東京山の手泌尿器科専門研修施設群(基幹施設:東京医療センター) 泌尿器科専門研修プログラム概要 (専門医機構による 2 次審査中) ◎研修の理念と特色 泌尿器科専門医制度は、医の倫理に基づいた医療の実践を体得し、高度の泌尿器科専門知識 と技能とともに地域医療にも対応できる総合的診療に必要な基本的臨床能力を修得した泌尿器 科専門医の育成を図り、国民の健康増進、医療の向上に貢献することを目的とします。その中 において、本専門研修プログラムは基幹施設「国立病院機構東京医療センター」の基本理念を 継承し、患者とともに健康を考える医療の実践を実施できる医師の育成を目指すことになりま す。その特徴は、将来泌尿器科領域のいかなる方向に進む医師にとっても有意義かつ実践的な 研修が経験できるように配慮されており、都市型大病院、大学病院、小児病院、腎センター、 個人クリニックにおいて臨床経験が得られることです。また、医師として必要なリサーチマイ ンドを育成すべく、基幹施設においては臨床研究、大学病院においては基礎研究に携わる機会 も設けられています。 ◎連携施設 川崎市立川崎病院、埼玉医科大学国際医療センター、慶應義塾大学病院、琉球大学、 東京都立小児総合医療センター、東邦大学腎臓学講座 ◎専門研修プログラムの 4 年間のスケジュール •専門研修 1 年目 東京医療センターでの研修 泌尿器科的基礎知識と手術・検査技能の習得 •専門研修 2、3 年目 連携施設での研修(そのうち最低 1 年は大学病院) 連携施設で多くの症例を経験して一般的な泌尿器科診療と手術の研鑽 大学病院においては基礎研究にも従事 •専門研修 4 年目 東京医療センター・連携施設での研修 慶應義塾大学の連携大学院への入学(希望者) 専門医研修の総括と後進の指導 サブスペシャリティー分野(腎移植・小児泌尿器科・他)への取り組み ◎診療科(泌尿器科)概要 泌尿器科専門医は小児から成人に至る様々な泌尿器疾患、ならびに我が国の高齢化に伴い増加 が予想される排尿障害、尿路性器悪性腫瘍、慢性腎疾患などに対する専門的知識と診療技術を 持ちつつ、高齢者に多い一般的な併存疾患にも独自で対応でき、必要に応じて地域医療との連 携や他の専門医への紹介・転送の判断も的確に行える能力を備えた医師です。泌尿器科専門医 はこれらの診療を実践し、総合的診療能力も兼ね備えることによって社会に対する責務を果た し、地域医療にも配慮した国民の健康・福祉の増進に貢献します。
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