私たちの体は、40 種類以上の元素で出来て います。そのうち炭素・水素・酸素・窒素の4 元素が約 96%ほどが占めており、残りの4% の元素のことを「ミネラル(無機質)」といいます。ミネラルはビタミンと同じく、身体の機能を維 持・調節する働きを持つ、欠かせないものです。ミネラルは 114 種類存在し、その中で人間の 体に必要不可欠なミネラルが 16 種類あり、「必須ミネラル」と呼ばれています。不足すると欠 乏症を起こし、健康を損ねる可能性があります。色んな食材からミネラルを摂取しましょう!! 体内で生理機能や代謝などの生命維持を維持したり、体の構成成分になったりと、 重要な役割を担っています。体内で作ることが出来ないので、食事から摂る必要が あります。 必須ミネラル中でも、1日に必要な摂取量が100mg以上のものを 「主要ミネラル」、100mg未満のものを「微量ミネラル」と分類されています 主要ミネラル ナトリウム(食塩・醤油) 欠乏症:倦怠感・食欲不振・嘔吐・意識障害・熱痙攣 過剰症:高血圧・胃がんの促進 リン(魚介類・牛乳や乳製品・豆類・肉類) 欠乏症:副甲状腺機能亢進症 ・骨疾患 過剰症:カルシウム吸収阻害 カルシウム (牛乳や乳製品・小魚・海藻類・大豆製品・緑黄色野菜) 欠乏症:骨の発育障害・骨粗鬆症・ てんかん・テタニー(痙攣) 過剰症:泌尿器系結石・他のミネラルの吸収阻害 クロム(魚介類・肉類・卵・チーズ・穀類・海藻類) 欠乏症:耐糖機低下・糖尿病・高コレステロール血 症・動脈硬化・角膜疾患 過剰症:腎不全・呼吸障害 マンガン(穀物・豆類・種実類・小魚・豆類) 欠乏症:骨病変・成長障害 過剰症:運動失調・パーキンソン病 マグネシウム(豆類・種実類・海藻類・魚介類) 欠乏症:循環器疾患(特に虚血性心疾患) 過剰症:軟便・下痢 微量ミネラル 鉄(海藻類・貝類・レバー・緑黄色野菜) 欠乏症:鉄欠乏性貧血 過剰症:鉄沈着症 銅(レバー・魚介類・種実類・豆類・ココア) 欠乏症:貧血・毛髪異常・白血球減少・骨異常 過剰症:ウイルソン病(銅蓄積による肝・脳の変化) 亜鉛(魚介類・肉類・穀類・種実類) 欠乏症:食欲不振・湿疹・創傷治癒障害・うつ障害・ 免疫機能低下・味覚異常・生殖異常 過剰症:胃腸の刺激・血清アミラーゼ値の上昇・膵 臓の異常・LDL の増加・HDL の低下 セレン(魚介類・肉類・卵) 欠乏症:心筋障害 過剰症:疲労感・焦燥感・毛髪の脱落・爪の変化・ 悪心・嘔吐・腹痛・下痢・末梢神経障害 モリデブン(豆類・穀類・レバー) 欠乏症:成長障害 過剰症:銅の排出促進による銅欠乏症 ヨウ素(海藻類・魚介類) 欠乏症:甲状腺腫 過剰症:甲状腺腫・甲状腺機能亢進の悪化 ※赤字で書かれている症状は、日本人が起こりやすい症状といわれています。 お体の状態で気になる症状がある方は、医師に相談しましょう。 出典・参考資料:農林水産省(Web ページ) ・ビューティーヘルシー(Web ページ)
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