34.1
16.5
26.0
8.9
114
2050
61.1
33.1
40.0
6.6
173
家畜生産、とくに牛は、牧草やトウモロコシなど大量の植物性飼料を
食べ、広い牧草地が必要とする。穀物や野菜を人間が食べるより、牛
肉の生産は生産効率が悪く、緑地を奪い、温暖化に与える影響が大
きいと指摘されている。
さらに、地球温暖化の原因となる温室効果ガス(二酸化炭素CO2 、メ
タン CH4 、亜酸化窒素N2Oなど )の発生源として、牛が取り上げられ
ている。
こうした中で、発展途上国での畜産物消費が増加していけば・・・
WHO: 短寿命大気汚染物質の削減を通した世界の健康リスクの低
減 - 政策立案者への思考提案
Reducing global health risks through mitigation of short-lived climate
pollutants. WHO, 22 October 2015
SLCP削減活動に直接関連する健康上の便益は、大気汚染軽減とは
無関係にも生じる。たとえば、果物、野菜、ナッツと種子および全粒穀
物など栄養価の高い植物を主体とする食品の消費量の増加を含む健
康的な食事の選択は、赤身肉や加工肉の消費量の低減とともに健康
的な食事を支え、関連する健康上のリスクを減らす。
90
85.2
女性
矢印: 各年齢を超えた調査年
80
70
平
均
寿 60
命
50
80
70
44.3
60
50
40
42.8
30
日本人の平均寿命の推移
男性
78.3
70
60
50
割
合
40
(
人
口
千 30
対
) 20
(1950 ⇒2002)
:新生児死亡率 ( 27.4 ⇒ 1.7 )
:乳児死亡率 ( 60.1 ⇒ 3.0 )
:出 生 率
10
0
出生後早期死亡率の推移
( 28.1 ⇒ 9.2 )
500
(50)
400
一 (40)
人
当
た
り
一
日
消
費
量
g/人/日
国内生産量+輸入量
人口×365
4.5 豚肉 48.7
30.2 鶏肉 408.5
300
(30)
63.8 乳 262.8
200
(20)
4.3 牛肉 28.8
100
(10)
20.4 鶏卵 56.6
0
1960 1965 1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000
国民一人当たりの一日消費量の推移
表示:
1960年の値
畜産物
2001年の値
15
鶏肉
11.6
豚肉
8.27
乳
4.29
12.5
生 10
産
伸
び 7.5
率
の
推 5
移
2.5
鶏卵
牛肉
0
1960
1965
1970
1975
3.61
3.33
1980
1985
国内の畜産業の生産性向上の経過
1990
1995
(1960年を基準)
各畜産物の右に表示した数値は、2001年の伸び率
2000
鶏卵
100
鶏肉
65、73
80
乳
自 60
給
率
(
% 40
)
68、75
豚肉
牛肉
20
0
1960
96、98
53、73
39、38
1996年 農産物貿易の原則自由化
(ウルグアイ・ラウンドの合意)
1970
1980
1990
2000
畜産物の自給率の推移と努力目標値
各畜産物の右に表示した数値は、2002年の自給率、2010年の努力目標値
1日当りカロリー摂取量
(2000 - 2002)
メタボ
餓死
サハラ以南のアフリカにおける栄養不足人口(100万人)
1969-71
92.8
1979-81
127.0
1990-92
169.0
1995-97
196.6
2001-3
206.2
人口増加を賄いながら、持続可能な社会を築くには、
環境負荷の少ない農業を目指す
焼き畑の中止、高収量作物、新たな遺伝資源の利
用
生産した食料の無駄をなくする
収穫・貯蔵・輸送における腐敗・劣化をなくする、3
割を超える調理後の廃棄をなくする
食料分配の不均衡をなくする
先進諸国におけるメタボと発展途上国における栄
養不良が併存する状況を変えることは、双方の
健康に役立つ
これらの課題を達成するには、正確性、信頼性、公
平性、透明性を確保して無用な混乱を避けるために、科
学に基づく政策決定が不可欠である。
科学と宗教は
世界観
車の両輪
「似非宗教=カルト=オウム集団= IS」に
惑わされてはならない!
仏教
仏陀釈迦牟尼の教え
キリスト教
イエスの教え
自然科学
宗教
生物学、医学、農学、工学、・・・
社会科学
イスラム教
科学
マホメットの教え
法学、経済学、・・・
人文科学
現実によって動く心の世界の解明と導き
歴史、心理学、文学、・・・
2000年変わらぬ世界
現実にある事象の解析と解決方法の提示
日進月歩の世界
生命観