インドネシア:Mitrabara Adiperdana 社 バイオマス発電事業を拡大 2016 年 6 月 16 日掲載 5 月 23 日付けの地元報道によると、石炭会社 Mitrabara Adiperdana 社は、新たに乗り出すバイオマス 発電事業の一環として、原料供給会社マリナウ・ヒジャウ・レスタリ(MHL)社を設立した。2015 年 11 月 には再生可能エネルギー発電会社ミトラ・マリナウ・エネルギー(MME)社を設立していた。バイオマス事 業への参入は、多角化の一環となる。 発電所は北 Kalimantan 州 Malinau 県にある Mitrabara 社の炭鉱隣接地での建設を予定。現在、政府 から技術支援と 37 万 1,000 USD の資金援助を受け、国営電力会社(PLN)と可能性調査(FS)の段階。商用 化が可能と判断した場合、Mitrabara 社と PLN は電力需給契約を締結する。 Mitrabara 社の石炭事業は、価格低迷で経営環境は悪化しているが、2016 年度生産目標は約 400 万トン (前年度と同水準)。積極的に輸出を行い、輸出先は、第 1 位台湾、第 2 位インド(2015 年度から輸出開始)、 第 3 位日本。2015 年度純利益は 3,470 万 USD(前年度比 2.5 倍増)。2016 年第 1 四半期純利益 812 万 USD(前年度同期比 28%増)、2016 年度設備投資は約 1,800 万 USD。 (石炭開発部 辻 誠) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確 な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとら れた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の 図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願 い申し上げます。
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