2016年6月28日 トルコの金融市場動向 Weekly Report 【2016年6月18日~2016年6月24日の推移】 【1】先週の回顧 【トルコ・リラ 為替推移】 先週のトルコ・リラ相場は対米ドルでほぼ横ばい、対 円で下落となりました。またトルコの2年国債金利は上 昇となりました。21日(現地)に開催された金融政策決 定委員会では、市場予想通りコリドー上限金利である 翌日物貸出金利が0.50%ポイント引き下げられました。 声明文には目立った変化はありませんでした。先週は 英国のEU(欧州連合)離脱を問う国民投票の結果を めぐる思惑が相場を動かす材料となりました。トルコ・リ ラは週前半は英国のEU離脱への懸念が後退したこと を受けて対米ドルで上昇しましたが、国民投票でEUか らの離脱が決定すると上昇幅を縮小し、1週間を通し て見ると対米ドルでほぼ横ばいとなりました。対円では、 英国の投票結果を受けて円高が進展したことから下 落となりました。 債券市場でも同様に、週前半は金利低下となりまし たが、投票結果を受けて金利上昇に転じ、1週間を通 して見るとトルコの2年国債金利は上昇となりました。 (2016年5月27日~2016年6月24日) (円/トルコ・リラ) (トルコ・リラ/米ドル) 42.0 2.80 円/トルコ・リラ(左軸) 2.93 トルコ・リラ/米ドル(右軸、上下反転) 40.0 2.85 トルコ・ リラ 高 38.0 2.90 36.0 2.95 安 34.87 34.0 5/27 6/3 6/10 6/17 3.00 6/24 ※四捨五入の関係で数値とグラフの目盛りが一致しない場合があります。 【トルコ 金利推移】 11.0 (2016年5月27日~2016年6月24日) (%) 【2】今週の見通し 2年国債 今週は、5月の貿易収支が発表されます。英国の国 民投票後は、多くの世論調査結果とは異なる結果と なったことを受けて、投資家のリスク回避の動きが広が りました。一方で、景気減速は米国の利上げ観測を後 退させるとみられていることから、新興国への投資は注 目を集めやすいと考えられます。当面は引き続き、英 国のEU離脱による影響をめぐる思惑に左右されやす い投資環境が続くと想定されます。 10.0 9.20 9.0 8.0 7.0 5/27 6/3 6/10 6/17 6/24 【3】主要経済指標 発表日 6/21 6/21 6/21 6/30 発表頻度 月次 月次 月次 月次 期間 5月 指標名 1週間物レポ金利 翌日物貸出金利 翌日物借入金利 貿易収支 データ 7.50% 9.00% 7.25% - (参考)前回 7.50% 9.50% 7.25% -42.1億ドル (出所:ブルームバーグより大和投資信託作成) 当資料のお取り扱いにおけるご注意 ■当資料は、ファンドの状況や関連する情報等をお知らせするために大和投資信託により作成されたものであり、勧誘を目的としたものではありません。■当資料は、 各種の信頼できると考えられる情報源から作成していますが、その正確性・完全性が保証されているものではありません。■当資料の中で記載されている内容、数値、 図表、意見等は当資料作成時点のものであり、将来の成果を示唆・保証するものではなく、また今後予告なく変更されることがあります。■当資料中における運用実績 等は、過去の実績および結果を示したものであり、将来の成果を示唆・保証するものではありません。 販売会社等についてのお問い合わせ⇒大和投資信託フリーダイヤル0120-106212(営業日の9:00~17:00) HP http://www.daiwa-am.co.jp/ 1/1
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