ンター臨床研究統括部)が▼国立病院 機構における治験の現状とSMO▼国 立病院機構研究活動実績評価方法と研 究組織の見直し▼研究ネットワークグ ループとグループリーダー▼EBM推 進のための大規模臨床研究と共同研究 ▼CRCの定数とキャリアパス▼国立 病院機構と文部科学省研究機関との共 同研究──などについて講演した。 本部アシスト型SMOの導入につい ては「SMOは院内に常駐して事務局 業務を行う。病院が入札しSMOと契 約。資金は病院が負担。CRC業務の 補 助 が 必 要 な 場 合 は、 別 途 契 約 す る 」 とその特徴を説明した。 「 国 立 病 院 機 構 優 秀 論 文 賞 」 の 創 設 に つ い て、「 年 間 に N H O の 職 員 が 筆頭筆者で掲載されたインパクトの高 い英文論文を 編程度選定する。選考 委員会で研究寄与度なども考慮して最 終選考し、国立医学会で表彰する。こ の制度によって臨床研究の業績発表を 強力に推進する」と紹介した。 関信地区治験実務者会議報告 八代智子氏(東京医療センター臨床 研究・治験推進室)が治験実務者会議 のアンケート結果を報告した。 アンケートの回答は次のようにまと められた。医師主導や臨床研究への関 心が高まっている。他施設と事例を共 有することで、今後生じる事例に積極 的に取り組むきっかけとなる。ディス 1 10 27 1 12 22 カッションを通して業務に対する個人 のモチベーションが向上した。開催側 としては、 人でも多く参加できるよ うに開催案内を早めにすることが重要 という認識に至った。 閉会挨拶(東京医療センター・鈴木義 彦薬剤科長) 私 も あ と ヵ 月 で 定 年 退 職 な の で、 有終の美を飾るということで閉会挨拶 に指名されたのだろうと思う。この連 絡会は年 回行っており、第 回とい うことは 年前から始まったというこ と。新GCPが施行されたのが平成 年。その当時はCRCの業務や、事務 局はどのようにしたらいいかという論 議 が か な り さ れ て い た と 聞 い て い る。 今日の連絡会を聞いていると、臨床研 究が増えてきて、治験連絡会とはいい ながらも臨床研究が主体になってきて いるという感想を持った。 25 10 5 25 1 1 13 2 回関信地区国立病院等治験連絡会 4 名が参加 2 演。疫学指針と臨床指針は、いずれも 医学系研究に関する指針で概ね 年毎 に見直しされてきた。近年、研究の多 様化に伴い両指針の適用範囲が複雑化 し、両指針の調整が必要であると指摘 されていた。これを受け、平成 年 月から文科、厚労両省の合同会議によ る一体的見直しが検討されてきた。 平 成 年 月、「 人 を 対 象 と す る 医 学 系 研 究 に 関 す る 倫 理 指 針( 草 案 )」 を取りまとめ、国民からの意見募集を 経て、最終案を了承。 月 日に告示 された。平成 年 月 日に施行され る。 新しい指針はインフォームド・コン セ ン ト に 関 す る 規 定 の 整 理、 イ ン フォームド・アセントに関する規定の 新設やバンク・アーカイブに関する規 定の新設などの内容で整理された。内 容 と し て は 研 究 者 等 の 責 務 の 明 確 化、 倫理審査委員会に関する規定の見直し が記載された。また、研究に関する資 料・ 情 報 等 の 保 存、 利 益 相 反 の 管 理、 モニタリング・監査などの項目が初め て記載された。 NHOの臨床研究と治験の現状と今後 26 伊藤澄信氏(NHO本部総合研究セ 4 第 1 国立病院機構本部で開催、 第 回関信地区国立病院等治験連絡 会が 月 日、国立病院機構本部で開 催され、 人が参加した。 開会挨拶(東京医療センター・武田純 三院長) いよいよ 月から色々なことが動き 始 め る。 平 成 年 か ら 平 成 年 に 向 かって、病床機能報告制度、地域医療 ビジョン策定などがある。医療事故調 査制度も議論のまっただ中にある。も う一つ研究の面では「人を対象とする 医学系研究に関する倫理指針」として 今まで つだった指針が つにまとま る。そういうこともあり、今日は熱心 にお集まりいただいた。本日の講師の 吉岡先生からしっかりとお話しをいた だいて、しっかり頭に入れていただき たいと思う。その後、機構本部総合研 究センターの伊藤先生からはNHOに おける臨床研究・治験の現況と今後に ついてお話しいただく。 人を対象とする医学系研究に関する倫 理指針 吉岡恭子氏(厚生労働省医政局研究 開発振興課)が「人を対象とする医学 系研究に関する倫理指針─疫学研究・ 臨床研究倫理指針の改正」について講 26 1 27 0 3 2 1 0 3 5 27 25 2 25 21 【ニュース・4 】 薬事新報 No. 2883(2015)
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