売れる米づくり技術情報№5 ~なんかん米 光る粒張り 粒ぞろい~ J A に 南 第 6 号 平 成 2 8 年 6 月 2 3 日 J A に い が た 南 蒲 早生品種の穂肥時期が近づいてきました。幼穂長を確認して、 適期に穂肥を確実に施用しましょう!! 1 6月 20 日現在の水稲生育状況(JA管内平均) ☆草丈は長く、葉数は早く、葉色は濃い。こしいぶきは茎数が指標値と比べて多く、生育過剰となっている。 草丈(cm) 茎数(本/㎡) 葉数(葉) 葉色(SPAD) 品種 本年 前年 指標 本年 前年 指標 本年 前年 指標 本年 前年 指標 コシヒカリ 51 41 40 473 408 455 9.6 8.7 8.6 42.0 39.4 40.0 46 39 38 578 506 460 9.7 9.1 9.2 42.8 41.8 41.5 こしいぶき 2 幼穂形成期・出穂期予想と穂肥施用のめやす ☆6 月 20 日現在の予想です。幼穂形成期、出穂期は平年より 2~3 日程度早まる見込み。 穂肥 1回目 穂肥 2回目 幼穂 品種 田植日 窒素量 出穂前 窒素量 形成期 出穂期 施用時期 出穂前 施用時期 日数 (kg/10a) 日数 (kg/10a) ゆきん子舞 5/5~10 6/30 7/23 6/28~30 25~23 1.0~1.5 7/9 14 1.0~1.5 こしいぶき 5/5~10 7/2 7/25 7/2 23 1.0 7/11 14 1.5 わたぼうし こがねもち 五百万石 5/5~10 5/5~10 5/5~10 6/30 7/6 6/29 7/23 7/30 7/22 7/1~3 7/12~15 7/2 22~20 18~15 20 1.0~1.5 1.0~1.5 1.0~1.5 7/11~13 7/20 7/10 12~10 10 12 1.0~1.5 1.0~1.5 0.5~1.0 ●穂肥を多量に施用したり、時期が早過ぎたりすると籾数過剰や登熟歩合の低下などが起こるため、適期に適量を 施用しましょう。 ・出穂予想は今後の気象により変動することがあります。 ・コシヒカリの幼穂形成期、出穂期については次号でお伝えします。 ◎ 品 種 ・ほ場 ごとに 生育 差があ るの で、 必ず幼穂長を確認して穂肥の施用時期を 判断しましょう。 幼穂長と出穂前日数の関係 こしいぶき穂肥 1 回目のめやす 幼穂 幼穂長 (cm) 0.02 0.1 0.13 0.2 出穂前日数 30 24 23 20 3 【幼穂長の測り方】 ①ほ場内の平均的な生育の稲を3株程度選ぶ。 ②1株の中で、最も長い茎を株元から引き抜く。 ③カッター等で茎を縦に割り、幼穂長を確認する。 0.5~ 4.0~ 1.0 6.0 18 12 コシヒカリ、こしいぶきともに生育過剰となっています。田面に小ヒビが入るまで 中干しを継続しましょう。 ○中干しは出穂1ヶ月前までに終了しましょう。 ○中干し終了以降は間断かん水から飽水管理へ移行しましょう。 4 管内で葉いもちの本田初発生が確認されました。葉いもち防除の徹底と、カメムシ対策 をお願いします。 ○いもち病の発生に適した気象条件が6月中旬に数日出現しています。また、3ヶ月予報では7月は 平年に比べ曇りや雨の日が多い予想となっており、平年よりいもち病が発生しやすい可能性が ありますので、葉いもちの早期発見・早期防除に努めましょう。 ○今年はカメムシの発生しやすい条件となっており、多発生することが予想されます。カメムシが 増えにくい環境を作るために、雑草の種子が結実しない間隔で畦畔や農道等の草刈りを行いましょう。 また、刈り取った雑草は放置するとカメムシや病原菌の生息地となるので、ほ場から除去しましょう。 【お問い合わせ先】 北営農センター米穀課 0256-39-7630 / 南営農センター米穀課 0258-61-2903
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