PowerPoint プレゼンテーション

ビタミン
B以外
栄養素であり,糖質,脂質,タンパク質,
無機質以外に必要とされる有機物13種類
(フィロキノン,メナキノン)
150915(3講時)生化学
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ビタミンAはほとんどが野菜のb-カロテンに由来
カロテノイド
• a-,b-,g-カロテン
• クリプトキサンチンなど
植物界に存在するプロ
ビタミンA
β-カロテンが最も
生理作用が強い
β-カロテンは腸内で酸化的切
断で2分子のレチナールを生
じる(ヒトは低効率)
レチノイド(ビタミンA
ファミリー)
• レチノール
• レチナール
• レチノイン酸
相互変換
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腸内粘膜でレチノール,b-カロテンが吸収
↓
腸内粘膜で長鎖脂肪酸とエステル化し,キロミクロン成分としてリンパ系に分泌,
肝臓に取込まれ貯蔵
↓
必要に応じて放出され,レチノール結合タンパク質によって肝外の組織に輸送
↓
受容体に結合し,レチノールだけが細胞内に入っていく
↓
細胞内レチノール結合タンパク質が存在し,レチノールを核へ輸送する
標的組織
レチノールはレチノイン酸に酸化され,
核受容体に結合する
活性化レチノイン酸受容体はクロマチ
ンに結合し,特異的な遺伝子の発現を
活性化する
(転写制御因子ファミリー)
ステロイド,甲状腺ホルモン,活性型
ビタミンD3,ビタミンA
網膜
全trans-レチノール
全trans-レチナール
11-cis-レチナール
オプシン
ロドプシン(視覚色素)
光
オプシン
全transレチナール
この過程が引き金となってイン
パルスが起こり,視神経によっ
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て脳へと伝達される
成長に必要
ビタミンAの欠乏により食欲低下(味蕾の角質化が原因か?)
骨の成長が遅れて,神経系の発育に見合う成長速度がいじできなくなり,
中枢神経系の障害が生じる
生殖(レチノール,レチナール)
男性では精子形成,女性では胎児吸収のそがいなど,正常な生殖に重要
上皮細胞の維持
正常な上皮細胞の分化,粘液の分泌に重要
欠乏症
夜盲症 night blindness
眼球乾燥症 xerophthalmia
ビタミンA過剰症 hypervitaminosis A
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ビタミンD
活性型ビタミンDの前駆体
a エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)植物由来
b コレカルシフェロール(ビタミンD3)
①食品(動物由来)
②7-デヒドロコレステロールより
ビタミンDの活性化(肝,腎で水酸化)
1,25-(OH)2-VD
a
食品
作用
①転写制御. 1,25-(OH)2-VD-受容体複合体はビタミ
ンAと同様,細胞内受容体に結合し,標的細胞の核内
のDNAに結合し,選択的に遺伝子の発現を刺激した
り,特異的に遺伝子の転写を抑制したりする.
②血中のカルシウムとリン酸の調節.
1,25-(OH)2-VDは,細胞内に入り,細胞内受容体と
結合し,核内に移行し,特異的なDNAと相互作用し,
その結果,特異的なカルシウム結合タンパク質の合
成が増え,カルシウム吸収が促進される.
③血中のカルシウムとリン酸の調節.
骨からのカルシウムとリン酸の動員を刺激
b
紫外線 皮膚
7-デヒドロコレステロール
欠乏症
(小児) くる病
(成人) 骨軟化症
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ビタミンK
主要な役割
さまざまな血液凝固因子の翻訳後
修飾=グルタミン酸のカルボキシ
ル化反応の補酵素として働き,
γ-カルボキシグルタミン酸(Gla)
を形成
Glaが存在
血液凝固因子
Ⅱ,Ⅶ,Ⅸ,Ⅹ
骨のオステオカルシン
欠乏症
新生児メレナ
植物
メナジオン
(合成品)
腸内細菌叢
ビタミンKの阻害剤
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ビタミンE
トコフェロール(a, b, g, d)とトコトリエノール( a, b, g, d )があり,
a-トコフェロールが最も活性が高い
ビタミンEの機能 体内の最も重要な抗酸化物質で,膜の脂質相で作用し,フ
リーラジカルの効果を止め防御する.
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抗酸化
フリーラジカルは不対電子をもつ反応性の高い分子 → 他の分子と衝突して
電子を引き抜くか,供与して安定な状態になり,寿命が非常に短い(10-9~
10-12秒).衝突した相手の分子を新たなラジカルにする.
生物にとって最も傷害性の高いラジカルは酸素ラジカルである.
