中国：石炭輸出 5 月は前年度同月比 16.39%増 2016 年 6 月 30 日掲載 6 月 8 日付けの地元報道によると、5 月の石炭輸出量は 71 万ﾄﾝ(前年度同月比 16.39%増、10 万ﾄﾝ増、前月比では 36.54%増、19 万ﾄﾝ増)であった。石炭輸出額は 5,468 万 USD(前年度同月比 15.02%減、前月比 42.11%増)。推算の輸出単価は、76.88 USD/ﾄﾝ(前年度同月比 28.42 USD/ﾄﾝ下落、前月比 3.01 USD/ﾄﾝ上昇)。 1～5 月石炭輸出量は 401 万ﾄﾝ(前年度同期比 113.9%増)、石炭輸出額は 3 億 92 万 USD(前年同同期比 49.1%増)。現在、国際石炭市場は全体的に生産能力過剰で、中国国内の石炭価格は低下したものの、石炭企業の生産コスト及び輸送コストが高く、豪州およびインドネシア等の輸出大国と比較し、依然として価格的には優位ではなく、石炭輸出市場は思わしくなく、基本的には低水準で推移。 5 月のコークスおよび半成コークスの輸出量は 57 万ﾄﾝ、金額は 6,297 万 USD。1～5 月の輸出量は、累計 400 万ﾄﾝ(前年度同期比 4.4%減)、輸出額は 4 億 5,816 万 USD(前年度同期比 36.7%減)。 (石炭開発部辻誠) おことわり：本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。