スーパーオキシドアニオンラジカル
O2-•
ヒドロキシルラジカル
HO•
活性酸素は核酸,タンパク質,細胞膜や血漿リポタンパク質などの脂質に傷害
を与える
がん
活性酸素
アテローム性動脈硬化症
スーパーオキシド
O2-・
冠動脈疾患
1O
一重項酸素
2
自己免疫性疾患
ヒドロキシルラジカル
HO・
過酸化水素
H2O2
抗酸化
セレン
ビタミンC,ビタミンE,β-カロテン
ポリフェノール化合物
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葉酸 folic acid
葉酸は体内でテトラヒドロ葉酸(THF)に変換され,核酸のプリンおよびピ
リミジン塩基合成,アミノ酸代謝などで重要な役割をはたす
テトラヒドロ葉酸は,Ser, Gly, His のような供与体から1炭素単位を受取
り,アミノ酸やプリンやチミジン一リン酸(TMP)合成の中間代謝物に転移
する.
folic acid
2 (NADPH + H+)
2 NADP+
葉酸の欠乏症
巨赤芽球性貧血
(核酸代謝が影響を受けて)
THF
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シアノコバラミン(ビタミンB12)
植物に存在しない.微生物により合成.
肝臓,全乳,卵,カキ,新鮮エビ,豚肉,鶏肉
補酵素型―
メチルコバラミン
アデノシルコバラミン
分子内にCoを含むので赤色
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B12の作用と欠乏症
作用:2つの重要な酵素反応に必要
①メチル化反応:ホモシステインを再メチル化してメチオニンを合成する反応
メチルテトラヒドロ葉酸
THF
ホモシステイン
メチオニン
②異性化反応:アミノ酸の分解や奇数炭素原子の脂肪酸の分解過程で作られる
メチルマロニルCoAの異性化
脂肪酸
メチルマロニルCoA
スクシニルCoA
欠乏
① テトラヒドロ葉酸の合成量が減り,貧血
② 異常な脂肪酸が蓄積して細胞膜にとりこまれる.これが神経系でも生じ,
ビタミンB12欠乏症神経症状の一部の要因になる
③ 悪性貧血
腸からの吸収障害(内因子が不足)
内因子(糖タンパク質)の合成を行う胃壁細胞の自己免疫傷害
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アスコルビン酸(ビタミンC)
役割
コラーゲンのプロリル基やリシル基の水酸化
(ヒドロキシル化)
結合組織の維持や損傷治癒に非常に重要
腸での食物中からの鉄の吸収を促進する
プロリルヒドロキシラーゼ
オステオカルシン生成
補体C1q合成
アスコルビン酸欠乏症
壊血病
歯肉の出血と腫脹,動揺歯,脆弱血管,関節腫大,
貧血などを特徴とする
原因の多くは,コラーゲンの水酸化不足による結合組織不全
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ピリドキシン(ビタミンB6)
ビタミンB6:
ピリドキシン 植物由来
ピリドキサール 動物由来
ピリドキサミン 動物由来
ビタミンB6は補酵素ピリドキサールリン
酸の前駆体になる
ピリドキサールリン酸は多くの反応の補
酵素になる.特にアミノ酸が関与する反
応を触媒する
アミノ基転移
脱アミノ
脱カルボキシル
縮合
欠乏症:結核治療薬,イソニアジドは,
ピリドキサールリン酸と不活性型の誘導
体を形成してビタミンB6欠乏症を誘発す
る.
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チアミン(ビタミンB1)
糖代謝に必要な酵素の補酵素
チアミンピロリン酸(TPP)は,ピロリン酸基をATPからチアミンに転移して生成
反応性炭素
トランスケトラーゼによるケトールの
生成や分解
a-ケト酸の酸化的脱炭酸反応の補酵素
チアミン欠乏症
脚気
TPP
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ナイアシン
ニコチン酸とニコチン酸アミドの総称
補酵素型はNAD+とNADP
脱水素酵素(デヒドロゲナーゼ)の補酵素
体内で合成可能(肝でTrpから)
NAD+
NADH
(還元型)
欠乏症
ペラグラpellagra
皮膚炎 dermatitis
下痢 diarrhea
痴呆 dementia
NADP
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リボフラビン(ビタミンB2)
リボフラビンがリン酸化すると
FMNになり,
FMNにAMPが結合すると
FADになる.
リボフラビン
ビタミンB2
ATP
ADP
FMN
ATP
PPi
脱水素酵素の補酵素
欠乏症
皮膚炎,口角症(口角の亀裂),
舌炎(平坦で,紫がかって見える舌)
フラビンモノヌクレオチド
FAD(フラビンアデニンジヌクレオチド)
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ビオチン
カルボキシル化反応において補酵素として,活性二酸化炭素の担体と
なる
主に脂質・糖質代謝に関わる
アセチルCoAカルボキシラーゼ
プロピオニルカルボキシラーゼ
ピルビン酸カルボキシラーゼ
卵の白身にあるタンパク質,
アビジンavidinはビオチンと
強固に結合
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パントテン酸
パントテン酸
• 補酵素A(coenzyme A)の構
成成分であり,アシル基の転
移反応
• 脂肪酸合成酵素の構成成分
補酵素Aはチオール(-SH)を含み,
チオールエステルとしてアシル基を運
搬する
アシル基(R-CO-)
ホルミル基
アセチル基
プロピオニル基
ブチリル基
マロニル基
スクシニル基
HCOCH3COC2H5COC3H7CO-COCH2CO-CO(CH2)2CO-
補酵素A(CoA)
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関係のあるビタミン名
アスコルビン酸
チアミン
ピリドキサールリン酸
シアノコバラミン
リボフラビン
コレカルシフェロール
レチノール
トコフェロール
フィロキノン
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